日本金型工業会東部支部が「第6回定時総会」を開く 

 日本金型工業会東部支部が5月18日、都内の上野精養軒で「第6回定時総会」を開催した。総会は、平成29年度事業報告、同決算報告並びに監査報告、役員改選(案)承認、平成30度事業計画案、同収支予算案をそれぞれ承認した。本年は改選期にあたり、新支部長に鈴木教義・鈴木社長が新支部長に新任された。

 東京大学名誉教授 フューチャーセンター推進機構 ロボット化コンソーシアム 佐藤知正氏が「ロボットの進化と金型工業のロボットによる新展開~ロボットの進化とそれが可能にする輸出産業~」をテーマに特別講演が開かれ、引き続き懇親会が開かれた。

あいさつする鈴木新東部支部長
あいさつする鈴木新東部支部長
 あいさつに立った鈴木新東部支部長は、日頃の感謝を述べたあと、「現在、インダストリー4.0等に対応しなければならない時代に来ているが、それに向けて工業会も柔軟な対応で変われるための勉強会を進めていかなければならないと思っている。当工業会の変革をし、変われる環境をつくりながら皆様とともに勉強しながら邁進していきたい。ぜひ、皆様のご協力をいただきながら、職務を全うしていきたいので、何卒よろしくお願い申しあげます。」とあいさつをした。

加藤前東部支部長
加藤前東部支部長
 続いて加藤忠郎前東部支部長(日進精機相談役)が、「3期6年東部支部長を勤めたが若い方にバトンタッチをしたいと思っており、このほどようやく鈴木社長に引き継ぐことができた。東部支部長を引き継いだ平成24年は、当工業会も会員の減少等、財務的にも厳しい状況だったが、皆様の指導のもと改革を実行し、この工業会も一般社団法人に生まれ変わった。」と振り返り、お礼の言葉を述べた。



牧野日本金型工業会会長(2018年5月18日現在)
牧野日本金型工業会会長(2018年5月18日現在)
 牧野俊清日本金型工業会会長(注:2018年5月18日現在、長津製作所会長)があいさつをした。この中で牧野会長は、「若手の方が大いにご活躍されるのは、金型工業会にとって大変嬉しいことだ。本日の講演でロボットの話があったが、今後、ロボット、IT等をいかにうまく使っていくかが、重要なことだろうと思う。金型もプレス機械においては単なる鉄板を複雑な形に変えていく。プラスチックにおいても先進的な取り組みをされているところは金型の中で組立や塗装をするなどされたりしている。」と先進的な金型業界の未来を話した。

 表彰式が行われた。平林健吾 サイベックコーポレーション顧問、植武春彦キヤノンモールド 技能伝承部技能育伝推進課長に表彰状が贈られた。

 来賓のあいさつを岡本繁樹 経済産業省製造産業局素形材産業室長が行った。

 新入会員の紹介のあと、 井上 真一牧野フライス製作所 社長が乾杯の発声を行った。

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