ハイブリッド油圧ショベルZH200がグッドデザイン賞を受賞 日立建機
2011年10月20日
日立建機(社長=木川 理二郎氏)が日本デザイン振興会主催の2011 年度「グッドデザイン賞」を受賞した。受賞した製品は、本年7 月から発売したハイブリッド油圧ショベルZH200(標準バケット容量 0.8 ㎥)。グッドデザイン賞は、第一線で活躍しているデザイナー、建築家、ジャーナリストなどの専門家からなる審査委員団により、単に美しさだけでなく、機能、品質、安全性などはもちろん、環境への対応など総合的な質の高さを示していると判断された商品について贈られるものであり、社会的価値も高く認知されている。製品の特長として、次の点が評価された。
・ 働く機械としての機動性・堅牢感・信頼感の表現をめざした外観。
・ 操作性・機能性・快適性に優れたキャブ。
・ 強固なキャブを表す堅牢な造形、広い空間・視界と上質なシート。
担当審査委員の評価コメントは以下の通り。
「建設機械分野の環境対応設計の気運は高まっており、この分野へのハイブリッドシステムを採用したショベルの投入は高く評価された。新しい街の環境づくりや建築に於ける重要な役目を担うパワーショベルがハイブリッド化されることで、20%のCO2 低減という成果は素晴らしいものがある。また、ロングライフ性を高めるための素材やリサイクル性の高い部材使用に対する配慮が各部にうかがえ、企業の環境改善への強い取り組みが高い共感を得た。さらに、広い視野、幅広いアジャストストロークのシート、ペタルレイアウト等、女性オペレーターへのやさしい配慮もみられ良かった」。