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「第9回新機械振興賞」受賞候補者募集を開始
機械振興協会(会長=庄山悦彦氏)が、平成23年度第9回新機械振興賞の受賞候補者を募集する。この賞は、優秀な研究開発を行い、その成果を実用化することによって、わが国機械工業技術の進歩発展に著しく寄与した企業・大学・研究機関及び研究開発担当者を表彰するというもの。表彰対象独創性、革新性及び経済性に優れた機械工業技術に係る研究開発及びその成果の実用化により、新製品の製造、製品の品質・性能の改善または生産の合理化に顕著な業績をあげたと認められる企業等及び研究開発担当者とする。募集の方法機械工業に係る関係団体、地方公共団体、国効率試験研究機関、学会等に募集を以来し、受賞候補者の推薦を求める。受賞候補者の推薦機関は、平成23年4月1日(金)から5月16日(月)必着。「募集要項」および「推薦書の様式」は、下記からダウンロードすることができる。http://www.try.jspmi.or.jp/prize/表彰の方法(1)特に優秀と認められるものについて経済産業大臣賞及び中小企業庁長官賞の授与を申請するものとする。その他の受賞者に対し、会長名の賞状を贈呈する。(2)受賞する企業等に対し、記念品を贈呈する。(3)経済産業大臣賞、中小企業庁長官賞及び機械振興協会会長賞を受賞する研究開発担当者に対し、賞金を贈呈する。賞金の額は、経済産業大臣賞は80万円、中小企業長官賞は50万円、機械振興協会会長賞は30万円(研究開発担当者が複数である場合もこれらと同額)とする。選考機械振興協会会長が委嘱する学識経験者よりなる審査委員会により行う。受賞者発表平成23年12月に発表予定。後援(予定)経済産業省、中小企業庁、JKA、中小企業基盤整備機構、日本機械工業連合会、日本経済新聞社。問合せ先機械振興協会 技術研究所 技術協力センター 技術情報室 新機械振興賞担当〒203-0042 東京都東久留米市八幡町1-1-12TEL:042-475-1168 FAX:042-476-4870
SolidWorks アドオン型CAM「Mastercam for SolidWorks」の新版をリリース

「Mastercam for SolidWorks」は、3 次元CAD「SolidWorks」上で、Mastercam のCAM機能を利用したツールパス作成が行える新コンセプトのCAM システム。設計から加工までの一連のデータをワンシステムで作成・管理することが可能なほか、モデル上のフィーチャ情報や穴属性を利用したツールパスの作成といった、SolidWorks 上で動作するCAM システムならではの特長を豊富に備えている。
このほどリリースの新版では、SolidWorks の64bit 版を完全サポートするほか、Mastercam の最新版「Mastercam X5」に搭載された高速加工機能を含む様々な機能強化が行われた。価格は2次元加工用の「Mastercam X5 for SolidWorks 2D」が100 万円(税別)~、2 次元/3 次元加工用の「同3D」が200 万円(税別)~となっている。
※いずれも「SolidWorks」を所有していない場合は、別途「SolidWorks」の購入が必要。
2次元・3 次元高速加工用ツールパスに、新たな荒取り、仕上げ機能を追加

なお、これらのツールパスはすべて全刃切削を排除し、ダウンカットを優先した加工動作となるため、高速加工による荒取り・仕上げ時の工具負荷を大きく軽減することができる。
また、今回追加されたこれらの機能は「Mastercam X5」に搭載されている機能を継承している。そのため、Mastercam 同様、GUI を多用したグラフィカルな設定画面より、加工者の意思を的確に反映したツールパスの作成がMastercam X5 forSolidWorks でも可能となっている。
業界初の低反力・耐久性に優れた形防振継ぎ手
倉敷化工が、このほど主力製品である「クラシキJシリーズ フレキシブルジョイント」の新シリーズとして、業界初とある低反力・耐久性に優れたユニオン形防振継ぎ手「クリーンフレックス ユニオンタイプ」をこのほど発売した。クリーンフレックス ユニオンタイプの特長(1)JWWA日本水道協会認証登録品(2)内面ゴムにJW01採用(黒水問題も解決。耐塩素や耐オゾンに優れたJW01)(3)フランジタイプと比較して省スペースを実現(4)継手材料にステンレスを採用(5)ソリッドリング採用により20万回の耐久性(加圧繰り返し性能実験による結果)
製造業の省エネ・設備メンテナンスに関する講演会を開催
日本能率協会は、4月25日(月)、大阪市中央区のマイドームおおさかで、製造業の省エネ・設備メンテナンス、グローバル生産に関する無料の講演会を開催する。この講演会は、製造業の設計・生産・保全の連携をテーマとした展示会『ものづくりNEXT ↑2011』と日本唯一の製造業向け環境・エネルギー対策をテーマとした展示会『第8回ECO-MAnufacture』を2011年11月16日(水)~18日(金)に東京ビッグサイトで開催するにあたり、関西の関連企業のみなさまに業界の最新動向や本展示会の特長・活用方法を紹介し、出展を検討する場として企画したもの。講演会の目玉として、日本の環境産業(グリーン産業)を新興国へ普及拡大することを目的とした「グリーン産業開発支援国際会議」の開催、および日本の製造業において重要なテーマとなる「高経年設備におけるメンテナンス」とグローバル展開が進む「アジアにおけるものづくり事業」の3つの講演を予定している。■開催概要【名 称】ものづくりNEXT↑2011×ECO-Manufacture 合同開催概要説明会【日 時】2011年4月25日(月)14:00~16:45(13:40より受付)【会 場】マイドームおおさか 8F 第一会議室(大阪市中央区本町橋2-5)【料 金】無料【参加対象】「設計」「生産」「保全」「環境」「省エネ」に関する製品・サービスを取り扱う企業の営業・販促担当者【申込方法】『ものづくりNEXT↑』ホームページ(http://www.jma.or.jp/next)より申し込み【問合せ先】日本能率協会ものづくり支援事業ユニット ものづくりNEXT↑/ ECO-Manufacture事務局(TEL:03-3434-0587)プログラム●14:00~14:05 主催団体代表挨拶●14:05~14:40 『ものづくりNEXT↑2011/ECO-Manufacture』開催概要説明と展示会の有効活用方法などについて●14:40~45:20 特別講演(1)~製造業の省エネ・環境対策~「国際連合工業開発機構(UNIDO)の活動とグリーン産業開発支援国際会議2011開催について」講師:国際連合工業開発機関 西川泰蔵氏●15:30~16:10特別講演(2)~製造業の設備メンテナンス~「プラントメンテナンスの現状と動向―実態調査速報―今求められるサービス・技術」講師:日本プラントメンテナンス協会 岩槻 茂氏●16:10~16:45特別講演(3)~グローバル生産とグローバル調達~「中国・アジアにおけるものづくり事情~今後求められるサービス・技術~」講師:日本能率協会 磯野 茂氏
パリ自動車部品・整備機器展「EQUIP AUTO 2011」自動車業界のイベントに明るい兆し
エキップ・オート(EQUIP AUTO) 2011の準備は5ヶ月前に始動し、現在、最高の兆しをみせている。2009年の前回から25%拡大した10万平方メートルの70%以上がすでに埋まっている。今回は、以下のとおり業界を代表する企業が再び出展する。車両用機器Continental Teves-VDO、ContiTech、Hella、Knorr Bremse、Mahle、Meritor、TI Automotive 工具 Facom 洗車 Washtec 車体塗装Europa、 Omia後述の2社は、フランス車体製造業連盟(FFC)後援による「車体製造・塗装ヴィレッジ-塗装・修理」に出展。これら再出展企業の中には、PSA、ルノーといった大企業も含まれ、参加を表明した。また、2年前に参加した下記の多くの自動車部品メーカー、工具メーカー、流通グループも、前回の出展を通してこの展示会への信頼を新たにしている。Autodistribution, Beru-Borgwarner, Bosch, Corteco-Freudenberg, Delphi, Hutchinson, Mann+Hummel, NTN-SNR roulements, Schaeffler, Starexcel (Autolia Group), Valeo, ZF Trading.診断分野では、Actia、Texaの両社が出展する。2009年同様、修理工場用設備ではEGI Europe、Fog、Förch、KS Tool、Provac、Ravaglioli、SNA Europeの各社が出展する。EQUIP AUTOについてあらゆる車両の自動車部品の国際見本市として、EQUIP AUTOは、新製品、新サービス、新規取引先を求めている製造業者、流通業者、修理業者間の有力な交流の場となっており、Comexposiumによって、そのパートナーであり株主でもあるフランス自動車部品工業会(FIEV)およびフランス車体製造業連盟(FFC)の後援で開催されている展示会である。2011年は、来場者96,000人(うち国外35%)、出展者は全業種合わせて1,800社(うち国外75%)が見込まれている。
「エポックSUSマルチ(EPSM)/エポックSUSウェーブ(EPSW)」新発売 日立ツール

部品加工分野では、安定加工・長寿命・低抵抗などが求められていることを受け、今回、切り屑を細かく分断でき、切削抵抗を抑制できるラフィングタイプの『エポックSUSウェーブ』と摩耗進行を抑制できる形状により、安定加工・長寿命加工が可能なスクエアタイプの『エポックSUSマルチ』の2シリーズをラインナップした。両シリーズとも傾斜切削やZ方向への加工にも対応できるため、ドリルの工程が削減でき、大幅な工程集約も可能となる。
【特 長】
『エポックSUSマルチ』&『エポックSUSウェーブ』
・ステンレス材の加工に最適な刃先形状のため、安定した加工が可能。
・不等分割刃型を採用しており、高切り込みにおいてもビビリ振動が抑制できる。
・高密着性と耐摩耗性を両立したパナシアコートを採用しており、長寿命な加工が可能。
・2段ギャッシュ形状を採用しているため、傾斜切削などのZ方向への加工に対応する。
『エポックSUSマルチ』
・ダブルエキセンの採用で、摩耗進行を抑制し、長寿命な安定加工が可能。
『エポックSUSウェーブ』
・最適な溝形状により、高切り込みにおいても切り屑排出性が良好で高能率な加工が可能です。
【用 途】
部品加工をメインとしたステンレス材の加工・超耐熱鋼などの難削材加工 。
【基本仕様】
・エポックSUSマルチ(EPSM)(φ1~φ20:スクエアタイプ レギュラー・3D・5D)
・エポックSUSウェーブ(EPSW)(φ4~φ20:ラフィングタイプ、レギュラー・3D・5D)
「高送りダイマスター・ヘプタミル シム付き」発売開始 ダイジェット工業
ダイジェット工業が4月1日より、1刃あたりの送り4㎜の超高速送りを実現した高能率加工用工具「高送りダイマスター SKS-RS形」と7角形チップの採用で高切込み高送り加工が可能な「ヘプタミル HEP-RS形」に、本来の損傷を防止するシムを採用した『シム付き』タイプを追加し発売を開始する。
●特長(共通)
(1)高精度超硬シム採用により、チップ損傷時の本体損傷を防止。
(2)従来品と同じく、本体剛性は高剛性かつ耐久性に優れた強靭性G-Body。
(3)従来品の性能はそのままに、シム付きによる、より安定した工具寿命を実現。
●サイズ・標準価格
・高送りダイマスターシム付き Φ63(58,200円)~Φ160(156,200円)
・ヘプタミルシム付き Φ63(58,200円)~Φ200(217,700円)
初年度販売金は5,000万円を見込んでいる。

国内販売サービス部門を移管 森精機製作所
森精機製作所(社長=森雅彦氏)は、2011年4月1日より国内の販売サービス部門を「森精機セールスアンドサービス」に移管し、営業を開始する。ドイツ ギルデマイスター社(以下DMG)との提携も3年目を迎えた同社では、日本国内でのDMG製品の取扱高が年々増えている。これを機に自社製品及びDMG製品の販売部門に加え、両製品の国内サービス部門を新会社に移管し、本年4月1日をもって「株式会社森精機セールスアンドサービス」として独立させ、一層の経営の効率化を進めることとしている。なお、販売・サービスへの要望はこれまで通り、テクニカルセンタ、またはサービスセンタにて対応する。
日進工具仙台工場 機械の調整作業中
日進工具仙台工場に隣接する開発センターおよび加工センターの建物の損壊はないが、機械設備の位置に横ズレが発生したため、ただいま機械の再設置や調整作業中であり、今週いっぱいまで生産活動に影響が出ると想定している。出荷は都内の在庫センターにて行っており、出荷は全面ストップすることはないが、一部のアイテムに遅れが出る可能性があるとしている。
【速報】日本金型工業会東部支部 被害状況
日本金型工業会が3月14日~18日の期間、独自に東部支部に所属する正会員企業206社に対して、主に機械設備・工場建物の被害状況について行った聞き取り調査は以下のとおり。対象地域は北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・山梨県・長野県・静岡県大井川以東。今回の震災の被害を大きくしている津波の被害に関する報告はなし。また、従業員並びにその家族の被害状況については、現段階で今回の調査項目にはしていない。今後さらなる調査にて確認することとしている。機械設備・工場建物の被害状況の内訳(1)206社聞き取り調査のうち、157社が被害無し通常通りに操業出来るとの回答。(全体の76%)。(2)35社が被害軽微だが通常通り操業出来る。(全体の17%)。 (3)9社が被害軽微但し多少本格的な調整が必要としている。 (4) 3社が被害あり、その内操業のめどが立たない先と、22日から操業を始める企業がある。(5)全体的には、被害なしと被害軽微で操業が出来る企業として合わせて全体の93%を占めているように、地震の直接的な揺れによる機械・建物の被害は軽微で済んでいるとのこと。ただし、大多数の会員企業が操業出来る状況であるが、計画停電などの電力事情、ガソリン不足などによる納品・材料部品の供給などの物流問題、従業員が出社出来ないなどで、設備的には操業できるが、実際には操業ダウン、操業ストップ状態となっている企業が多く見受けられる。電力・物流の問題は早急な解決を望む所であり、経済産業省にもこの被害調査を通して状況報告並びに解決のお願いをしており、また、電力問題・物流問題による操業への悪影響は深刻な問題については、「日本金型工業会の東部支部所属の会員企業の生産能力は健在である」と、今回の被害調査に基づき金型需要業界などに経済産業省を通じてメッセージを発信している。