大澤科学技術振興財団が助成費贈呈式を開く
大澤科学技術振興財団(理事長=大澤輝秀氏・オーエスジー会長兼CEO)が、去る10月12日、オーエスジー グローバル・テクノロジーセンターで「平成23年度助成費贈呈式」を行った。大澤科学技術振興財団は、日本のものづくりを支える科学技術の振興に寄与したいという趣旨から平成3年7月18日に設立され、国内の大学・研究所等、非営利の研究機関に所属する研究者に研究に対する助成を行っている。
本年度は、12件の研究開発助成および10件の国際交流助成を行った。助成金の合計は1,966万円となった。
■研究開発助成
[1] 溶融塩電解合成法による炭素径新規超硬材料の探索
北海道大学・大学院 教授 島田敏宏氏
[2] 回動ワイヤガイドによる走査ワイヤ放電加工
筑波技術大学・産業技術学部 助教 後藤啓光氏
[3] 次世代超硬工具用高密着性ナノ結晶ダイヤモンド薄膜コーティング
産業技術総合研究所・ナノチューブ研究センター 研究チーム長 長谷川雅考氏
[4] 電解加工による導電性ダイヤモンド工具の表面仕上げ法の開発
日本工業大学・工学部 教授 鈴木 清氏
[5] 超精密研削加工プロセスによる極微多結晶ダイヤモンドツールの創製
理化学研究所・基幹研究所 専任研究員 片平和俊氏
[6] 小径エンドミルの高精度・高効率加工を実現するための高制振性能と高ロバスト性を有する多重動吸振器の最適設計法の開発
東京工業大学・大学院 助教 中野 寛氏
[7] シリサイド化を用いた超微粒超硬合金へのダイヤモンドコーティングに関する研究
電気通信大学・情報理工学研究科 准教授 一色秀夫氏
[8] AIH-MFPP/ダイヤモンドコーティング複合処理による鉄系材料のトライボ特性の向上
慶應技術大学・理工学部 教授 小茂鳥 潤氏
[9] 窒化物-酸化物系高硬度・高耐酸化性ナノコンポジット膜の開発
富山大学・芸術文化学部 教授 野瀬正照氏
[10] 1500Mpa級超高強度TRIP鋼板のバーリングに及ぼす加工条件および疲労特性の影響
長野工業高等専門学校・機械工学科 教授 長坂明彦氏
[11] 紫外線照射を用いたDLC膜の低摩擦表面処理手法の開発
名古屋大学・大学院 助教 野老山貴行氏
[12] 非金属径の酸素還元触媒を用いた純水中でのGe表年のメタルフリー・原子レベル平坦化
大阪大学・大学院 准教授 有馬健太氏
以上12課題。
■国際交流助成
[K-1] 革新的な鉄アルミナイド合金開発のための討論会(スペイン)
千葉大学・工学部 准教授 糸井貴臣氏
[K-2] ドイツ溶接学会会議と展示会(ドイツ)
豊橋技術科学大学・大学院 教授 福本昌宏氏
[K-3] 第61回国際生産加工アカデミー総会(ハンガリー)
金沢大学・理工研究域 教授 上田隆司氏
[K-4] 第61回国際生産加工アカデミー総会(ハンガリー)
大阪大学・大学院 准教授 山村和也氏
[K-5] 濃く最先端砥粒加工シンポジウム2011(ドイツ)
岩手大学・工学部 准教授 吉原信人氏
[K-6] 濃く最先端砥粒加工シンポジウム2011(ドイツ)
日本工業大学・工学部 准教授 二ノ宮伸一氏
[K-7] 国際先端砥粒加工シンポジウム2011(ドイツ)
首都大学東京・産業技術大学院大学 准教授 越水重臣氏
[K-8] 国際先端砥粒加工シンポジウム2011(ドイツ)
横浜国立大学・大学院 准教授 篠塚 淳氏
[K-9] 国際先端砥粒加工シンポジウム2011(ドイツ)
富山県立大学・工学部 講師 岩井 学氏
[K-10] 国際先端砥粒加工シンポジウム2011(ドイツ)
兵庫県立大学・大学院 准教授 原田泰典氏
以上10課題。