「メカトロテックジャパン(MECT)2021」 一足早く注目各社の目玉製品を公開!

 

業界初! 5軸MC加工用3枚刃ボールエンドミル
●日進工具

211018メカトロ23 同社の見どころ工具は、5軸加工機の特長を引き出す「無限コーティングプレミアムPlus 5軸MC加工用3枚刃ボールエンドミル」。この製品は、高剛性なボール形状で高精度並びに高能率加工を実現させてトータルコストを削減する1本。しかも業界初!

 特長は、45~70HRCの高硬度鋼でも長寿命・高能率に加工が可能であり、3枚刃・不当分割によりびびりを抑制し、耐欠損性を重視した超硬素材にポジ刃先を採用することで切削負荷を低減していること。R精度は±0.005mm(R精度は実外径の1/2を基準とする)。シャンク径交差は-0.001mmから-0.003mmの高精度仕様。

圧倒的な長寿命!「ZTフォーミングタップ」
●不二越

211018メカトロ24 今回、圧倒的な長寿命と低トルクの盛上げタップ「ZTフォーミングタップ」を開発し、展示する。材料は、盛上げタップ専用に組織を微細化したコバルトハイスを開発した。靭性を維持したまま、高硬度化を実現。形状は、ねじ山盛上げ部にマージンレスを採用。接触面積が小さくなることで摩擦抵抗が低減し、加工トルクとバリの発生、摩耗の進行を抑制する。新開発の油溝形状ZTフルートにより、切削油剤の流量が向上。先端まで油剤が届きにくい横形マシニングセンタでも、高い潤滑性能を発揮。ZTコーティングは、靭性を向上させたAlTi系膜と超平滑化処理の組み合わせにより、優れた耐摩耗性・耐熱性と低摩擦を両立する。

 「ZTフォーミングタップ」は、加工方向を問わず、圧倒的な長寿命で、他社従来品に対して3倍以上を実現。低トルク仕様で加工抵抗を抑え、バリの少ない安定しためねじ加工が可能となった。

次世代のトレンドとなる机上測定機を提案
●ブルーム-ノボテスト

211018メカトロ24 生産プロセスの効率化に向けた次世代のトレンドとなる機上測定機を提案する。工具とワークに対する測定プロセスのインライン化&自動化、測定結果の可視化、さらに自動データ補正等を通じ、お客様の加工現場で有効活用頂ける多様な製品を取り揃える。

 見どころは、工具測定用レーザシステム「LC50-DIGILOG(デジログ)」。この製品は回転工具の刃先を非接触で測定する機上測定ユニット。高精度なアナログスキャニングとデジタル測定技術を融合した弊社独自の「DIGILOG」技術で、より高速、高精度かつ信頼性の高い測定を実現した。均質なビーム形状の焦点光レーザにより0.2µmの繰返し精度、5μm工具の折損検知を可能とし、測定時間を従来比60%短縮。さらにドロップストップ機能等により、加工環境下での測定信頼性を向上する。従来の工具長・径の測定に振れ測定などの新しい価値を加えた様々なソリューションを提案する。 

テーマは、「応える、魅せる、攻める」2021
●三菱マテリアル

211018メカトロ25 今年5月に三菱マテリアルとして150周年を迎えた同社。今回の出展内容は、超硬工具ブランド「DIA◇EDGE」のコンセプトである「高品質な商品・サービスの提供」、「最先端技術による商品・サービスの提供」、「お客様との協調」に基づき、同社ならではの多彩なソリューションを紹介する。展示ブースでは、新製品を中心に、ターニング工具・ミーリング工具・ドリリング工具・精密小型部品加工用工具などを展示。主な出展工具は、①刃先振れ調整式鋳鉄加工用正面削りカッタ「WSF406W」、②汎用超硬ソリッドドリル TRISTARドリルシリーズ「DVAS」、③鋼旋削加工用CVDコーテッド超硬材種「MC6100シリーズ」。現在、150周年のイメージ動画を公開している。

 イメージ動画↓
 https://youtu.be/mQVJ_5sFxkE

立壁・底面仕上げに威力を発揮!
●MOLDINO

211018メカトロ26
立壁/底面仕上げ用8枚刃エンドミル「ER(S)8WB-ATH」

 立壁加工においては刃長全体を使って大きな軸方向切り込みで仕上げ加工が行われるケースが多いが、そのほとんどで再加工や修正が必要となる。このお陰で精度や能率面で課題を孕んでいることを受け、今回、立壁/底面仕上げ用8枚刃エンドミル「ER(S)8WB-ATH」を展示する。この製品のメリットは立壁の仕上げ加工でゼロカットや補正などの修正工数を低減し、仕上げ加工時間の大幅な削減と加工の省人化が狙えること。実績あるATHコーティングの採用で、幅広い鋼種に対応する。

 他にも電子部品や半導体製品の製造に欠かせない精密かつ高精度な金型ニーズを受け、エポックディープラジアスエボリューションハード-TH3 「EPDREH-TH3」に要望の多かった4枚刃を追加し展示する。

会場内では顧客の生声と「G1チャック」の効果を公開!
●ユキワ精工

211018メカトロ27 同社では、「ツールホルダは、工作機械の主軸と切削工具をつなぐ重要な機器であり、良いツールホルダを使うだけで、生産性に大きな違いが出るということはあまり知られていません。」とツールホルダの重要性をもっと知って欲しいとしている。見た目に大差はないツールホルダは、価格等が重視され、購入時にはあまり気を使われていないユーザーが多いことを憂いているのだ。そこで、同社では、現在、ツールホルダを「G1チャック」へ替えたあと、品質の向上、コストダウンを図ったマシニングセンタのエンドユーザーの声を集めて実際の声を伝えながら、ツールホルダを替えることでのその効果を披露してくれる。

 なお、G1チャックを使って実感した効果について、1位 切削工具の寿命/破損が改善された、2位 加工ビビリが改善された、3位 厳しい精度が加工できるようになった、4位 ワーク面粗度が改善された、5位 加工音が静かになったとのことで、その実力をぜひ確かめていただきたい!

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