「今年は工業会が発足して60年」日本金型工業会が第5回定時総会を開く
2017年06月26日
日本金型工業会(会長=牧野俊清・長津製作所会長)が、6月2日、名古屋市内のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で第5回定時総会を開いた。
牧野会長は、あいさつの中で、「一般社団法人としては5回目だが、工業会が発足してから数えると60回目の記念すべき時であり、今秋には、金型マスター認定制度を行う予定である。日本が金型の世界ブランドであり、新しい時代を切り拓いていくという意気込みのもとこの認定制度をスタートさせる次第だ」と意気込みを見せた。
牧野会長は、あいさつの中で、「一般社団法人としては5回目だが、工業会が発足してから数えると60回目の記念すべき時であり、今秋には、金型マスター認定制度を行う予定である。日本が金型の世界ブランドであり、新しい時代を切り拓いていくという意気込みのもとこの認定制度をスタートさせる次第だ」と意気込みを見せた。
金型業界の状況については、「リーマンショックでかなり厳しい状況にあったが、その後、ほぼ順調に金型の生産額は上がっている。今後さらに取り戻して行ければ良いと考えている。今年の褒章では、KTXの野田泰義会長が旭日双光章を授章され、誠に嬉しく思っている。現在、ものづくりは世界で大競争時代に突入した。米国がIoTを述べ、ドイツがインダストリー4.0を、中国においてもメイドインチャイナ2025を出したが、これは2025年には製造大国から製造強国に変わろうということ。このような中で日本は今年の3月に安倍首相がコネクテッドインダストリーズという標語を新たに出された。モノとモノが繋がるだけでなく、人間と機械、システムが繋がる。当工業会も、企業と企業、人と人が結び合うとことにより新たなことができるチャンスの会ではないか、と考える」と述べた。
平成28年度事業報告、同決算報告並びに監査報告、平成29度事業計画案、同収支予算案を承認した。
蘆田和也 経済産業省製造産業局素形材産業室 室長が来賓を代表してあいさつを述べた後、閉会をした。
第二部の講演会では、「第4次産業革命と人工知能技術戦略」をテーマに、渡邊政嘉 経済産業省産業技術環境局 産業技術政策課 課長が講演をした。第三部の懇親会では、小出 悟副会長(小出製作所社長)が、「先ほどの講演会で、われわれの工業会が今後、どんな形に変われば良いのかを教えて頂いた気がしたが、なかなか難しい側面もある。モノや情報も繋がり合いながら、なにか見つけ出さなければならない」とあいさつをした。
井上真一 牧野フライス製作所 社長の乾杯の発声で開宴し、宴もたけなわの頃、散会した。