「今年は需要に応えていく」日本工作機器工業会が賀詞交歓会を開く
2018年02月04日

平成29年秋の褒章で藍綬褒章を授章した寺町会長はお礼の言葉を述べたあと、「私どもは古い産業と思われているところもあるが、どんなにITが普及しAIが進展しロボット化されようと、部品がきちんと供給されないと高精度なものができない。ものが多く使われるようになるために、また小型・微細化に進んでいくためにわれわれが日夜、研鑽を積んで、さらに良いものをさらに提供していかなくてはならない。そういった産業をわれわれが支えていくという自負をもっていければと思っている。今、日本の設備投資産業は自動化ロボット化が進んでいる。また人手不足もあり自動化は避けられず、機械の高度化が進んでおり、まさにわれわれがその成長の趨勢を握っている。」と述べ、2017年度の販売額について、「昨年は1900億円を超えるのではないかと話したが、10年ぶりに2000億円台に到達できた。」とし、今年の予想については、「まだ集計中だが、日工会が1兆7000億円、ロボット関係団体が1兆円、半導体製造装置関連が2兆1600億円という数字を挙げている。したがって2007年の過去最高の数字をオーバーする数字を今年は達成しなければならない。その覚悟をもって、当工業会は日々生産と販売に努力をしていきたい。今年は元気をもって需要に応えていく。」とした。

乾杯の発声を北川祐治 副会長(北川鉄工所 社長)が行った。宴もたけなわの頃、散会した。