独立時計師 浅岡 肇氏に聞く ~碌々産業の「MEGA-SSS400」を新たに導入~

 

碌々産業 海藤 満社長のコメント ~微細加工機MEGA導入感謝の意~

211122海藤社長 世界独立時計師協会、正会員であられる浅岡 肇氏に弊社微細加工機MEGA-SSS400を導入いただき、大変光栄に存じます。

 これまで浅岡氏は、超高精度機械式時計をお一人で製作するにあたり、汎用のマシニングセンタ上に独自にセンサーを取り付けマシンの癖を把握しながら、まさに神業的に数ミクロン台の加工精度を達成してくられました。しかし、さらなる高精度化と安定加工には弊社微細加工機MEGAが必要と判断され、導入していただきました。

 MEGAにはM-Kitというマシンの鋳物の中の温度、スピンドル用ベアリング、リニアスケール近傍の温度をモニタリングするセンサー類が装備されており、そのデータを見ながらマシンを操って頂く構成となっています。

 もちろん、発熱源にはヒートアイソレーションシステムという二重三重の温度調整システムが基本構造として備わっており、短時間における加工ではミクロン単位の加工精度が達成できるように設計されています。

 しかし、数時間に亘る長時間加工の場合、加工室の温度変化等が機体に影響を及ぼす可能性があるため、M-Kitにてマシン内部の状態管理をできるようにしているわけです。

 また、究極の加工精度を追求するためには、加工者の意図を忠実に再現できるマシンが必要となり「操る悦び」を開発コンセプトにしているMEGAを浅岡氏が気に入ってくださったのではないかと思います。

 浅岡氏の究極の機械式時計の製作にMEGAが少しでもお役に立てば、時計好きの私としても、また、微細加工機メーカーとしても、この上ない悦びでございます。

 今後の浅岡氏のますますのご活躍を心より祈念し、MEGA導入の感謝の意にかえさせていただきます。
 

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