2017年6月分工作機械受注総額は1429.7億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2017年6月分の受注実績は以下の通り。
2017年6月分工作機械受注総額は、1429.7億円(前月比+10.1% 前年同月比+31.1%)となった。受注総額は3カ月連続の1400億円超。月間受注は過去3番目の高水準。政策効果の継続に加え、スポット受注も寄与。
内需は546.9億円(前月比+7.1% 前年同月比+7.8%)で、4カ月連続の500億円超。本年最高額。国内需要は堅調に推移。ものづくり補助金の効果も一部継続。
外需は882.7億円(前月比+12.0% 前年同月比+51.4%)で、2か月ぶりの800憶円超。6月としては過去最高額(従来11月6月:868.9憶円)主要3極すべてでスポット受注が発現。高水準の受注が継続。
国内外ともに市況の回復が窺えるが、海外市場の回復の継続性や納期の長期化など、今後を注視。
6月分内需
546.9億円(前月比+7.1% 前年同月比+7.8%)。
・4カ月連続の500億円超。本年最高額。
・前月比2カ月連続増加。前年同月比は5カ月連続増加。補助金効果の継続に加え、プライベートショー効果も寄与。国内需要は堅調に推移。
① 一般機械 233.2億円(前月比+13.8% 前年同月比+6.4%)
うち金型 29.2億円(前月比+39.8% 前年同月比△9.0%)
② 自動車 164.3億円(前月比+11.5% 前年同月比+14.6%)
うち部品 113.6億円(前月比+3.6% 前年同月比+12.2%)
③ 電気・精密 54.7億円(前月比△12.6% 前年同月比+23.0%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 25.6億円(前月比+29.0% 前年同月比△6.0%)
6月分外需
882.7億円(前月比+12.0% 前年同月比+51.4%)
・2カ月ぶりの800億円超。
・前月比3カ月ぶり増加、前年同月比7カ月連続増加。
・主要3極すべてスポット受注が発現し堅調。欧州はリーマンショック以降の最高額。
① ア ジ ア:468.7億円(前月比+18.7% 前年同月比+83.3%)
・東アジア:362.8億円(前月比+14.2% 前年同月比+78.4%)
〈中 国〉309.3億円(前月比+13.3% 前年同月比+97.3%)
・その他アジア105.9億円(前月比+37.5% 前年同月比+102.5%)
〈タ イ〉17.9億円(前月比△28.6% 前年同月比△1.4%)
〈イ ン ド〉59.4億円(前月比+139.3% 前年同月比+486.1%)
② 欧 州:179.8億円(前月比+5.7% 前年同月比+27.7%)
〈ド イ ツ〉36.7億円(前月比△12.1% 前年同月比△7.5%)
〈イタリア〉35.0億円(前月比△2.2% 前年同月比+65.3%)
③ 北 米:223.8億円(前月比+7.9% 前年同月比+26.0%)
〈アメリカ〉183.2億円(前月比+1.1% 前年同月比+19.9%)
〈カナダ〉 21.3億円(前月比+48.9% 前年同月比+228.4%)