2017年5月分工作機械受注総額は1298.9億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2017年5月分の受注実績は以下の通り。
2017年5月分工作機械受注総額は、1298.9億円(前月比△2.9% 前年同月比+24.5%)となった。受注総額は3カ月連続の1,200億円超。1,000億円超は7カ月連続。前月に引き続き政策効果が寄与。内外需とも堅調に推移。
内需は510.6億円(前月比+1.2% 前年同月比+31.4%)で、3カ月連続の500億円超。5月の500億円超は、2015年(528億円)以来2年ぶり。ものづくり補助金の効果が寄与(2015年は省エネ補助金)。
外需は788.3億円(前月比△5.3% 前年同月比+20.3%)で、アジアが減少し、外需総額は3カ月ぶりの800億円割れも、主要3極とも堅調。高水準の受注が継続。
国内外ともに市況の回復が窺えるが、海外市場の回復の継続性や為替動向など今度を注視。
5月分内需
510.6億円(前月比+1.2% 前年同月比+31.4%)。
・3カ月連続の500億円超。
・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比は4カ月連続増加。補助金効果のみならず、自動車や半導体関連で堅調な動き。
① 一般機械 204.9億円(前月比+1.9% 前年同月比+29.8%)
うち金型 20.9億円(前月比△9.2% 前年同月比△7.3%)
② 自動車 147.3億円(前月比△17.7% 前年同月比+25.3%)
うち部品 109.7億円(前月比△11.8% 前年同月比+23.3%)
③ 電気・精密 62.6億円(前月比+28.3% 前年同月比+107.7%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 19.8億円(前月比+29.1% 前年同月比△13.1%)
5月分外需
788.3億円(前月比△5.3% 前年同月比+20.3%)
・3カ月連続の750億円超。
・前月比2カ月連続減少、前年同月比6カ月連続増加。
・中国をはじめアジアでの前月比減少が影響も高水準の受注。欧州、北米も堅調。
①ア ジ ア:394.7億円(前月比△14.6% 前年同月比+49.0%)
・東アジア:317.7億円(前月比△14.0% 前年同月比+50.9%)
〈中 国〉272.9億円(前月比△12.5% 前年同月比+63.9%)
・その他アジア77.0億円(前月比△16.8% 前年同月比+42.0%)
〈タ イ〉25.0億円(前月比+72.5% 前年同月比+65.2%)
〈イ ン ド〉24.8億円(前月比△54.3% 前年同月比+39.8%)
②欧 州:170.1億円(前月比+8.9% 前年同月比+6.8%)
〈ド イ ツ〉41.8億円(前月比+30.8% 前年同月比△7.0%)
〈イタリア〉35.8億円(前月比+53.1% 前年同月比+65.9%)
③北 米:207.4億円(前月比+0.3% 前年同月比△7.0%)
〈アメリカ〉181.2億円(前月比△2.2% 前年同月比+5.7%)
〈メキシコ〉 12.0億円(前月比△14.7% 前年同月比△74.2%)