佐野社長率いるCAMSUPS（キャムサップス）がいよいよ始動！　～ENCY Software（エンシーソフトウエア）社製の CAD/CAMが日本上陸～

コスト効率の高いソフトウエア

　全ての機能は、自社開発で作られている点も注目したい。この独立性があるからこそ、技術的な可能性やユーザーや販売パートナーからのフィードバックをもとに自分たちのベースで改善、機能追加ができるのだ。さらにサードパーティのライセンス料を支払う必要がないため、どんな企業でもコスト効率の高いソフトウエアを提供できる。

　ソフトウエアを立ち上げたとき、最初に目に入るのはインターフェースだろう。同社によると、「多くのCAD／CAMシステムは散らかった画面が多い。重なったウィンドウ、文字だらけのレイアウトに加え、グラフィックもなんとなく古くさく、見ているだけでヤル気が蒸発してしまう。でもENCYはシンプルでモダンにできています。メインは『モデル・図形作成用』、『マシニング・ツールパス作成用』、『シミュレーション・加工プロセス検証用』の3つだけ。流れるようなワークフローで、作業は直感的かつ効率的に行えるうえ、洗練されたコマンドアイコンは作業を快適にし、ダークテーマは長時間のプログラミングでも目の疲れを軽減してくれます。もちろん複数のプロジェクトを同時に開き、タブごとに切り替えながら作業も可能なうえ、さらに新しいユーザーにはスマートヒントが瞬時に加工パラメーターの説明に表示してくれるのですぐ操作に慣れることができます。」と説明をしてくれた。

　加工パラメーターをその場で簡単に調整可能な点も強みだ。加工パスの数や、切削方法を変更したり、加工方法自体をドラッグアンドドロップで切り替えたりすることができる。しかも、計算を実行する前に予想される結果を確認できるのが最大の魅力である。「仮想マシンやロボットもインタラクティブに操作可能で、バイスやクランプの位置を変更したり、ワーク座標を設定したり、パーツを機械構造にスナップさせるのも簡単。」とのこと。

　高度な加工シミュレーションも大きな強みだ。独自開発のグラフィックスエンジンと2つの強力なシミュレーションモードを搭載している。〝ソリッドシミュレーション〟は高精度、最高クラスのグラフィック品質、〝ボクセルシミュレーション〟はパフォーマンス重視で高速処理を実現する。