「限りない技術革新への挑戦!」 イスラエルのイスカル本社でファーストクラスディーラーと関係ユーザーを対象にセミナーを開催(前編)
イスラエルに到着! 初日はウェルカムランチからスタート!
さて、『イスラエル本社訪問ツアー』の日程は7月15日~21日。成田空港組、関西空港組の2班に分かれて出発した。ちなみに筆者は成田組である。待ち合わせは20時30分、エミレーツ航空チェックインカウンター前だ。イスカルの旗をもった営業担当者数名が成田組を出迎えてくれた。飛行機に乗り込むと約11時間のフライトののちドバイでトランジット。ここで関西空港組と合流し、いざイスラエルのベン・グリオン空港へGO! 余談だが、エミレーツ航空の機内食はたっぷり量もあり、好評だった。
イスラエルといえばハイテク技術に優れる国として知られており、国家レベルで最先端技術の開発を推進している。USBメモリ、スマホの顔認証システムなど、身近な技術がイスラエル生まれであることからも、その躍進が目覚ましいことが理解できるだろう。近年ではGoogleやMicrosoft、Intel、Amazon、日本ではNTTなど、ハイテク企業の開発部門がどんどんイスラエルのハイファ地区に吸い寄せられるように集積していることにも注目したい。
その一方で、イスラエルといえば、世界一入出国が厳しい国としても有名である。このため、空港では「怪しい者はパンイチに(=パンツ一丁の意)にされたうえ、非常に厳しい尋問がある」など、よく分からない情報がネットを含め飛び交っていたこともあり、昭和生まれの筆者は小説の中に登場した憲兵の振る舞いをふと思い出し、パスポートを持つ手が震えたが、入国はびっくりするくらいあっさりしていて、拍子抜けをしたくらいだった。
あっさり過ぎるくらいあっさりと〝関所〟を通過すると、空港内ではイスカル社の日本法人、イスカルジャパンの岡田一成代表が出迎えてくれた。参加者一同、岡田代表に挨拶し、バスに乗り込み、宿泊先へ向かう。この間、岡田代表がイスラエルの歴史や現状を丁寧に説明してくれた。
イスラエルとの時差は日本より6時間(冬時間は7時間)マイナスである。ホテルに荷物を置いたあと、場所を移してウェルカムランチがあった。岡田代表は、「ようこそイスラエルへ!」の声のあと日頃の感謝の意を表し、「海外ということもあり日本の慣習とは少々違いがあるかとは思います。皆様には貴重なお時間を割いて頂くことになりますが、この機会にイスカル製品の開発に対する思いや歴史、取り組みについて理解を深めて頂き、日本のものづくりにおけるイノベーションの採用を皆様の力で推進していただきたい。」とあいさつをした。続いて参加者ひとりひとりが自己紹介をしたあと、イスラエル到着初の食事に会話が弾んだ。その後ホテルに戻り、フリータイムののちハイファ市内で夕食をとった。