ブルーム-ノボテストが日本法人設立25周年を迎える
ブルーム-ノボテスト(日本法人社長=山田亨氏)が日本法人設立25周年を迎え、11月9日にホテルオークラ東京(東京都港区虎ノ門)で記念パーティを開き、多くの関係者がお祝いに駆けつけた。また、この日、2025年1月1日付けで日本法人の新社長に朝尾信之氏が就任すると発表があった。なお、日本法人設立時から尽力してきた山田亨社長は退任する。25周年記念パーティの様子や、山田社長が25年の間に印象に残った出来事などを掲載する。
冒頭にドイツ本社社長のAlexander Blum氏が、日頃のお礼を述べたあと、「日本法人代表の山田と貸しビルの一部屋から立ち上げたことを思い出しています。25年前は冷戦が終結し、自由主義とグローバリゼーションの波が押し寄せた頃でした。それから25年が経ち、地政学の経済への影響力は日に日に大きくなっています。25年前に注力したのは、日本のマーケットと弊社の信頼関係を築き、日本のスタンダードを弊社のベンチマークとすることでした。その後2007年には自社の事務所を設立し、長く日本に根付いていくことを決めました。」と振り返った。
来賓を代表してファナック 社長の山口賢治氏が、「弊社は、1999年12月に、ブルーム様の日本法人が設立される前から、お付き合いさせていただいております。最近ではブルーム様の計測機器やアプリが搭載された弊社CNC工作機械が、世界中のお客さまの工場で稼働し、また、ブルーム様の計測機器が搭載された工作機械が多数お見受けできたことを大変うれしく思います。高精度加工に対応した工作機械や計測機器、自動化システムの展示が、数多く見受けられました。今後の工作機械業界の発展のためには、このような市場拡大に貢献する、より高性能で、より高効率な工作機械や加工技術、計測機器や計測技術、自動化技術が、ますます必要なものと思います。これからも、新技術を開発され、工作機械業界の発展に大きく貢献されるものと存じます。」と祝いの言葉を述べた。
同じく来賓を代表してオークマ 社長の家城 淳氏が、「25周年の進化の源として、山田社長から朝尾取締役にバトンがいくと感じましたが、実は、2005年に朝尾取締役はオークマに入社されたという経緯があります。技術本部で、ある担当部門長をしていた私が、彼を迎えました。彼は、非常に加工に詳しく、アイデアマンであり、加工技術、お客さまへのご提案やソリューション提案に励む、イノベーションに興味がある、そんな人材でした。様々な経験を経て、同じ工作機械業界で頑張ってくださることに対して非常に嬉しい思いです。」と声援を送った。
乾杯の発声は牧野フライス製作所 社長の宮崎正太郎氏が行った。この中で宮崎氏は、「ブルーム様とは長い付き合いになります。私どもの設備は高性能と言われていますが、今日のブルーム様のお陰だと常々感じています。」と感謝を述べた。