アマダプレスシステム プレス周辺装置製造拠点の伊勢原鈴川事業所を拡大 ~生産能力70%増~
2024年07月23日
工程集約を実現
新工場では、製造合理化の推進と物流業務課の改善を目的として生産管理システムがアップグレードされている。コンセプトは①所在の見える化、②実績(着完)の見える化、③計画(目標)見える化――だ。具体的には以下のとおり。
●仕掛かり部品の所在見える化
納品された部品の所在をシステムで管理。組立に必要な部品の未納チェックを行い、部品を探す、再手配するなどの無駄な作業と費用を撲滅する。万が一、間違った機器へ入庫した際にはアラートを出して入庫ミスを防止。
●作業実績収集の効率化、細分化
手書きの作業日報から現場端末にて実績収集し、デジタル化を図る。入力作業及び記載・入力ミスの撲滅し、工程フローに沿った実績収集による合理化への取り組みを推進。
●製造工程の見える化
現在の工程真直を確認。予定工数に対し、実績工数の状況を確認。ガントチャートによる見える化し、個人別の作業計画や負荷管理を行う。
明確なエリアレイアウトが特長の塗装工程も機種別の塗装ルートにより作業動線を短縮し、合理化を図っていた。
また、生産改善としてモジュール生産推進によるリードタイム短縮で、1台当たり組立リードタイムを25日から15日の短縮に成功し、安定供給とともに品質の安定を図っており、仕事量の平準化を狙っていた。この取り組みでは、部品配膳の見直しで部品探し工数を削減し、専用組立台の製作により組立姿勢の改善を行っった。また、専用工具台も製作しており、必要工具の見える化を図っていた。