「昨日より今日、今日より明日へ」 和井田製作所 和井田会長兼社長に聞く

 

ものづくり教育は未来への投資! ~子どもたちの〝好き〟を育てる~

ものづくりの楽しさを次世代に伝える活動にも注力

 

 ― 貴社ではものづくりの文化や楽しさを次世代に伝える活動にも注力しており、実践的で本質的な取り組みをしていますが、具体的な内容を教えてください。
 和井田 「MONO-LAB和井田 ひと・ものづくりプロジェクト」は、本社所在地である高山市の40名の小学生を対象にした3日間のワークショップ(サマーキャンプ)で、子どもたちの創造性や発想力を引き出すことが狙いです。地元自治体や東京大学杉田研究室などと連携してシチズン時計さんの協力も頂きながら、継続的に地域ぐるみのものづくり教育として機能しております。
 ― ものをつくる力そのものを育むことを重視されているのですね。貴社の地域に根ざした取り組みは、単なる貢献にとどまらず、産業基盤そのものを次世代へと継承し、産業の未来を支える投資とも言えるのではないでしょうか。その意義についてどのようにお考えですか。
 和井田 この取り組みのきっかけは、とてもシンプルな危機意識でした。10年以上前より、子どもたちは友達と外で遊ぶのではなく、室内で一人でゲームに没頭する姿を見て「このままでいいのか。」と感じたことです。そこから、ものづくりの面白さや手を動かす楽しさを次の時代に伝えていこうと動き始めました。その結果、嬉しい変化も生まれました。この活動に参加した1期生が実際に当社へ入社してくれたのです。さらにMONO-LABの高山ワークショップで高山工業高校の生徒たちが毎回応援に来てくれました。その中で先生役として子どもたちに教えていた生徒が後に当社に入社するというつながりも生まれています。体験では終わらず、人が育ち、未来につながっていく。この取り組みは確かな手応えを感じ取られるものになっています。
 ―ありがとうございました。

 

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