2017(平成29)年 ロボット年間統計まとまる

説明をする冨士原専務理事
説明をする冨士原専務理事
 日本ロボット工業会がこのほど2017(平成29)年 年間受注・生産に関する確定及び平成30年見通しについて5月23日、都内の東京プリンスホテルで会見を開き、発表した。なお、この統計は会員企業42社と非会員企業14社の合計56社による実績である(サービスロボットは調査対象外)。

 冨士原 寛 専務理事の説明によると、2017(平成29)年は、受注・生産・出荷の実績は、受注は23万5,268台(前年度比+27.8%)、金額は9,447億200万円(同+27.8%)となった。生産は、23万3,981台(同+34.0%、金額は8,776億5,700万円(同+24.8%)のいずれも大きな増加となった。特に受注は初の9,000億円を突破する伸びを示した。
 

業況について
 2017年の年間集計結果は、国内需要が堅調であったことに加え、輸出はそれ以上の大幅な伸びを示した。会員と非会員を含めた年間受注額は対前年比27.8%増の9,447億円、生産額は同24.8%増の8,777億円とそれぞれ過去最高となった。

受注
受注台数、受注額ともに前年比でプラス成長、過去最高となった。
・受注台数(台) : 235,268(前年同期比+29.2%) 5年連続のプラス
・受注額(億円) : 9,447(同+27.8%) 5年連続のプラス

生産
生産台数、生産額ともに前年同期比でプラス成長となった。
・生産台数(台) : 233,981(前年同期比+34.0%) 4年連続のプラス
・生産額(億円) : 8,777(同+24.8%) 4年連続のプラス

出荷
各項目ともに前年同期比でプラス成長となった。国内出荷台数、総出荷台数は四半期ベースで過去最高。
・総出荷台数(台) : 233,386(前年同期比+32.9%)4年連続のプラス
・総出荷額(億円) : 8,956(同+25.1%) 4年連続のプラス
・国内出荷台数(台): 49,171(同+25.8%) 4年連続のプラス
・国内出荷額(億円): 2,462(同+11.6%) 4年連続のプラス
・輸出台数(台) : 184,215(+38.5%) 5年連続のプラス
・輸出額(億円) : 6,494(+31.1%) 4年連続のプラス

国内出荷内訳
●自動車産業向け
・国内出荷台数(台) : 14,650(前年同期比+1.0%) 4連続のプラス
・国内出荷額(億円) : 654(同+0.5%) 4年連続のプラス
●電気機械産業向け
・国内出荷台数(台) : 18,707(前年同期比+34.5%) 3年連続のプラス
・国内出荷額(億円) : 977(同+27.1%)

輸出内訳
●溶接用
・輸出台数(台): 41,321(前年同期比+29.3%)5四半期連続のプラス
・輸出額(億円): 1,031(同+24.1%) 5 四半期連続のプラス
●電子部品実装用
・輸出台数(台): 12,418(前年同期比+47.9%)2年連続のプラス
・輸出額(億円): 1,904(同+43.3%) 2年連続のプラス

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