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JIMTOF会期中に小千谷地域6社が「JIMTOF2018おぢやスタンプラリー」を開催

 JIMTOF2018おぢやスタンプラリー実行委員会(実行委員長=酒巻弘和 ユキワ精工社長)が、本年11月1日~6日まで東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2018(第29回日本国際工作機械見本市)で、「JIMTOF2018おぢやスタンプラリー」を開催する。

 酒巻実行委員長はこの目的について、「新潟県小千谷市は、人口3万6,000人弱の小さなまちですが、自社ブランドを持ち、JIMTOF2018展には6社も出展するメーカー集積地です。おそらく人口あたりのJIMTOF出展者数は日本一の市。今回は、この小千谷市が工作機械、工作機器メーカーの集積地であることを広く認識していただくとともに、小千谷市内のメーカー名を覚えていただくことを目的として、JIMTOF2018にて、小千谷市から出店の6社をめぐる『JIMTOF2018おぢやスタンプラリー』を開催することになりました。」とコメントしている。

JIMTOF2018おぢやスタンプラリーの実施概要

(1)実施期間
2018年11月1日(木)~11月6日(火)JIMTOF2018開催期間中
(2)実施内容
小千谷から出展の6社全ての小間を訪問し、応募ハガキにスタンプを集めること。応募ハガキを投函した方々の中から抽選で『小千谷名産品』が当たる。

(3)JIMTOF2018おぢやスタンプラリーの景品:小千谷の名産品は以下のとおり。

●特賞 魚沼産コシヒカリ新米60kg(1名)
●A賞 魚沼産コシヒカリ新米 3kg(30名)
●B賞 小千谷そば・うどんセット(30名)
●C賞 あられ詰め合わせ    (30名)

(4)JIMTOF2018 おぢやスタンプラリーの注意事項(応募ハガキ/チラシへの記載内容)
・応募は、一人1 通。
・各社小間にては、来場登録をすること。
・応募の〆切は11 月21 日消印有効。
・6 社の社員は応募不可。
・当選は商品の発送をもって代える。
・特賞の新米60kg は、分割での発送となる。
・発送先は、日本国内に限る。

■小千谷市からのJIMTOF2018 への出展6 社(50 音順)

●オヂヤセイキ(株) (小間番号: 東7 ホールE7123)
〒947-0042 新潟県小千谷市平沢2 丁目11 番19 号(T) 0258-82-3331 http://www.ojiyas.co.jp/

●(株)第一測範製作所(小間番号: 東7 ホールE7025)
〒947-0044 新潟県小千谷市大字坪野826 番地2 (T) 0258-84-3911 http://www.issoku.jp/index.html

●(株)タカハシキカイ(小間番号: 東1 ホールE1051)
〒947-8506 新潟県小千谷市大字山谷字新保4番地11 号(T) 0258-82-4315 http://www.tmwjp.com/

●日本ベアリング(株)(小間番号: 西2 ホールW2015)
〒947-8503 新潟県小千谷市千谷甲2833 (T) 0258‐82‐5711
http://www.nb-linear.co.jp/

●ユキワ精工(株)(小間番号: 西2 ホールW2028)
〒947-0052 新潟県小千谷市千谷2600-1 (T) 0258-82-1800
http://www.yukiwa.co.jp/

●理研精機株式会社(小間番号: 西2 ホールW2050)
〒947-8555 新潟県小千谷市大字薭生乙664 番地 (T) 0258-82-4121 http://www.rikenseiki.co.jp/

日立建機が「平成30年北海道胆振東部地震」の被害に対し支援

 日立建機(社長=平野耕太郎氏)はこのほど、「平成30年北海道胆振東部地震」の被害に対し、日立建機グループが被災した方の救済や被災地の復興のために500万円の支援を行うと発表した。なお、この支援は社会福祉法人 北海道共同募金会を通じて行う。

2018年8月分工作機械受注総額は1,511.4億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2018年8月分の受注実績は以下の通り。 2018年8月分工作機械受注総額は、1,403.9億円(前月比△7.1% 前年同月比+5.1%)となった。3カ月ぶりの1500億円割れも、8月としては初の1,400(従来:17年7月 1,335.4憶円)1,000憶円超えは22カ月連続。国内外で依然堅調に推移。 内需は623.7億円(前月比△7.5% 前年同月比+20.5%)で、6か月連続の600憶円超。前月の反動減や夏季休暇の影響もあり、前月比減少するも、ものづくり補助金の発注分等が下支え。 外需は780.2億円(前月比△6.8% 前年同月比△4.6%)で、13カ月ぶりの800憶円割れ。8月では過去3番目(14年 882.5億円、17年817.6憶円)アジアの減少等が影響し、前年同月比は21カ月ぶりの減少。 高水準の受注が継続しており、今後も高原状態で推移するものと期待。他方、通商問題等の海外リスクや、納期の長期化による影響などを注視。

8月分内需

623.7億円(前月比△7.5% 前年同月比プラウ20.5%)。・6カ月連続の600億円超。8月での600憶円超は、2005年(607.1憶円)以来13年ぶり。・前月比3カ月ぶり減少。前年同月比19カ月連続増加。・「ものづくり補助金」採択事業者からの受注が寄与。① 一般機械  263.9億円(前月比△14.3% 前年同月比+17.2%)  うち金型   29.6億円(前月比+12.5% 前年同月比+1.5%)② 自動車   201.8億円(前月比△2.9% 前年同月比+21.1%)   うち部品   132.6億円(前月比△6.1% 前年同月比+10.1%)③ 電気・精密 56.4億円(前月比+11.7% 前年同月比△3.7%)④ 航空機・造船・搬送用機械 17.7億円(前月比△15.0% 前年同月比+34.2%) 

8月分外需

780.2億円(前月比△6.8% 前年同月比△4.6%)・13カ月ぶりの800憶円割れ8月では過去3番目(14年 862.5憶円、17年817.6億円)・前月比2カ月連続減少。前年同月比21月ぶり減少。・主要3極全てで前月比減少も高水準持続① ア ジ ア:339.6億円(前月比△3.2% 前年同月比△20.9%)・東アジア:244.2億円(前月比△6.7% 前年同月比△32.0%)〈韓 国〉29.2憶円(前月比△13.6% 前年同月比+27.2%) 〈中 国〉189.7億円(前月比△7.6% 前年同月比△37.3%)・その他アジア95.4億円(前月比+7.2% 前年同月比+35.8%)〈イ ン ド〉41.4億円(前月比+6.2% 前年同月比+67.3%) 欧 州:178.5億円(前月比△17.1% 前年同月比+18.8%)〈ド イ ツ〉54.0億円(前月比+14.4% 前年同月比+39.8%)〈イタリア〉27.8億円(前月比△2.5% 前年同月比+30.0%) ② 北   米:250.5億円(前月比△3.3% 前年同月比+9.3%)〈アメリカ〉227.9億円(前月比△6.4% 前年同月比+10.1%)〈メキシコ〉 9.4億円(前月比△69.4% 前年同月比△11.7%)

三菱マテリアルが座ぐり加工用超硬ソリッドドリルシリーズ「MFE」のシャンクサイズを追加

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=中村伸一氏)は、このほど座ぐり加工用超硬ソリッドドリルシリーズ「MFE」のシャンクサイズを追加し、販売を開始した。

 座ぐり加工用超硬ソリッドドリルシリーズ「MFE」は、切れ刃が先端角をもたないため、穴底がフラットになるように設計されたドリルである。また傾斜面や曲面の穴加工や薄板加工にも適しており、多様な加工が可能となることから工程短縮を可能にする。今回、小型自動旋盤に使用されるERコレットER11に対応したシャンク径7mmを追加し、使用範囲の拡大を図る。


主な特長
 ① 新Zシンニング形状により、切りくず排出スペースを拡大し、低スラストを実現。
 ② 異なる曲率のRを組み合わせた溝形状により、高い切りくず処理性を確保。
 ③ 切れ刃コーナ部にフラットランドを設け、切れ刃強度を確保。
 ④ 独自の表面平滑化処理により、切削抵抗を低減し位置精度の向上を実現。

・標準価格   ・ MFE0610X02S070 DP1020:8,820円
 (代表型番) ・ MFE0650X02S070 DP1020:8,820円
・MFE0660X02S070 DP1020 :9,020円
・MFE0700X02S070 DP1020 :9,020円
(いずれも税抜価格)

アマダマシンツールが超硬丸鋸盤「CM II- DG」シリーズを新発売 ~新機構、可動鋸刃ガイドによる高速・高精度切断と豊富な自動化ソリューションを提案~

 アマダマシンツール(社長=田所雅彦氏)は、自動車部品業界、鋼材切断業、鍛造業界向けの小径鋼材切断用、超硬丸鋸盤「CM II- 75DG/CM II- 100DG」の販売を11月1日から開始する。

 「CM II- DG」シリーズは、画期的な新機構、可動鋸刃ガイド「Dyna Guide(ダイナガイド)」を搭載したことにより、安定した高速・高精度切断を実現する。この機構により切断に最も影響を与える切り込み突入時の丸鋸刃の振れを従来機比で5分の1(同社条件による)に抑えることに成功した。また、被削材の搬入・搬出のための周辺装置(オプション対応)については、多彩なラインナップを取り揃え、工場の生産工程の自動かに向けて顧客のニーズに対するきめ細やかなソリューションを提供することで省力化に寄与する。

 昨今、国内での働き方改革の影響や人手不足の深刻化、海外での人件費の高騰を背景に、自動化に対する顧客のニーズが非常に高まっている。また、設備投資が好調に推移していることや、設備の老朽化に伴う設備更新需要に対して、より生産性の高い新商品が求められている。こうした時流を背景に、同社では、機能を高めた超硬丸鋸盤本体と多彩な周辺装置をパッケージ展開することにより、「CM II- DG」シリーズの販売台数を2021年までに2017年度比で3倍にすることを目指すとしている。

 なお、アマダグループは、中期経営計画において、アマダマシンツールの切削事業の売上高を2021年度に500億円とする目標を掲げている。

CM II- DGシリーズの主な特長

●新機構、可動鋸刃ガイド「Dyna Guide」
 従来の丸鋸盤において、丸鋸刃を支える上下ガイドは、最大被削材サイズに合わせて固定配置されており、切り込み開始点から遠く、最も重要な突入時に丸鋸刃を十分に指示できないという課題があった。本来鋸盤は切り込み開始点の最も近い部分に可動鋸刃ガイド「Dyna Guide」を配置、突入時の丸鋸刃の支持剛性を大幅に向上させることができ、安定した高品質な切断を実現する。

仕様

DMG MORIが省スペースかつ高生産性、そして自動化に対応するターニングセンタALXシリーズの販売を開始!

ALX 1500(心間300タイプ)
ALX 1500(心間300タイプ)
 

 DMG MORIは、このほどターニングセンタALX 1500 / ALX 2000 / ALX 2500 の3機種の販売を開始した。ALXシリーズは、あらゆる生産現場で使える自動化のためのベースマシンとして、同社で培った全ての経験を基に開発したターニングセンタ。ALXシリーズの「A」は、Advanced, Affordable, Automationを意味している。省スペース設計、高い生産性、そして自動化に対応する高い汎用性で、業種を問わず幅広い分野のワークに対応する。




ALXシリーズの特長

ALX 2500(ローダモジュールシステム)
ALX 2500(ローダモジュールシステム)

(1)バリエーション
●チャックサイズ、心間、仕様など、機能別に選べる全36種類の豊富なバリエーション
→チャックサイズ:6インチ(ALX 1500)、8インチ(ALX 2000)、10インチ(ALX 2500)
→心間      :300 mm、500 mm、1000 mm、2000 mmタイプ
→仕様      :心押、ミーリング、Y軸、第2主軸タイプ

(2)高性能主軸/刃物台
●3年保証付きのターニング用高性能主軸turnMASTERを搭載
→ALX 1500:主軸最高回転速度6,000 min−1 / 7,000 min−1(第1主軸 / 第2主軸)
→ALX 2000:主軸最高回転速度4,500 min−1 / 7,000 min−1(第1主軸 / 第2主軸)
→ALX 2500:主軸最高回転速度3,500 min−1 / 7,000 min−1(第1主軸 / 第2主軸)
●主軸ラビリンス構造を強化することで、主軸内へのクーラントの浸入を防ぎ、高い耐久性を実現
●主軸周りに配置した冷却ジャケットにより、主軸の温度上昇を抑制
●ビルトインモータ・タレット(ミーリング仕様、Y軸仕様)を標準搭載
→刃物台の発熱、振動を抑制し、ミーリング加工精度を向上
→回転工具主軸最高回転速度 6,000 min−1
→ホブ加工やギヤ加工など多彩な加工に対応(オプション)

(3)高剛性/高精度
●ベッドの厚さやリブの形状、配置など微妙な調整を細部にまで施し、高剛性な構造を実現
●X軸にはすべり案内を採用し、摺動面幅を拡大することで、振動減衰性と動剛性を向上
●Y軸とZ軸には荷重に対する弾性変位量が小さいローラガイドを採用し、移動体の滑らかな動作と高剛性を実現
●高精度な加工を実現するフルクローズドループ制御(マグネスケール製SmartSCALE)を装備(オプション)
●機体クーラント循環を標準搭載(心間300 mm、500 mm、1000 mmタイプのみ)
→鋳物内部にクーラントを循環させることで、鋳物の温度を均一にし、機械の姿勢変化を抑制

(4)作業性/メンテナンス性
●顧客の加工形態に応じて2種類の操作盤から選択可能
→量産加工に最適なコンパクトなデザインのCOMPACTline(心間300 mm、500 mmタイプのみ)
→豊富な機能を備え、効率的な加工を実現する15インチモニタ搭載のSLIMline・広いドア開口部により、工具や治具調整などの段取り替え作業の負荷を低減
●窓の格子を無くし、加工中の視認性を改善
●機械前面に設置した機内チップバケット引き出しにより、切りくずの除去が容易(オプション:心間300 mm、500 mmタイプのみ)
●エア機器類を機械背面にまとめ、メンテナンス性を向上

ALX 2500(心間2000タイプ)
ALX 2500(心間2000タイプ)

(5)自動化システム
●多様化する生産課題を解決するさまざまな自動化システムを高品質、短納期で提供する。

新型ロボットシステム「MATRIS」
ロボットのプログラミングや操作などの専門知識を必要としない画期的なロボットシステムサイズを規格化した設計により、パズルを組み合わせる感覚で自由自在にレイアウトやカスタマイズが可能。
ガントリローダシステム
素材供給から完成品の排出まで、1台で完全自動化を行う高速量産化システム。
バーフィーダシステム
ワークアンローダと組み合わせて、棒材一貫加工を行うシステムで、ワーク着脱装置や反転装置が不要。  
●機械本体だけでなく、搬送装置・周辺装置・生産管理システム、さらには加工技術・治具・工具・測定まで、自動化システムの導入に関する全てを一括してサポートする「DMG MORI ワンストップサービス」。

ヤマザキマザックが 汎用複合加工機に歯車加工専用機を融合させたハイブリッド複合加工機“INTEGREX AGシリーズ”を発表

「INTEGREX AGシリーズ」2機種
「INTEGREX AGシリーズ」2機種
 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、同時5軸複合加工機に歯車加工専用機の機能を融合させたハイブリッド複合加工機「INTEGREX AG(Auto Gear)シリーズ」を開発し、「INTEGREX i-200ST AG」と「INTEGREX e-1250V/8AG」の2機種を米国国際製造技術展(IMTS2018)に出展し、販売を開始した。

 「昨今、マスカスタマイゼーションという言葉に代表されるように、ニーズの多様化による多品種少量や変種変量、更には一品生産への対応が求められており、このトレンドは、歯車加工の領域についても同様である。」と同社。

 従来は歯車加工専用機による工程分割による生産が主流だったが、リードタイムの短縮や生産量と品目の多寡に左右されないフレキシブルな生産ラインを構築するため、汎用機を用いた歯車加工の工程集約のニーズが高まっている。また、求められる歯車のサイズや種類も多岐にわたり、自動車のトランスミッションで使用されるモジュール(歯の大きさを表す単位で、歯車の基準円直径を歯数で割った値)が0.5~1.5といった小型ギアから、建機の機構部品や航空機エンジンの高効率化を実現するギアードターボファンで使用されるモジュール8程度までの大型遊星歯車などがあり、求められる加工機のサイズもさまざまである。

 こうした時流を受け、今回同社が新たに開発した「INTEGREX AGシリーズ」は、同時5軸複合加工機であるINTEGREXシリーズにスカイビング加工などの高度な歯車加工機能と機内計測機能を融合したマシンだ。従来複数の専用機で行っていた歯切り加工から旋削・マシニング加工、さらにはレニショー製スキャニングプローブSPRINT™を用いた歯形と歯すじの機内計測と補正追加工など、全加工を1台で完結することで、大幅な生産リードタイムの短縮と高精度な加工を実現する。

 INTEGREX AG専用の制御技術と同社独自のCNC装置マザトロールSmoothXに搭載された対話式プログラミング機能により、専門知識が無くても簡単かつ短時間で高精度な歯車加工を実現することも特長のひとつ。同社はこのハイブリッド複合加工機「INTEGREX AGシリーズ」から、中小型歯車加工に対応した「INTEGREX i-200ST AG」と大型歯車加工に対応した「INTEGREX e-1250V/8AG」の2機種を9/10(月)からアメリカ・シカゴで開催された米国国際製造技術展(IMTS2018)に出展し、全世界での販売を開始している。

INTEGREX AG(Auto Gear)シリーズの優位性

 複合加工機INTEGREXに歯車加工機能と計測機能を融合(歯車加工に必要な機能を集約)している歯車専用機能付き複合加工機。部品サイズに合わせた2機種をラインナップし、今後、シリーズ化を拡大するとしている。

 従来は、加工完了までに複数の機械をわたり歩く工程分割が主流だったが、複合加工機INTEGREXでは、旋盤加工、マシニング加工に加え、スカイビング加工やホブ加工といったギア加工、更には計測やバリ取り、補正追加工までを段取り替え無く本機一台で完結する。これは、同社が“DONE IN ONE”と呼称する工程集約の考え方で、リードタイムの短縮と高精度加工を実現する。

 また、CNC装置マザトロールSmoothXに搭載された対話式プログラミング機能では、歯車加工プログラムの作成に必要な専門知識(歯車諸元の複雑な計算)やCAD/CAMソフトが不要。図面に記されている諸元や、送り速度などの条件をグラフィカルなガイダンスを見ながら設定するだけで簡単かつ短時間で加工プログラムを作成できる。歯車の機内計測機能についても同様で、計測結果に基づく補正追加工やバリ取り加工が段取り替え無しで可能である。

■INTEGREXAG(Auto Gear)シリーズの歯車加工機能
(1)ギアスカイビング加工
 専用のスカイビングカッタで内外歯車およびスプラインを高効率に加工。加工精度(実績):ISO 7級(旧JIS 3 級, JIS B1702-1976)。

(2)ホブ加工
 歯切り専用のホブカッタによる歯切り加工。ホブ工具の使う場所をずらしながら加工する「ホブシフト機能」を搭載、工具の長寿命化を実現。加工精度(実績):ISO 7級(旧JIS 3級, JIS B1702-1976)。

(3)エンドミルによる加工
 市販のエンドミルで高精度な歯車加工が可能。専用工具を準備する必要がなく、小ロット生産におけるリードタイムを大幅に削減。加工精度(実績):ISO 5級(旧JIS 1級, JIS B1702-1976)

■INTEGREXAG (Auto Gear)シリーズの歯車計測機能
(1)位相検出機能
 ギアスカイビング加工やホブ加工後の歯底または歯山の位相検出機能を搭載。ほかの加工部位との位相を合わせが可能。(特許出願中)。

(2)歯面測定機能(オプション)
 形状が複雑で、既存の歯面測定機では測定できない加工物のスキャニングが可能。レニショー製スキャニングプローブSPRINT™(オプション)を用いた歯形と歯すじの機内計測を行い歯面上のうねりや傾斜などを検出。計測結果に基づいてクラウニングやレリービングといった補正追加工が可能。

オークマが 韓国現地法人「Okuma KoreaCorporation」新社屋オープン

 オークマ(社長=花木義麿氏)が、大韓民国仁川広域市延寿区に建設していたOkuma Korea Corporationの新社屋が完成し、8月30日に開所式を行った。

 同社韓国現地法人の新社屋は仁川国際空港から車で20分の距離にある仁川経済自由区域(IFEZアイフェズ) にある。北東アジアのビジネスハブとなるこの地区には、最先端のハイテク産業が数多く進出し、活気ある国際企業都市に急成長している。同社はこの新社屋のショールーム機能を活用し、韓国における販売・サービス体制を強化して、年間40億円の受注獲得を目指すとしている。

 同社では、「新興国の経済発展と世界中で進む生産革新の取り組みの中で、工作機械市場はグローバルに拡大を続けている。世界中のものづくりの高度化に貢献すべく、グローバル販売体制の強化を進めており、特に、今後も需要拡大が期待できるアジア市場における販売・サービス拠点の拡充を図り、お客様の近くで高度なものづくりをサポートする体制整備を進めている。」としている。世界第6位の工作機械市場である韓国は、今後も半導体や自動車産業向けに市場の拡大が見込まれ、オークマが得意とする門形マシニングセンタのほか、5軸制御マシニングセンタや複合加工機等の高付加価値マシンの需要拡大が期待される。

 また、韓国での営業活動、技術支援、アフターサービスを一層強化し、新規顧客開拓を進めるとしており、具体的には、①最新鋭機による現地でのテストカット対応、加工サポートの強化、②機械操作指導の充実、③サービスパーツ在庫の充実による迅速なアフターサービス――に注力する。

<概要>
(1)名  称:Okuma Korea Corporation
(2)所 在 地:大韓民国仁川広域市延寿区尖端大路60番道16
(3)代表者名:亀井弘幸
(4)敷地面積:2,853m2(建屋面積1,789 m2うち、ショールーム面積213m2)
(5)展示機:最新CNC工作機械4台
・5軸制御マシニングセンタMU-6300V
・5軸制御マシニングセンタMU-400VⅡ
・立形マシニングセンタMB-56VA
・複合加工機MULTUS U3000
(6)社 屋 内:1階ショールーム、事務所、修理工場 2階:セミナー室、スクール室、会議室、応接室
(7)従業員数:7名
(8)資 本 金:94億ウォン(約9.4億円)[1ウォン=0.1円]
(9)設立年月:2017年4月

村田機械がスマートAGV「Premex X10」を開発

 村田機械(社長=村田大介氏)は、無人搬送台車のスマートAGV「Premex X10(プレメックス ジオ)」を開発し、このほど販売を開始した。

 この製品は、幅700mm×全長985mm×高さ350mmのコンパクトボディで最大負荷量1tのパレット積載が可能な小型低床式AGVである。コンパクトな期待により、生産設備の愛大や下の狭い空間も、最高走行速度120m/minで走行する。本体(工藤部)と荷物を移載するターンテーブルがそれぞれ独立して360度旋回するため、各種装置へのアクセスや荷姿方向を配慮した移載も容易である。障害物を感知するセーフティースキャナを搭載し、狭い道路で複数台が走行しても安全。

 また、AGVの多数台運用時は、最適割り付けなどの運用制御をシステム全体で行うため、生産能力の増強や繁閑に合わせた運用台数の増減調整も容易。パレット搬送仕分け台車やコンベヤ等の固定設備を代替しながら、柔軟性に富むパレット搬送システムとして、様々な生産現場、物流現場に活用できる新しいソリューションである。

来年10月に「Industrial Transformation MEXICO-a HANNOVER MESSE event」をメキシコ・レオンで開催

 ドイツメッセ社がこのほど「Industrial Transformation MEXICO-a HANNOVER MESSE event」をメキシコ中部グアンファト州の都市レオンにて2019年10月9日(水)~11日(金)に開催すると発表した。グアンファト州は日系自動車関連企業が数多く進出している同国最大の自動車製造拠点。 世界最大規模の産業技術の展示会であり、インダストリー4.0のプラットフォームである「HANNOVER MESSE(ハノーバーメッセ)」の名称を冠したイベントは、ドイツ国外ではシンガポールに続いて2展目であり、インダストリー4.0関連のイベントとしても、ラテンアメリカ地域においては初開催である。この展示会をきっかけに、メキシコとその近隣諸国からの来場者が工場やプラントをデジタル化するノウハウを得て進化した製造がメキシコの更なる経済成長を推し進めることが期待されている。 この展示会は製品展示・カンファレンス・教育プログラムの三本柱で構成され、うち製品展示は、4つのカテゴリー(スマートマニュファクチャリング、インダストリアル・オートメーションとロボット技術、デジタルファクトリーとICT、スマートロジスティクス)を出展対象とし、別途デモンストレーションと1対1のコンサルティングを受けられる場も設けている。 出展についての問い合せは、ドイツメッセ日本代表部まで。■出展予定規模名  称:Industrial Transformation MEXICO-a HANNOVER MESSE event  (インダストリートランスフォーメーション・メキシコ ハノーバーメッセイベント)主  催:Hannover Fairs Mexico(ハノーバー・フェアーズ・メキシコ)会  期:2019年10月9日(水)~11日(金)会  場:Poliforum Leon convention and exhibition center   (ポリフォーラム・レオン・コンベンション・エキシビジョン・センター)出展対象:スマートマニュファクチャリング/インダストリアル・オートメーションとロボット技術/デジタルファクトリーとICT/スマートロジスティクス出展予定社数:150社来場対象:航空宇宙産業/自動車産業/エレクトロニクス/飲食品製造産業/金属加工産業/包装産業/鉄鋼産業/石油化学産業  来場予定者数:4,000人