佐野社長率いるCAMSUPS（キャムサップス）がいよいよ始動！　～ENCY Software（エンシーソフトウエア）社製の CAD/CAMが日本上陸～

時代に合致したスマートな加工を後押し

　メインワークスペースに完全統合、操作の任意のポイント、あるいは特定のブロックからシミュレーションを開始でき、ストックモデルも自動で更新、途中の状態を保存する手間がない。パーツ、材料、切削工具、治具、マシン環境全体をフルに再現し、パーツの色変更や、表示設定、加工後のモデルと比較、干渉や削りすぎの検出も可能だ。標準的な切削シミュレーションだけでなく、積層造形、溶接プロセス、塗装、コーティングシミュレーションなど、多彩な工程に対応している。Gコードベースのシミュレーションも可能である。

　簡単に作れるデジタルツインも大きな強みである。『マシンメーカー』はデジタルツインをつくるための最先端インタラクティブビルダー、CNCマシンやロボットセルの仮想モデルをプログラミングなしで作成できるスグレモノ。これを使えば、3次元モデルのインポートと簡略化でベンダリングを高速化、直感的なインタラクティブツールでキネマティクスを定義、複雑な機械アセンブリも簡単に構築、CAD／CAMとの精密な統合のためにマシンパラメーターを微調整、さらに豊富なオンラインパーツライブラリーとシームレスな統合やカスタムパーツの作成も可能なのだ。マシンメーカーを使えば、実際の生産設備を正確に仮想世界に再現できるという。

　オンラインプロジェクトライブラリーにはENCYのユーザーや、ディーラーによって共有された数百もの既成の加工プロジェクトが容易されている。このライブラリーを使うことによって①加工プロジェクトをプライベートクラウドに保存する、②ファイルを同僚やECコミュニティ全体と簡単に共有する、③スマート検索フィルターで関連する加工例を素早く見つけることができる。適切なプロジェクトを見つけたらENCYにインポートして、学習や参照、既存の加工戦略の再活用に利用できるのも嬉しい。ENCYユーザーはデジタルコンテンツを探すのに、時間を浪費することはなく、業界知識を活用して学習を加速させ、作業フローを最適化できるのだ。

　なお、同社では、『3カ月限定半額乗り換えキャンペーン』として、１月より国内販売開始に際し、お持ちの既存ソフトからの乗換のユーザーには定価の半額にて提供する。

　2026年1月、CAMSUPSはいよいよENCY製品を市場投入する――――。