「国内外から信頼される業界を目指して日本経済を支えていく」 日本工作機械輸入協会が賀詞交歓会を開く
2018年01月18日
日本工作機械輸入協会(会長=中川貴夫 シーケービー 社長)が1月10日、都内の第一ホテル東京で賀詞交歓会を開いた。
あいさつに立った中川会長は、「輸入工作機械は日本の近代化や工業化の基盤をなすものであり、当協会はその発展と推進において貢献してきた。今後もグローバル時代における日本人のものづくりを支えるため、一層の努力をしていく」と意気込みを示したあと、昨年の工作機械の輸入通関実績に触れた。それによると、2017年の工作機械の輸入通関実績は、約890億円となった。一昨年の2016年から約4%減となった。本邦通関ベースの数字であるため三国間貿易の場合はカウントされない。「業界各社の好業績からみて、三国間貿易分が増加したものかと推測している。」と述べた。
あいさつに立った中川会長は、「輸入工作機械は日本の近代化や工業化の基盤をなすものであり、当協会はその発展と推進において貢献してきた。今後もグローバル時代における日本人のものづくりを支えるため、一層の努力をしていく」と意気込みを示したあと、昨年の工作機械の輸入通関実績に触れた。それによると、2017年の工作機械の輸入通関実績は、約890億円となった。一昨年の2016年から約4%減となった。本邦通関ベースの数字であるため三国間貿易の場合はカウントされない。「業界各社の好業績からみて、三国間貿易分が増加したものかと推測している。」と述べた。
また、昨年9月にドイツ・ハノーバーで開催されたEMO2017について、「約13万人の来場者を数えた。当協会からも42名からなる視察団を組み大変有意義なミッションとなった。」と感想を述べたあと、「今年はIMTSへの視察団を予定している」とし、参加を呼びかけた。また、「当協会では2月7日から9日にかけてパシフィコ横浜でテクニカルショー2018に出展する。会員企業10社が共同出展し世界の特長ある輸入機並びに周辺機器を紹介するという新たなチャレンジをする。」と述べ、本年開催されるJIMTOFについても、「当協会会員企業の世界の超一流の技術・製品が出展され、社業ひいては業界の益々の活性化に導かれることが期待される。2020 年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、カウントダウンが始まった。わが国は世界で最も信頼される国のひとつである。当協会でも、国内外から信頼される業界を目指しものづくりを通じて日本経済をしっかりと支えていく。」と意気込みを示した。
続いて来賓を代表して、片岡隆一 経済産業省 製造産業局 産業機械課長が、「工作機械はものづくりの原点。日本がものづくり大国になる過程において、もとは輸入から始まった。今となっては世界に冠たる工作機械の製造国であり輸出国でもあるが、国内メーカーだけではつくり込めない、世界の最先端の機械を入れ、それが日本のものづくりを底上げし、ものづくり大国を支えているという好循環を続けている。アベノミクスがはじまって5年間、名目GDP56兆円増の中で、設備投資は海外のみならず国内もしっかりと歯車が回り始め、世界的も好調である。海外の良い工作機械を日本に紹介し、日本のものづくりのアップグレードにぜひ貢献していただきたい。特に日本は少子高齢化が進んでいる。こうした中で自動化・ロボット化などの需要が高まってくると思われる。一方で日本の屋台骨を支えている自動車産業も大きな時代の変革である。EV化、電動化の流れの中でも、足元の景気の良さとは別に中期的な課題としてものづくりの変革の方向性を見極めていかなければならない。」とあいさつをした。 乾杯の発声はイタリア大使館貿易促進部のルイジーナ チローネ氏が行った。宴もたけなわのころ散会した。