大昭和精機 淡路第 9 工場が稼働！ ～自動化と省人化で高効率を実現～

150 万点以上の製品を在庫する物流センター 　

　続いて淡路工場と同市内にある物流センターに向かった。建物内に足を入れると、広がる在庫の数々に圧倒された。ここでは 150 万点以上の製品を在庫している。16 基のトラックバースでは 1 日に 30 台以上のトラックが出入りしており、最新鋭のシステムで効率化を図ることでより早く、正確に製品を届ける体制を構築している。 
 
　この物流センターは、在庫の保管だけでなく、高機能な設備を有しているのが大きな特長だ。荷物を自動でパレットに積むロボットパレタイザを活用して入荷梱包を行っており、製品のピックアップ作業は、音声ピッキングを活用していた。この音声ピッキングの利点はハンドフリーと視認の必要がないことで作業者の負担を大幅に削減できることである。棚や商品にバーコードを付ける必要もない。バーコードピッキングに比べると作業効率が良いのである。 

　出荷の梱包も自動製函・封函機で作業を行っていた。たたみ込まれた状態の段ボールが立体的な形になる。省人化と高効率が同時に叶う仕組みだ。 
 
　自然豊かな淡路島でツーリングを中心に切削工具、センサー、計測機器など、製造現場には欠かすことができない多種多様な製品を日々生産している大昭和精機。国内 12 の営業拠点をリアルタイムで結ぶネットワークを構築するとともに、ヨーロッパ、北中米、中国などを中心に 40 カ国へ BIG 製品が輸出され、世界のものづくりを支えている。