DMG森精機 独拠点を拡張 超音波技術の開発・生産体制を強化 新型機も世界初公開!
DMG森精機は、ドイツ・シュティプスハウゼンにあるDMG MORI Ultrasonic Lasertec GmbHの拠点を拡張し、6月10日(現地時間)に開所式を開催した。生産、物流、研究開発機能を強化するとともに、工作機械製造および硬脆材料加工における超音波技術の重要性を改めて示した。
今回の拡張では、生産、物流、研究開発機能の強化を目的に約1,400平方メートルを増設したほか、研修設備を刷新し、屋外エリアを備えた社員向けカフェテリアも新設した。
DMG MORI執行役員兼DMG MORI Ultrasonic Lasertec GmbH社長のパトリック・ディードリッヒ氏は、「今回の拡張は、シュティプスハウゼン工場へのDMG MORIの強いコミットメントを示すものです。生産・開発体制をさらに強化し、今後の成長と技術革新に向けた基盤を整えました。」と述べた。
開所式には、DMG MORIグループCEOの森雅彦氏をはじめ、顧客やパートナー企業、政治・行政関係者、地元関係者らが出席した。ラインラント=プファルツ州経済・観光・エネルギー・気候保護省の政務次官シモーネ・シュナイダー氏は、「未来の技術には、それを支える先進的な工作機械が不可欠です。DMG MORIのような企業は、大胆な取り組みによって革新力を体現し、前進を続けています。」と期待を寄せた。
同社は今回の拡張により、とりわけ研究開発機能を強化し、革新的な製造技術の開発を継続するとともに、高度化する加工ニーズに対応した実践的なソリューションの提供を進める方針だ。
シュティプスハウゼン拠点は、DMG MORIにおける超音波加工技術の中核拠点として位置付けられている。超音波技術を搭載した5軸マシニングセンタを製造し、半導体や光学、医療、航空宇宙など幅広い産業向けに供給している。高周波の超音波振動を活用することで、硬脆材料や難削材を高効率かつ高精度に加工できるほか、工程集約や自動化ソリューションとの組み合わせにより、複雑な製造プロセスの効率化にも貢献している。
また、開所式に合わせて6月10日から12日まで「ULTRASONIC Technology Days」を開催し、硬脆材料の超音波援用加工の幅広い用途を紹介するとともに、新型機「ULTRASONIC 80 Precision」を世界初公開した。
同機は、工具の回転運動に高周波振動を重ね合わせることで、硬脆材料を高い信頼性と加工精度で加工し、加工負荷を大幅に低減するもので、高剛性構造と高度な冷却設計により最大5μmの位置決め精度を実現したほか、同時5軸加工と円筒研削を1台でこなす工程集約型マシンであり、同社では、〝マシニング・トランスフォーメーション(MX)〟を体現するソリューションとして提案している。
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