2018年1月分工作機械受注総額は1,543.9億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2018年1月分の受注実績は以下の通り。
2018年1月分工作機械受注総額は、1,543.9億円(前月比△6.9% 前年同月比+48.8%)となった。3カ月連続の1,500億円超で、過去3番目。1月としての過去最高額。国内外の需要は依然旺盛。1,000億円超は15カ月連続。
内需は556.1億円(前月比△12.3% 前年同月比+47.3%)で、リーマンショック以降、1月での500億円超は初(従来最高:16年1月 395.7億円)。11カ月連続の500億円超。自動車や半導体を中心に堅調持続。
外需は987.8億円(前月比△3.6% 前年同月比+49.7%)で、3カ月ぶりの1,000億円割れも、前々月、前月に次ぐ過去3番目の高水準。主要3極すべてで高水準の受注が継続。
国内外ともに今後も堅調に推移するものと期待。他方、各種海外リスクや部品調達難に関連した動きなどを注視。
1月分内需
556.1億円(前月比△12.3% 前年同月比+47.3%)。
・2カ月ぶりの600億円割れ。11カ月連続の500億円超。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比12カ月連続増加。
・17年平均内需総額(524億円)を上回る高水準。
① 一般機械 225.1億円(前月比△17.4% 前年同月比+66.0%)
うち金型 19.5億円(前月比Δ4.5% 前年同月比+26.2%)
② 自動車 171.8億円(前月比△6.7% 前年同月比+27.5%)
うち部品 129.3億円(前月比△2.1% 前年同月比+37.6%)
③ 電気・精密 57.4億円(前月比△12.8% 前年同月比+49.9%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 34.2億円(前月比+37.7% 前年同月比+104.6%)
1月分外需
987.8億円(前月比△3.6% 前年同月比+49.7%)
・3カ月ぶりの1,000億円割れも過去3番目。
・前月比2カ月連続減少。前年同月比14カ月連続増加。
・世界的な景気拡大により先進国、新興国ともに堅調。主要3極とも高水準持続。
①ア ジ ア:516.7億円(前月比Δ2.4% 前年同月比+58.0%)
・東アジア:415.0億円(前月比Δ2.8% 前年同月比+53.6%)
〈韓 国〉 37.5億円(前月比△30.5% 前年同月比+11.9%)
〈中 国〉348.4億円(前月比+0.9% 前年同月比+68.4%)
・その他アジア:101.8億円(前月比△0.4% 前年同月比+79.0%)
〈イ ン ド〉38.0億円(前月比△13.7% 前年同月比+110.6%)
②欧 州:215.8億円(前月比+2.1% 前年同月比+48.6%)
〈ド イ ツ〉44.6億円(前月比△2.⒌% 前年同月比+77.4%)
〈イタリア〉32.5億円(前月比△4.2% 前年同月比+31.6%)
③北 米:234.8億円(前月比△10.7% 前年同月比+39.6%)
〈アメリカ〉213.0億円(前月比△5.9% 前年同月比+46.1%)
〈メキシコ〉 10.4億円(前月比△57.2% 前年同月比△32.2%)