長い突き出し時のビビリを防止! 「スマートダンパー」が加工時間を短縮!

加工現場でよく聞く悩みにビビリがある。ビビリは工具寿命を悪化させ、面品位を落とすやっかいなものだ。
高速高能率加工でクオリティの高い製品をつくるためには、このビビリをなんとしても排除しなければならないのだが、ビビリをなくすためには切削速度も重要であり、現場では回転数を下げて時間をかけて加工を行っているのが現状である。
高能率加工で時間を短縮し、利益を出すための工夫とは―――。・
今回、大昭和精機(本社=東大阪市西石切3-3-39)が製造している防振機構内蔵の「スマートダンパー」に注目し、その魅力を記載する。

特殊ダイナミックダンパーによりビビリをシャットアウト!

ビビリをなくすために加工現場は日々苦戦している。ものづくりの現場では当たり前になった“高付加価値”と“高品質”。品質を保ちつつ、スピーディに加工するためにも、加工時間は短縮したいものだ。
“なんとしても長い突き出し時のビビリを防止したい“という現場の声に応えた同社。「スマートダンパー」のウリはなんといっても防振が優れていること。切削速度もアップしたまま仕上げ面も良好であり、他社品と比べ加工能力も6倍向上している。また、ワーク計上に合わせた段付きホルダ形状や様々なインターフェイスに対応するために、特殊設計品も提供しているのも嬉しい。

ところで大昭和精機といえば、優れた技術力と品質の良さに定評があるメーカーであり、ユーザーの加工イメージをあげるブランドとしても有名である。ツーリングひとつとっても、加工現場の立場に立って製造されている。
同社販促企画部部長 古賀秀次氏は、「われわれは、ツーリングの形にもこだわっています。作業者が手にしっくりくる感じを大切にしています」と話す。

近年、材料も多岐にわたるようになり、現場は材料に合った加工条件を探すのにも苦労するようになったといえる。新製品を導入してもそれが合致するものか分からないのが現状であろう。
「お客様の条件で良い加工ができるかどうか実際使用してみないと分からないので、弊社は貸し出しができるようにしております」とのこと。ぜひ、この機会に試してみてはいかがだろうか。

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