佐野社長率いるCAMSUPS（キャムサップス）がいよいよ始動！　～ENCY Software（エンシーソフトウエア）社製の CAD/CAMが日本上陸～

ドラマチックな展開

　―　驚くほどスピーディで話がまとまり、ドラマチックなお話しです。
　佐野　お陰様でENCYの日本総代理店として契約を結ばせていただく運びとなりました。最初は開発元から仕入れて再販するリセラーで良いと思っていたのですが、鳥羽がプレゼンを頑張ってくれて、ディストリビューターの契約にこぎ着けてくれた。これでより効果的に販路を拡大することができますが、直販はまだ日本の商慣習に馴染んでいません。製品導入後の技術支援や市場への浸透を早めるためには販売代理店が必要ですから、ネットワークの拡大に向け、パートナー企業を新たに募ります。
　―　現在、社員数は何人ですか。
　佐野　7人ですが、やはり営業と技術の担当者は早急に増やす必要があるので、人材を募集中です。
　―　ENCY社製品に惹かれた理由を教えてください。
　佐野　AI機能を駆使し、「ENCY（CAD／CAM）」、「ENCYRobot」、「ENCYTuner」「EMCYClouds 」「ENCYHyper」「MachineMakerとそれぞれの機能が１社のシステムで稼働するという従来の思考を超えた構成で、なおかつ低価格を実現したことです。多様なシステムをご使用中のお客様が現在お持ちのレジェンドNCデータを標準装備の描画編集機能で取り込めるので、加工現場で混乱なく移行が行える点も魅力でした。
　鳥羽　現在、どこのメーカーもそうですが、CAD／CAMのシステムにAIが必須となっていくなかで、他メーカーと同等以上の機能でありながら、佐野が申し上げた通り、価格が商品によっては2分の1から3分の2という安価で対応できるのは大きなメリットです。また、5軸加工はシミュレーションソフトが必須です。市場にはシミュレーションソフトで非常に高価なものも出回っておりますが、ENCYは標準でGコードのシミュレーションソフトを持っています。これは他社にはない優位性だと思っています。
　―　佐野社長は12月に84才を向かえるとは思えないほどのエネルギーと探究心を携え、二度目の創業に挑ました。その前向きな姿勢は、業界で活躍される方々にも大きな勇気を与えていると思います。
　佐野　業界の方々は私をバケモンと呼んでいるようですが、まだ仕事が出来るという事実が何よりも嬉しくて楽しいものです。
　―　情熱が人を動かし、ビジネスは何歳からでも挑戦できるという事実を力強く証明しています。ありがとうございました。

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