ヤマザキマザックが さらに生産性を向上させた対向2スピンドル2タレットCNC旋盤「DUALTURN200」の販売を開始
ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、このほど、最新型CNC装置を搭載した中小型部品の加工に最適な対向2スピンドル2タレットCNC旋盤「DUAL TURN200」の販売を開始した。
DUAL TURN シリーズは同一能力のスピンドルとタレットを左右対称に配置した構造により、1台で同クラスの機械2台分の加工能力を持つCNC旋盤。左右のスピンドルでのワーク自動受渡しによる連続加工や異なるワークの左右同時加工により、中小型部品加工の工程集約を小フロアスペースで実現、さらにはバーフィーダーやガントリーローダーなど自動化システムとの組み合わせにより、バー材からの多数個取りなど量産部品の長時間連続加工を実現している。
今回発表した「DUAL TURN200」は、最新型CNC装置「MAZATROL SmoothC」を新たに搭載したことによる高速制御と高い操作性のほか、熱変位制御機能「サーマルシールド」による高精度加工、メンテナンス機器の集中配置による高い保守性を実現するなど、生産性をさらに向上させている。
同社では、「高精度な連続加工を実現するDUAL TURN 200は、世界的に需要の高まる自動車用部品など、中小型部品の量産加工における高効率化に貢献する」としている。
「DUAL TURN200」」の特長
1.1台で同クラスのCNC旋盤2台分の加工能力
加工ワークの自動受渡しによる連続加工のほか、異なる加工ワークの左右同時加工が可能。
2.高品位で安定した連続加工
切粉の排出性が良好なタレット構造と熱変位制御機能「サーマルシールド」搭載により、高品質で安定した連続加工を実現。
3. 多様な自動化システムに対応
バーフィーダーやガントリーローダーとの組み合わせによる自動化対応など、顧客のニーズに合わせたさまざまなシステム展開が可能。
4.最新型CNC装置「MAZATROLSmoothC」の搭載とエルゴノミクスデザインの採用により、生産性がさらに向上
最新型CNC装置「MAZATROL SmoothC」搭載による高速制御と高い操作性を実現。また、CNC操作盤への高い接近性による加工プログラミング時の負担軽減や、油圧・エア・潤滑ユニットの集中配置によるメンテナンス作業の工数削減など、エルゴノミクス(人間工学)に基づいた機械デザインにより生産性がさらに向上。