2017年7月分工作機械受注総額は1,336.6億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2017年7月分の受注実績は以下の通り。
 2017年7月分工作機械受注総額は、1,336.6億円(前月比△6.5% 前年同月比+28.0%)となった。受注総額は9カ月連続の1,000億円超。17年の1,300億円超えは4度目。内外需とも堅調に推移。

 内需は552.2億円(前月比+1.0% 前年同月比+7.6%)で、5カ月連続の500億円超、2カ月連続で本年最高額を更新。国内需要は主要業種を中心に堅調に推移。
外需は784.4億円(前月比△11.1% 前年同月比+47.7%)で、大口受注の剥落等により2カ月ぶりの800億円割れも。主要3極とも高水準の受注が継続。

 国内外ともに市況の回復が続いているが、海外市場の回復の継続性や納期の長期化など今度を注視。

7月分内需

522.2億円(前月比+1.0% 前年同月比+7.6%)。

・24カ月ぶりの550億円超で本年最高額。500億円超は5カ月連続。
・前月比3カ月連続増加。前年同月比は6カ月連続増加。自動車や半導体関連を中心に主要業種は堅調に推移。

① 一般機械  225.7億円(前月比△3.2% 前年同月比+9.6%)
  うち金型   20.3億円(前月比△30.6% 前年同月比△33.9%)

② 自動車   191.6億円(前月比△16.7% 前年同月比+15.8%)
   うち部品   123.4億円(前月比+8.6% 前年同月比+4.7%)

③ 電気・精密 53.0億円(前月比△3.0% 前年同月比+25.9%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 20.6億円(前月比△19.5% 前年同月比△7.5%) 

7月分外需

784.4億円(前月比△11.1% 前年同月比+47.7%)

・5カ月連続の750億円超。
・前月比2カ月ぶり減少、前年同月比8カ月連続増加。
・主要3極で堅調持続。欧州はリーマンショック以降の最高額を2カ月連続で更新。

①ア ジ ア:356.3億円(前月比△24.0% 前年同月比+68.7%)
・東アジア:281.0億円(前月比△22.6% 前年同月比+82.2%)
〈中 国〉224.4億円(前月比△27.5% 前年同月比+96.1%)
・その他アジア:75.3億円(前月比△28.9% 前年同月比+32.2%)
〈タ  イ〉17.4億円(前月比△2.5% 前年同月比+23.2%)
〈イ ン ド〉33.9億円(前月比△42.9% 前年同月比+68.5%)

②欧 州:183.3億円(前月比+1.9% 前年同月比+27.1%)
〈ド イ ツ〉41.4億円(前月比+12.8% 前年同月比+27.4%)
  〈イタリア〉32.2億円(前月比△7.9% 前年同月比+65.5%) 
③北   米:221.8億円(前月比+0.9% 前年同月比+35.4%)
〈アメリカ〉191.1億円(前月比+4.3% 前年同月比+42.3%)
〈メキシコ〉 16.2億円(前月比△16.4% 前年同月比△26.6%)

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