30周年を迎えたイスカルジャパン 岡田代表に聞く

 

市場開拓の狙いとデジタル強化
 

豊富な加工ソリューションを提供しているイスカルワールド


 ― 付加価値の高いサービスを実行するためには流通の力も重要です。
 岡田 サービスの提案はイスカルジャパンの営業担当者だけでできるわけではありませんので、当社メーカーの方針を理解いただき、ベクトルを合わせた活動ができる流通パートナーの存在が欠かせません。故に、当社は「流通重視・強化」を掲げており、代理店、特約店との高いレベルでの関係構築・促進を目的として、2023年にはファーストクラスディーラー(FCD)会を創設しました。当社単体でできる活動には、言うまでもなく限りがあります。流通パートナーの皆さんとワンチームとなって、より付加価値の高いサービスを提供できる体制の強化が、結果として当社の理念、活動方針の実現につながります。
 ― 近年は急速にデジタルからのアプローチが進んでいます。
 岡田 この点は、イスカルとして積極的に取り組んでいるところであり、ほぼ環境としては整っています。アプリやWEBサイト、SNSを通じての製品情報の提供をはじめとして、加工ノウハウの一部の開示と提供、EDIやECサイトを通じた代理店との受発注など、様々な取り組みを行っております。日本国内における普及・浸透が急務です。
 ― イスカルジャパンが30年かけて蓄積した販売ノウハウもあります。
 岡田 おかげさまで、イスカルジャパンには現在国外メーカーとしては最多レベルの約120名の社員がいます。これだけの社員がいるからこそ、イスカルジャパンの理念に沿った活動を推進することができます。この環境を大変ありがたく思っています。

 

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