INTERMOLD（東京）　注目企業はココだ！

「高精度×長寿命」を狙う工具群
●日進工具

　日進工具では豊富な製品ラインアップを４つのカテゴリーに分け、「高精度」・「鏡面」・「高能率」・「精密・微細」のキーワードにそれぞれ「長寿命」を掛け合わせての紹介を行い、来場者に「高付加価値」な情報をお届けする。これはさまざまな部品の高機能化需要から、金型も高硬度化、高靭性化、高精度化が進んでおり、高硬度鋼などに対する工具のさらなる長寿命化や高精度化の要求に応えるものとなる。一例として、「高精度」を実現するCBNコアラインは全14型番を揃え、CBN素材の特長を活かした長寿命加工を高硬度鋼に対して実現し、「高精度×長寿命」を狙うことが可能となる。日進工具のブースではぜひこれらに注目してもらいたい！

高い生産性と不良率の削減を実現する
●ブルーム-ノボテスト

　今回、ブルーム-ノボテストが展示するのは、測定ソフトウェア「FormControl」だ。この製品はマシニングセンタにおいて、輪郭形状の測定により加工後のワークの品質を効率良く検査する使いやすいソフトウェア。工作機械で加工終了後、ワークをそのまま機内で測定することが可能で、高い生産性と不良率の削減を実現する。複雑なワーク形状やボアの測定等を3軸加工機は勿論のこと5軸加工機でも実行する。検査結果はPCでグラフやカラーマップなどを用い分かりやすく表示、また帳票での出力も可能。ワークを機械からおろすことなく追加工することができ、お客様のトータルの加工プロセスの効率化に貢献する。

金型加工の困りごとの解決に導く
●牧野フライス製作所

　金型加工の困りごとの解決に導くマシン群を展示。「D2」「V100S」といった大型機での加工事例も展示している。また環境への取り組みも紹介しており、見どころも抜群。注目は立形マシニングセンタ「V56iPLUS」。特に注目して欲しいのは、工場環境温度に合わせて軸移動を最適化する「eSTABILIZER」や、テーブル内部に温度制御された切削液を常に循環させることで温度を一定に保ち、熱変位を抑制する「テーブル温度安定機能」、そして、特別付属品として穴加工時に出る長居切りくずを分断する機能「GIブレーカ」である。人の手を一切介さず、目標精度を自動で達成する「ZeroBorer」も加工、測定、調整をソフトウェアが判断し繰り返すことでこれらの工程を自動化するとして要チェックだ。

金型の長寿命化ニーズに応える
●MOLDINO

　MOLDINOでは、昨今の金型市場による金型の長寿命化ニーズを汲み取った製品群を展示。注目は、金型材の高硬度化が進み、高硬度鋼の直彫り加工を高能率に行いたいとのニーズを受けた高硬度鋼加工用　高送りラジアスエンドミル「EHHRE-TH3」に、このほど、ホカホカの新製品首下長5DCタイプが出展されることだ。この製品は、高硬度鋼を高送り加工時の発生しやすいビビリ振動を抑えた設計が魅力。具体的には外周刃に微少な径逃がしを設けていることでビビリ振動を抑制し、突発的な欠けも抑えてくれる仕組みである。

YASDAならではのソリューションを展開
●安田工業

　注目の「YMC 430+RT10」は微細化・高効率化のあらゆるニーズに応え続け、長時間加工で問題となる熱変位に対しても、機体温度制御装置により高い安定性を発揮。YASDA製高精度傾斜回転テーブルも装着、新しい領域の微細、高精度5軸加工を実現している。また人気の「YBM 950V」は発売から22年目に大幅リニューアル。進化に見合ったデザインを纏いつつ、操作性、メンテナンス性を向上、そして消費電力を削減する環境性能も手に入れバージョンアップしている。従来からの独特な機械構造、徹底した熱変位対策、独創的なスピンドルなどYASDA独自の技術はそのままにファンを魅了。労働人口減少、職人減少、担い手不足…など待った無しの諸問題に高精度、高剛性のマシニングセンタ製造にこだわり続けた我々だからこそ提案できるソリューションで応えてくれる。

「微細加工のあるべき姿」を提案
●碌々産業

　今回は、重切削から鏡面仕上げまで1台で加工可能な汎用性のある微細加工機Visionを出展。「わたり加工」をできるだけ少なく、荒加工・中仕上げ加工・仕上げ加工を１台で完結できるマシンをコンセプトに開発したこのマシンは、弊社微細加工機シリーズ最大の加工エリアを誇る。実機のほかに微細加工サンプル群を展示し、「微細加工のあるべき姿」を提案していく。また、「加工・洗浄・測定・追い込み補正」を機上で完結させ、トータルで形状精度を追及する弊社独自の微細加工システム「COSMOS」を紹介。展示会ではCOSMOSを使用したサンプル、金型パーティング合わせ加工サンプルを展示する。