「未来の扉を開くエンジニア集団」新川製作所 新村社長に聞く
「シンプル&スピード」をモットーに安定した高品質と高能率化を目指し、高性能工作機械の導入でDX化を積極的に推進している新川製作所(社長=新村佳之氏、本社:静岡県磐田市)は、〝多品種生産工場〟を追求しており顧客の信頼も厚い。同社の特長は、金属の切削加工をメインとした金型・機械部品に加え、治具開発試作品製造を行い、さらに量産に向けた課題解決のためのサポートを行っていることだ。
新村社長にお話を聞くとともに、MOLDINO(モルディノ)の工具を用いた加工技術の数々や、実際にどんなシーンで、加工改善と共に高能率・高精度加工を実現したのかを徹底取材した。
若手従業員がチャレンジできる風土
1976年に設立された新川製作所。最初に会社を立ち上げた3人のひとりに新村社長の父がいた。新川の〝川〟はその3人を表していることから、新川製作所を社名にしている。なお、新村社長の父は2代目の新川製作所の社長を務め、現、新村社長は3代目を引き継いだ。
「弊社の基本的技術は3人の創設者の力が大きく、会社の土台をつくってくれた。YASDAやDMG森精機などの高性能工作機械を導入していったのは、技術の礎を築いた2代目の父だった。父の思いは常に〝最高のものを作りたい〟でしたから、設備には相当こだわっていました。」と新村社長は振り返る。
新村社長が3代目として社長を引き継いだのは、コロナ禍の真っ最中。今年で社長を就任してから4年目を迎えた。「コロナ禍の時は仕事が減少したこともありましたが、初代が会社の礎をつくり、2代目が技術の礎をつくってくれた。私の代では〝組織の礎〟をつくって強い組織作りに注力していきたい。今は49期ですが、目指すは当然100年です!」と笑う。
「強い組織にするには若手にどんどん挑戦させることを意識しています。」というとおり、会社のエントランスには、社員がアイデアを出したというオリジナルゴルフマーカーや作成できるネームプレートが飾られていた。また、磐田市のふるさと納税返礼品には同社のステンレス・ピンタイプのゴルフマーカー『しっぺい刻印入り 2個セット』がある。いずれも、可愛い。
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