「ものづくりは工具で進化する」 不二越 トレンドを押さえて人気のバリレスシリーズを拡充!
2024年11月02日
【デモ加工②】DLC-REVOミルバリレス
アルミ加工による側面加工の難しさのひとつに、過切削によるビビリ振動が発生しやすい点が挙げられている。
そこで今回、開発部隊は、ダブルヘリカルの採用で上面・下面のバリを抑制しつつ、外周刃の微小逃げの採用でビビリを抑制することで、展性の高いアルミに対して切れ味と防振効果の両立でバリを低減させることに成功したのだ。こちらもドリル同様に、耐溶着性・耐摩耗性・密着性に優れた新DLC膜を採用している。
こちらも、アルミ用エンドミルと『DLC-REVOミルバリレス』で側面加工を行った。被削材はA5052。加工条件は以下の通り。
側面加工(仕上げ)では写真では分からないのだが、アルミ用エンドミルではガサガサとケバ立っているのが触れていて感じたが、『DLC-REVOミルバリレス』は滑らかである。側面薄板加工も同様だった。
驚いたのは、アルミ用エンドミルと『DLC-REVOミルバリレス』の初期バリ高の比較だ。アルミ用は0.12mmのバリ高さだったが、『DLC-REVOミルバリレス』では、バリが出やすいアルミ加工でありながら、なんと0.00mmの数値を叩き出しているではないか!