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12月分産業機械受注状況および輸出契約状況 

産業機械工業会がこのほどまとめた平成22年12月分の産業機械受注状況および輸出契約状況は以下のとおり。12月の受注は4231億1800万円、前年同月比125.5%となった。・内需内需は2809億9200万円、前年同月比119.3%となった。内需のうち、製造業向けは前年同月比92.8%、非製造業向けは同137.7%、官公需向けは同144.0%、代理店向けは同105.6%であった。増加した機種は、ボイラ・原動機(181.6%)、鉱山機械(130.2%)、化学機械(112.8%)、プラスチック加工機械(121.5%)、圧縮機(112.6%)、送風機(220.6%)、変速機(119.2%)、金属加工機械(107.1%)の8機種であり、減少した機種は、タンク(22.8%)、ポンプ(94.8%)、運搬機械(62.8%%)、その他機械(83.7%)の4機種であった。・外需外需は、1421億2600万円、前年同月比139.9%となった。プラントは4件、230億7600万円となった(前年同月比は、前年同月に案件が無かったため比率を計上できず)。増加した機種は、ボイラ・原動機(150.3%)、化学機械(148.1%)、タンク(223.4%)、プラスチック加工機械(121.7%)、圧縮機(129.9%)、送風機(385.7%)、運搬機械(264.5%)、変速機(175.8%)、金属加工機械(616.3%)の9機種であり、減少した機種は、鉱山機械(24.9%)、ポンプ(38.1%)、その他機械(87.5%)の3機種であった(括弧の数字は前年同月比)。●12月分産業機械輸出契約状況は以下のとおり。12月の主要約70社の輸出契約高は、1314億100万円、前年同月比142.1%となった。プラントは4件、230億円7600万円となった(前年同月比は前年同月に案件が無かったため比率を計上できず)。単体は1083億2500万円、前年同月比117.2%となった。地域別構成比は、アジア58.3%、北アメリカ21.6%、中東7.9%、オセアニア5.5%、ヨーロッパ2.7%、南アメリカ2.6%となっている。

新機種登場!「MTF2011」

三井精機工業が2月8日~9日の2日間、本社工場にてプライベートショー「MTF2011」を開催し、多くの来場者で賑わった。








世界中の最先端産業の部品加工で活躍しているマシン群のなかで、今回特に注目を集めていたのは「HU100」シリーズ。従来、大型機に対する仕様のニーズは多岐にわたるため、標準的な仕様ではニーズに対応しきれていない課題があったが、このHU100シリーズは、本格的なモジュールマシンとして開発され、顧客の要望に応えるとしている。高い剛性な基本構造と超高トルク・スピンドルの組合せでチタン等の難削材を高能率に加工するマシンである。
徹底した温度管理や、振動対策、精度を極めるための理想的な環境のもと、同社の工作機械はつくりこまれている。

HU-100
HU-100

イノベーションデー盛況のうち閉幕 森精機

森精機製作所は2月10日~12日までの3日間、伊賀事業所で開催したイノベーションデー “X class & DMG ショー”にて、大型4軸旋盤NZL6000及び、大型超高速5軸加工機NMB36100の新機種2台を発表した。その他にも新機種13台と独国ギルデマイスター社製品7台を含む合計33台を一挙展示し、約2300人の来場者で賑わった。

特に注目を集めたのは、新機種X class 「NLX2500シリーズ」、「NVX5000シリーズ」、「NHXシリーズ」、「NTXシリーズ」、直前に発表した大型新機種「NZL6000」と「NMB36100」。ギルデマイスター社のレーザー加工機「LASERTEC 40 Shape」、5軸加工機「DMU 50 eco」にも、期間中多くの商談を結んだ。

官民一体で「環境」「エネルギー」「水」産業の輸出を目指す

化学工学会・日本能率協会が主催する展示会「INCHM TOKYO 2011(インケムトウキョウ)」と、経済産業省・国際連合工業開発機関(UNIDO)が主催する「グリーン産業開発支援国際会議2011(仮)」は、日本の環境技術を世界にアピールし、新興国市場への関連製品やサービスの輸出促進、技術提供という共通した目的のも本年11月16日(水)~18日(金)に東京ビッグサイトで同時開催する。日本政府が掲げる新成長戦略において「グリーン・イノベーションによる環境・エネルギー大国戦略」のもと、2020年までに再生可能エネルギー関連市場で10兆円、水を含むパッケージ型インフラ海外展開で19.7兆円の市場開発という目標が発表されている。このような背景のもと、今回の同時開催は「INCHM TOKYO」の半世紀近い歴史と、製造業に強くBtoBに特化した専門性の高い展示内容、「環境」「再生可能エネルギー」「水処理」という新しいテーマが評価され、経済産業省・国際連合工業開発機関との連携による開催が実現した。「INCHEM TOKYO」は、化学を中心としたプロセス産業のためのエンジニアリング技術、設備や素材の専門展示会として1966年にスタートし、2011年で25回目を迎える。これまでにのべ190万人が訪れ、前回2009年開催時には372社が出展し、会期3日間で関連業界の生産・研究開発担当者など6万7192人が来場した。今回は、従来の強みであった化学などプロセス産業の工場に向けた展示内容に加え、これからの成長が見込まれる「エネルギー」「環境」「水」分野の展示テーマを新たに設けた。一方、「グリーン産業開発支援国際会議2011(仮)」は、グリーン産業を新興国へ普及することを目的として各国の政府・産業界が参集する国際会合。新興国のグリーン産業に対する期待に応えるべく、経済産業省・国際連合工業開発機関が日本での開催を合意した。諸外国にむけて、日本の優れた環境技術・製品・サービスのい点を促進し、持続的な産業開発を支援するために、およそ20カ国の新興国から、数百名のハイレベルな政府・産業界の代表の参加が予定されている。●展示会開催概要【名  称】INCHM TOKYO2011(インケムトウキョウ)*「プラントショー」「イノベーション・プロダクツ」「創エネ・省エネ・エコ」「水イノベーション」【会   期】2011年11月16日(水)~18日(金)10:00~17:00【会   場】東京ビッグサイト 東1~3ホール【主    催】(社)化学工学会 (社)日本能率協会【展示予定規模】500社/1100小間【入場予定者数】7万人【出 展 対 象】環境・エネルギー・水およびプロセス産業に関連する、システム・エンジニアリング・機器および材料・部材など【来 場 対 象】国内外のプロセス産業・材料・エネルギー・環境・水に関する企業の経営者・エンジニア、政府自治体関係者など【入 場 登録料】1000円(税込)*ただし事前登録証持参者、招待状持参者および学生は無料●国際会議開催概要【名    称】グリーン産業開発支援国際会議2011(仮称)【会    期】2011年11月16日(水)~18日(金)【会    場】東京ビッグサイト 会議棟【主    催】経済産業省 国際連合工業開発機関(UNIDO)【予定参加国数】新興国からおよそ20カ国【予定出席者数】数百名を予定【会 合 内 容】環境産業に関するハイレベル会合、基調講演、パネルディスカッション、技術セッション、およびビジネスマッチングなどを予定

MOVフィールドバス・コントロールシステムをベースに新型マスターステーション発売

フランスのベルナール・コントロール社(昨年6月にL.Bernardから社名変更)が、新しい防爆型アクチュエーター・シリーズとマスター・ステーション・タイプのフィールドバスソリューションを発売した。多数のモーターバルブのコマンド・コントロールを簡便化するベルナール・コントロールのマスター・ステーションは、ミッションクリティカルな面を考慮に入れたターンキーシステムで、プラントに最大レベルのセキュリティを確保する。
従来のポイント・ツー・ポイント接続に比べ、フィールドバスは、現場での配線を最適化し、設備全体のコストを削減しながら、従来よりはるかに多くの情報を取得することができる。ほとんどの場合、この制御アーキテクチャーでは、DCS(分散型制御システム)とアクチュエーター群の間に配置されるマスター・ステーションが組み込まれている。

柔軟性
フィールドバスで通信を管理するバスには2種類あり、「プロプライエタリ」システムの場合には、利用者は互換性のある同一ブランドの機器を使用することを余儀なくされる。一方、「オープン」システムの場合には、いくつものブランドの機器を接続することができ、ベンダーを自由に選択することができる。オープンシステムならば設備により柔軟性を持たせられるとともにプラントの管理運営も容易になる。ベルナール・コントロールは、同社のあらゆるフィールドバスソリューションにPROFIBUS DPV1オープンプロトコルを採用。
信頼性
ほとんどのフィールドバスシステムは高水準の信頼性を提供する。冗長化PLCフィールドバスシステムであれば稼働率が99.99%を超えることもざらにある。複雑なプロセスにとってセキュリティは重要な要素であり、場合によっては、マスター・ステーションとスレーブ機器間に完全冗長通信経路を設置する(バスラインと接続インターフェースを二重化する)などして、セキュリティレベルをさらに強化する必要があるが、これら2本のラインの導通性が同時に遮断されることがある。あるアクチュエーターがメンテナンス時にサイトから切り離される時は、信号が流れなくなるので設備全体が影響を受け、このような場合には、当該ラインの導通性を維持するためのなんらかの技術的な手段が存在することが重要である。PLC技術、完全冗長性、バスの導通性を兼ね備えたベルナール・コントロールのマスター・ステーションは、設備を保護する信頼性の高いシステムとして設計されている。

12月分超硬工具主要統計

超硬工具協会がまとめた12月分超硬工具主要統計は以下の通り。【超硬合金重量】481トン(前年比133.2)。【超硬工具生産額】切削工具186億8600万円(前年比134.9)、耐摩工具32億600万円(同114.1)、鉱山土木工具億6億5300万円(同108.1)、その他工具5億2300万円(同167.6)、焼結体・工具18億2700万円(同139.1)、合計248億9500万円(同131.8)。【輸出入】輸出72億8700万円(前年比132.0)、輸入32億3600万円(同119.6)。【超硬工具出荷額】切削工具177億9600万円(前年比122.9)、耐摩工具30億8900万円(同107.5)、鉱山土木工具6億9900万円(同108.4)、その他工具3億2600万円(同107.6)、焼結体・工具18億600万円(同131.1)、合計237億1600万円(同120.5)。【刃先交換チップ】生産2462万6000個(前年比152.5)、出荷2460万2000個(同136.9)。

「MTF2011」を開催 三井精機

三井精機工業(社長=岩倉幸一氏、埼玉県比企郡川島町八幡)が、新製品発表展示会「MTF2011」を本社工場、名古屋、大阪、福岡それぞれの会場で開催する。今回、省エネ効果の高いコンプレッサはCO2を削減し地球温暖化防止に貢献、さらに高効率でコスト削減を実現し、最適なソリューションをご提案するとしている。〈strong〉【 出展機 】〈/strong〉《コンプレッサ》インバータ制御コンプレッサ(オイル式) Zgaiard(ジーガイア)シリーズ[7.5kW/11kW/15kW]■ZV08AS4R・・・New ■ZV11AS4R・・・New ■ZV15AS4R・・・New・インバータ制御コンプレッサ(オイル式) Zgaiard(ジーガイア)シリーズ[22kW/37kW] ■ZV22AS4iR ■ZV37AS4iR・水潤滑オイルフリー・インバータ・コンプレッサ i-14000シリーズ ■i-14015A2R ■i-14037A2R ■i-14220W ―――――など。《工作機械》■モジュール・タイプ横形マシニングセンタ HU100・・・New■5軸制御立形マシニングセンタ Vertex750-5X・・・New■5軸制御立形マシニングセンタ Vertex550-5X【セミナー】●2月8日11:00-12:30 コンプレッサ『省エネエキスパート養成とインバータ制御の省エネ効果事例(仮)』三井精機 技術担当者13:30-15:00 工作機械『クリーンエンジン技術の開発について』 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 航空プログラムグループ 二村尚夫氏●2月9日11:00-12:30 コンプレッサ『省エネエキスパート養成とインバータ制御の省エネ効果事例(仮)』 三井精機 技術担当者11:00-12:30 工作機械『工具を活かす5軸加工』 オーエスジー企画部 CSセンター 今泉悦史氏

オンラインカタログで経費削減 ワンゼロ

ワンゼロ(東京都台東区)は、電子カタログ製作ソフト「かた楽」の販売を開始した。膨大な数の工業用製品や部品などを収めた分厚い紙のカタログを電子化し、ネットワーク経由で簡単にデータの修正や追加、商品を検索する機能を付加したソフトウエアを開発したことで、製作費の削減と受発注の効率化に貢献する。ワンゼロは山辺(長野県上田市)、コノエ(大阪市中央区)、藤川伝導機(東京都台東区)と法政大学の産学共同で設立した会社。この「かた楽」でカタログを電子化するメリットは、従来紙媒体のデメリットである出版・訂正にかかる費用や時間を大幅に削減できること。従来、商社はカタログ製作にあたり、商品の差し替えなどで追い打ちをかけるように手間と経費がかさむことを悩みとしていた。カタログを電子化すれば、商品情報の更新も簡単になり、コストも大幅に削減できる。特長は類を見ない「API対応型」のオンラインカタログだということ。工業用製品・部品をターゲットに膨大な型番数を有する商品カタログの移植性にも優れており、使用条件による絞り込み検索ができる。また、受発注管理機能オプションを搭載しているので、画面上から直接、発注画面へリンクすることもできる。次世代標準のAPI出力機能により、カタログ内容を対外的にAPI出力できるので、メーカーやディーラーが商品情報を直接埋め込むことが可能になり、今までにない利便性を発揮する。

『WorkNCセミナー』開催 セスクワ

セスクワ(東京都港区虎ノ門)が『WorkNCセミナー』を開催するにあたり参加者を募集している。今回は、定例のWorkNC バージョンアップ説明会の内容に加えて、機械・工具メーカーから最新情報の紹介(会場によっては工場見学・加工実演あり)や、本田技術研究所による‟ものづくり業界の現状”についての講演を行う。(東京・名古屋の2 会場のみ)。また、WorkNC を有効活用するためのセミナーもある。【日程・地域】2011 年2 月24 日(木)から3 月25 日(金)まで順次全11 会場にて開催【内容 】新バージョン 『WorkNC V21』 のご紹介新製品 『EDMモジュール』のご紹介(特長・メリット)講演:本田技術研究所 四輪R&D センター 開発推進室 CIS ブロック主任研究員 座間 宏一氏『新しい”ものづくり環境”へ向けた取り組み -JAMA での活動とホンダの現状- 』※東京・名古屋の2会場のみ各種セミナー(会場により異なる)機械・工具メーカーによるセミナーデータ・デザイン社(当社東海地区代理店)によるセミナー『WorkNC を活用した戦略的統合CAMインフラの構築』 ※大阪会場を除く10 会場【セミナー各会場スケジュール】【2/24 東京会場】13:00~17:00・13:00~ 開会の挨拶・13:10~ WorkNC V21、EDMモジュールについて・14:15~ (株)本田技術研究所 座間氏による講演「新しい”ものづくり環境”へ向けた取り組み -JAMAでの活動とホンダの現状-」・15:20~ 愛知産業(株)セミナー・16:05~ (株)データ・デザイン(当社東海地区代理店)によるセミナー・16:45~ 質疑応答・閉会の挨拶・17:00 終了【2/25 埼玉・3/18 愛知(豊川)会場】13:30~17:00・13:30~ 開会の挨拶・13:40~ WorkNC V21、EDMモジュールについて・14:50~ 工具メーカーセミナー(埼玉:三菱マテリアル(株) / 豊川:オーエスジー(株))・15:55~ (株)データ・デザイン(当社東海地区代理店)によるセミナー・16:45~ 質疑応答・閉会の挨拶・17:00 終了【3/2 広島・3/4 愛知(名古屋)・3/10 福島・3/11 群馬・3/17 静岡・3/24 富山・3/25新潟会場】13:00~16:30・13:00~ 開会の挨拶・13:10~ WorkNC V21、EDMモジュールについて・14:20~ (株)本田技術研究所 座間氏による講演(名古屋会場)「新しい”ものづくり環境”へ向けた取り組み -JAMAでの活動とホンダの現状-」または工具メーカーによるセミナー(群馬:三菱マテリアル(株) / 広島・福島・静岡・富山・新潟:日立ツール(株))・15:25~ (株)データ・デザイン(当社東海地区代理店)によるセミナー・16:15~ 質疑応答・閉会の挨拶・ 16:30 終了【3/3 大阪会場】13:30~17:00・13:30~ 開会の挨拶・13:40~ WorkNC V21、EDMモジュールについて・14:50~ セスクワおよびオーエスジー(株)によるセミナー(WorkNC Lab.3)・16:05~ (株)森精機製作所/DMGによるセミナー(WorkNC Lab.3)・16:45~ 質疑応答・閉会の挨拶・17:00 終了【お問合せ】セスクワ営業部 TEL:03-3578-0025

3年連続でフランスパビリオンを出展

2011年3月2日(水)~4日(金)、東京ビッグサイトにて開催される第7回国際水素燃料電池展 FC EXPO 2011 に、フランス大使館企業振興部は3年連続でフランスパビリオンを出展する。水素及び燃料電池分野におけるフランスの先進技術は世界的にもよく知られており、特に公的機関、民間分野ともに多くの研究チームを擁し、ヨーロッパでは多大な投資を行っている。今回のフランスパビリオンには、水素エネルギーシステムの製造、設計から利用まで、幅広い分野にわたる、これまでで最も多くの企業が参加する。フランスパビリオンはその知名度を背景に、フランス企業や研究機関の優れた製品や技術を披露する。日本の企業や業界関係者がフランスの最新技術を発掘し、また各フランス出展者との接触を図るまたとない機会である。