平成29年度新機械振興賞表彰式を開催 


 機械振興協会(会長=釡 和明氏)は、このほど平成29年度の新機械振興賞の受賞者を決定し、2月7日に機械振興会館ホールにて表彰式を開いた。

 新機械振興賞は、従来の機械振興協会賞(昭和40年度創設)と中堅・中小企業新機械開発省(昭和45年度創設)を統合し、平成15年度に発足したもので、新機械振興賞の表彰対象は独創性、革新性及び経済性に優れた機械工業技術に係る研究開発およびその成果の実用化により新製品の製造、製品の品質・性能の改善または生産の合理化に顕著な業績をあげたと認められる企業等及び研究開発担当者である。

 今年度は、経済産業大臣賞に「レーザー円形操作溶接法を用いた車体骨格開発」(トヨタ自動車)、中小企業長官賞に「高精細ディスプレイ向け極微量・高精度・平坦か塗布装置の開発」(AIメカテック)、機械振興協会会長賞に「額縁レス表示が可能な押しボタンスイッチ」(NKKスイッチズ)、「ロボット位置決めによる高精度抜き打ちプレス加工装置の開発」(サンコー技研)、「スライス肉自動盛付スライサーの実用化(日本キャリア工業)、「高感度と低ダメージを両立するレーザ照射式ウエハ検査装置」(日立製作所/日立ハイテクノロジーズ)、「作業者負担を軽減した立ち植え式長いも植付機」(フクザワ・オーダー農機/三陽商事)、「水素関節冷却による世界最大出力900MVA級タービン発電機の開発と製品化」(三菱電機)、審査委員長特別賞に「空気対流を利用した壁掛け式野外AED収納ボックス」(飯田電子設計)、「超音波の応用技術によるバリ取り洗浄装置(ブルー・スターR&D)がそれぞれ受賞した。

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