黒田精工 ~自動化の提案と独自サイト『KURODA Smart Solution』でスキルスレスを推進~

 

お客様の加工の悩みを解決し、ノウハウを提案する ~富津工場では実機が見学できる!~

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ロボット活用による加工から精度評価測定の自動化

 ―貴社の特別サイトの特長は〝課題別ソリューション〟が表示されていることです。加工の悩みを抱えている方がサイトの中を迷子にならなくて良いと思いました。
 舩木
 「お困り事はありませんか」という気持ちを込めて、お客様が頭を抱えるような課題を先に提出していますが、課題解決のためのノウハウを含めてご提案し、お役に立てればと思っております。また、分かりやすくて見やすいサイトが重要と考え、シンプル構造にしました。
 ―貴社は精密測定機器メーカーでもありますし、様々な複合技術をお持ちです。今回、搬送ロボットを活用した一連作業の自動化を提案した動画を拝見しました。人手不足の解消にも役立つシステムです。
 舩木
 精密加工技術と精密測定技術を核としている弊社だからこその強みでもあります。今回は平面研削盤の上にロータリーアタッチメントを載せて、ロータリー研削も機上計測もできるうえ、機外の高性能測定器(NANOMETORO®700FR)の上でも測定をしてストッカーに戻すという一連の動きを表現しています。具体的には搬送ロボットがワークを研削盤に取り付けたロータリーテーブルにセットし、研削盤内で自動計測したあと、そのまま研削加工に入る。次に機内のワークはそのまま再測定を行い、ロボットがワークを研削盤から取り出したあと、機外のNANOMETORO®700FRへワークを設置し、そのまま平坦度を測定するという一連の作業です。見どころの動画のひとつですのでぜひ、ご覧いただきたいと思います。

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大径ハイドロリックツール

 ―先ほど金型の大型化ニーズに触れておりましたが、貴社は大径ワークも高精度に把持する〝ハイドロリックツール〟も高評価を得ています。どういった点が特長なのでしょうか。
 舩木
 こちらも特設サイトで動画をご用意しておりますが、φ100以上でも総合振れ精度は3μm以下も可能となっています。静的油圧の金属変形を利用し、丸形状ワークを高精度に把持することができ、操作も作動ネジ1本を軽く回すだけなので、とても簡単に誰もが高精度クランプを行うことができます。また、弊社では、お客様のニーズ似合わせてφ6から製作もできますので、気楽にお問い合わせください。
210201top8 ―今後の展開をお聞かせください。
 舩木
 ますますグローバル化が進んでいる現在、製造業にとって環境に配慮することは企業活動を行っていく上で重要な意味を持ちます。今回、発表した「GS-45V」・「GS-126CV」の2機種は、自動化と高精度化、そしてスキルスレスに対応しており、時代に合致した製品ですので、市場に広めていきたい。また、われわれは、〝削る装置〟、〝掴む治具〟、〝計測〟の合わせ技を有しているという大きな優位性があります。特設サイトの中には「お問い合わせ」も設置しておりますので、気楽にお問い合わせいただけたらと思います。また、富津工場は羽田からもアクセスが良く、羽田空港や品川、新横浜などの主要駅であれば送迎いたしますので、実際に機械を見て、触れて、いただけたら、と思います。
 ―最後にKURODAファンに一言お願いいたします。
 舩木
 日本のものづくりが非常に厳しい状況になっておりますが、われわれはお客様をしっかりサポートして一緒に成長していきたいと思っています。ぜひ、応援をよろしくお願いします。
 ―ありがとうございました。

特別サイト『KURODA Smart Solution』はこちら↓
https://www.kuroda-precision.co.jp/mm/smart-solution/
 

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