セコ・ツールズがPerfomax™ の設計を見直し、ドリル性能をさらに最適化
2017年11月01日
「Seco Perfomax」 刃部交換式ドリルが、設計を新たに見直した。
これにより、ドリルパラメータの高度化、より長い工具寿命、優れた切り屑処理および排出を実現。新設計のフルートは、特殊な減摩表面やレーザーにより硬化処理されたフロントなどの革新的な機能により、強度、安定性、精度が向上している。
Perfomax のフルートは、ねじれ角部分および中央の切り屑部分が大きくなっており、切り屑排出がスムーズで、同社が開発した切り屑とフルート面の間の接触を最小限にする波型パターンが採用されている。切り屑がより短くなり、すぐに除去されるため、切り屑が詰まるリスクが大幅に低減され、加工安全性がさらに高まっている。また、フロントは同社のレーザーで硬化処理され、ドリル本体の工具寿命が最大 140%向上している。HRC 60 の硬度により、切り屑による浸食にもより長期間耐えることができる。さらに、Perfomax の設計を見直すことで、ドリルのチップポケット底部の半径を拡大し、剛性を強化した。
Perfomax の DS2050 および DS4050チップ材種は、特にチタンやチタン合金などの耐熱材に最適。新開発の柔軟な MP 形状および MC 形状により、生産性と工具寿命が向上している。DS2050 は外周切削用のチップ、DS4050 は中央切削用のチップ。なお、ドリル本体には、径 15mm ~ 59mm (0.594 インチ~ 2.375 インチ)、長さと直径比 2xD、3xD、4xD、5xD、大半のスピンドルインターフェースを用意している。