日立建機、中国・浙江大学との共同研究を日立グループ連携で推進

日立建機は10 月14 日、中国の浙江大学(中国浙江省杭州、学長:楊衛)と、建設機械の技術に関する共同研究をさらに進めることで合意し、新たに、日立(中国)研究開発有限公司(本社:中国北京市、総経理:田辺史朗/以下、日立(中国)研究開発)を加えた3 者により、契約を締結した。

中国は世界の建設機械の最大市場になり、旺盛な需要を背景に、建設機械産業に対してさらなる発展が期待されている。豊富な人材を有する中国の大学では、建設機械にかかわる技術についても盛んに研究が行われており、同社が共同研究を進めてきた浙江大学は、中国の重点大学に指定されている。特に流体関連技術においては、中国の国家重点研究室を設けられているなど、この分野では中国でトップの実力を有している。同社と同大学とのつながりは、同社から研究依頼を始めた2001 年からで、2005 年11 月には大学内に同社との共同研究室を設立するに至り、これまで緊密な関係を続けてきている。

共同研究室の契約を更新するにあたり、日立グループの中国における研究開発の中心拠点である日立(中国)研究開発と連携することによって、大学が持つ優れた技術をより深く研究し、製品化へ結び付けることができる体制を整えた。今回の取り組みは、日立が持つ別分野での技術の融合も視野に入れ、拡大する中国市場における課題を現地で迅速に対応することにつなげるもの。今後3 者間の人材交流も含め、市場に合った研究開発を進め、将来的には建設機械における先進技術の発信地としての役割を目指していくとしている。

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