三菱マテリアル 「2024年度DIAEDGE特約店会」を4地区で開催

240603top

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(常務執行役員・加工事業カンパニープレジデント=小原和生氏、以下小原常務)が、近畿北陸を5月14日に帝国ホテル大阪で、九州中国を5月17日にホテルオークラ福岡で、北東上/関東を5月21日にマリオット東京で、東海を5月22日にヒルトン名古屋の4地区で開催した。今年度についてはリモート(Web)開催は廃止し、対面のみの開催となった。(取材は近畿北陸)。

加工事業に投資を集中

240603top1
小原カンパニープレジデント

 冒頭、小原常務が日頃の感謝の意を表したあと、加工事業について説明があった。その中で小原常務は「事業ポートフォリオの整理終了となった。今後は主軸となる金属事業、高機能製品、加工事業に投資を集中していく。」と話した。

 次に主要人事異動、組織変更の報告があった。それによると、本年3月1日付けでミルコ・メルロ氏をチーフ・ストラテジー・オフィサーに採用したと説明があった。

(関連記事:https://seizougenba.com/node/13754

 小原常務は、ミルコ・メルロ氏採用の背景について「製造の合理化、マーティン具の強化、主に欧米販路の強化」を挙げた。また、営業本部と戦略本部を管轄するとともに同社が海外事業を行っている海外販社を直接所管する。」と説明した。

 資源循環とサステナビリティーの取り組みとして、〝超硬リサイクル〟について触れた。それによると、「2030年度までに使用する原料の80%以上をリサイクル原料にしていくことを目標にしている。リサイクルを進めることによって燃料の安定調達を図る狙いある。」とした。

 同社では、日本機械工業会から2年連続で『環境大賞』を受賞しているが、クリーンな工場で製造していることと環境調和製品の提供、顧客の環境負荷低減に貢献していることが評価されている。また、安全教育、設備の安全化についても注力している旨の説明があった。

1 / 2 ページ
moldino_banner