ジェイテクトが簡単に設備稼動状態を見える化「「JTEKT-SignalHop」販売開始

 ジェイテクト(社長=安形哲夫氏)が、このほど設備の稼働状態を表示する状態ランプを監視し、稼働状態を見える化する「JTEKT-SignalHop」の販売を開始した。

 同社では、「モノだけではなく、人やサービスもつなげる」という意味でIoT(Internet of Things)ではなく、IoE(Internet of Everything)としており、IoEの導入・進化のステップを次のように定義し、それぞれのステップで4つのIoEソリューションを提案している。

「JTEKT-SignalHop」は、ステップ1「つながる」、ステップ2「見える化」の両方を実現する、簡単に設置可能な“つなげて、見える化する”ソリューション。また、実際に設備が使用される現場のミストや粉じんといった環境リスクにも対応しており、工作機械メーカー、そして長年にわたりTPS(トヨタ生産方式)を支えてきたラインビルダーでもあるジェイテクトならではの特長がつまっている。

●既存の設備にアドオン
「JTEKT-SignalHop」は、離れた場所の状態ランプの点灯状態を監視し、“導入コストを抑え”、かつ“すぐに見える化”を実現。設備の稼動状況をリアルタイムに把握する。

① あらゆるメーカー製の状態ランプに対応できる機構となっており、既存の状態ランプを交換する必要がない。
② 送信機は、電池で動作するため、外部からの電源線等の配線作業は一切不要。電気工事者の手配不要・コスト減となる。
③ 既存の状態ランプへ接着するだけなので、工場の稼働日でも取り付けは可能。
④ 切削加工で発生するミストや粉じん等、工場内の環境リスクにも対応した仕様。
⑤ 設備の稼働状態は送信機から受信機へ無線で自動転送され、稼働状態を見える化する。

●見える化機能を標準で搭載
「JTEKT-SignalHop」の受信機は最大50台の送信機に対応可能。設備の稼働状態を標準で搭載した各種見える化機能により、顧客のPC等で簡単に表示することができる。設備の稼働累積時間表示、異常発生回数表示、異常発生累積時間のリアルタイム表示、データ保存(CSVファイル)等が可能。

 なお、同社では送信機を年間500台、受信機は年間50台の販売を目標としている。

 希望小売価格(税別)は以下の通り。

■JTEKT-SignalHop  送信機
・一般環境仕様品 40,000円
・耐環境仕様品 50,000円 *1
※IP55 等級

■JTEKT-SignalHop  受信機
・標準仕様品 500,000円 *2
・高機能仕様品 650,000円 *2
※ガントチャート表示機能付

*1:充電機能付タイプもラインナップしている。
*2:受信機1 台で送信機50 台まで対応できり。

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