DMG森精機 複合加工機NTXシリーズの第3世代が登場

 

主な特長

ギヤ加工や研削加工も1台に工程集約

 

(1)加工能力と精度の向上
 ・400V仕様を採用し、加工能力が向上したturnMASTERを左主軸・右主軸の両方に搭載
 ・全長わずか350 mmのターンミル主軸compactMASTERにより、最高回転速度20,000 min-1での高速加工および高トルクな加工が可能
 ・turretMASTERのミーリング加工能力と精度が向上
 ・機体冷却水循環による徹底した熱変位抑制
 ・高い位置決め精度を可能にする全軸フルクローズドループ制御(スケールフィードバック)を標準搭載
 ・39種類以上のテクノロジーサイクルにより複雑な加工を1台に集約
  -CELOS Chatter Control*2により、画面に表示される主軸回転速度候補を選択するだけで、びびり振動を抑制することが可能
  -汎用機での研削加工を可能にするグラインディング対話式プログラミングによりパラメータを入力するだけで研削加工をはじめドレッシングやツルーイング(形直し)のプログラミングが可能

(2)操作性と段取り性の向上
 ・直感的な操作が可能なヒューマンマシンインタフェース ERGOline Xを搭載
 ・最大246本まで収納可能な工具マガジン
 ・工具段取りに必要な全ての操作が可能なマガジン操作パネルを標準搭載
 ・チャックの把握力を操作パネルから指定できるNC-CLAMPを標準搭載。ワークのセット間違いを検知する機能により、多品種混流生産でも安心して使用可能

(3)高精度な機械性能を活かした、機内計測の充実
 ・電波信号伝達方式タッチセンサによる機内計測は、繰り返し精度0.25 μm以下を実現
 ・従来タイプよりも干渉が少ない自動機内ツールプリセッタを標準搭載
 ・機内自動計測システムTool Visualizerを活用することで、工具の3Dモデル作成や切りくずの巻き付き・破損検知が自動で可能

(4)豊富な自動化ソリューション
 ・MATRIS:規格化された周辺機器により、要望仕様にカスタマイズ可能なロボットシステム
 ・MATRIS Light:手押し台車にロボットを搭載し、人との協働が可能なフェンスレスなロボットシステム
 ・WH-AMR 10:工場内物流を自動化。人との協働を実現する自律走行ロボットシステム
 ・GX ローダ:素材供給から完成品排出まで完全自動化を実現する高速・量産の自動化システム
 ・バーフィーダ:ワークアンローダと組み合わせて、棒材加工を自動化
  -DMQP(DMG森精機認定周辺機器)の選定から納入・保守までトータルでサポート

(5)加工3悪(切りくず、クーラント、ミスト)に対するソリューションを標準搭載
 ・ステンレスカバーと天井シャワークーラントにより加工機内の切りくずを排出
 ・ドラムフィルタ付きチップコンベヤによるクーラントと切りくずの分別性能が向上
 ・長時間の連続稼働を実現する立型大容量クーラントタンク zero-sludgeCOOLANT pro
 ・加工時に発生するミストを効率的に捕集する zeroFOG

(6)エネルギーと資源の効率的な利用
 ・徹底したクーラント管理と切りくず処理により、使用中のクーラントの寿命を延長
  -クーラント廃液の焼却処理に伴うCO2を1.7 t削減
 ・自社開発の高効率トランスや不要な電力を抑えるGREENmodeでサステナブルな生産に貢献
 ・SBT 認定を取得し、サプライチェーン全体のCO2排出量削減の取り組みを実施
 

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