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「製品需要を世界中から取り込む」キメラが海外進出へ

工場外観
工場外観
キメラ(本社:北海道室蘭、代表取締役社長:藤井徹也、以下キメラ)は事業拡大のため、マレーシア・ヌグリスンビラン州・ニライにて精密金型部品・精密金型製造事業を展開する。

2011年6月に海外販売事業を展開する100%出資の子会社UNITED EXCEL PTE LTD.(シンガポール)の出資によりASCENDER GLOBAL ENGINEERING SDN.BHD(マレーシア、以下AGE)を設立。2011年年末の稼働を目標に工場設立を進める。マレーシアでは首都クアラルンプール近郊のセランゴール州、ペナン州において日系・欧米系電気・電子メーカーの進出・成長が加速しており、ASEAN地域全体での精密加工分野の市場拡大が見込まれており、同社ではマザー工場としてさらなる技術革新・開発を推し進め、AGEではキメラで培った超精密加工技術を移管することで、ASEAN地域では調達困難であった精密加工部品の製造・販売を実現していく。

同社では、海外生産拠点設立の背景を「日本のものづくり産業は成熟期を迎え、製品のサイクルは短く、価格競争は激化し、相次ぐ付加価値の創出といった過当競争の状態にある。昨年度の大手日系メーカーの海外生産比率は5割を超え、アジアを中心に現地調達、アフターサービスの需要は増加する。キメラ本社では、現状の雇用を維持したまま技術開発・革新を進め、付加価値の高い製品の需要を全世界から取りこむ。日系・欧米系企業を中心に需要増が見込まれるアジアに現地工場を設立し、金型製造に限らず、製造した金型を用いて電気電子部品、自動車関連部品の量産を展開する」としている。

マレーシア工場概要

■会社名:ASCENDERGLOBALENGINEERINGSDN.BHD.
■設立:2011年6月9日。
■登記住所:Suite2.7,Level2,BlockC,Plaza Damansara, 50490 Kuala Lumpur, Malaysia
■工場住所:No.140, Lorong P/AM 2/1,Arab Malaysian Industrial Park 71800,
Nilai, Negeri Sembilan, Malaysia
(マレーシア、ヌグリ・センビラン州、ニライ)。
■代表取締役社長:宮崎智秀。
■資本金:約7000万円(RM250万)。
※出資元:UnitedExcelPteLtd100%(UnitedExcelはキメラ100%出資の子会社)。
■その他資金調達・設備投資を含む総投資額:約5億円。
■事業内容:射出成型金型・プレス金型設計・製作。
精密金型部品・精密機械加工部品の製造・販売。
※その他、電気電子部品、自動車関連部品の製造・販売を予定
■2015年度売上(見込):2.4億円(金型部品の製造・販売のみ)。
※その他事業を含め将来的に年商5億円を目標とする。
■工場面積:1500㎡。
■改装工事期間:2011年8月~12月。
■稼働時期:2011年年末稼働目標。
■主な導入設備:フライス盤×2台、成形研削盤×7台、プロファイル加工機×2台、型彫放電加工機×5台、ワイヤー放電加工機×3台、マシニングセンタ×3台、各種検査器具(3次元測定器×3台、工具顕微鏡×4台、マイクロハイト×3台)。
■従業員数:2012年度33名。
2013年度53名、2014年度61名。
※立上げ期間については各セクション毎に日本人エンジニアを派遣(現在6名を派遣予定)。

JIMTOF2012のテーマは「匠の技と先端技術の融合」

世界で最も早く最先端の技術を見せる展示会であるJIMTOFは、1962年に大阪で第一回が開催され、今回で26回目、発足50周年の節目を迎える。工作機械と関連製品はあらゆる工業の基盤となることから、工業立国・日本の技術水準を映す鏡として国内外から高い感心を集め、今では充実した併催企画に加えて、高度な情報交換の場として世界中から注目されている。

石丸雍二日本工作機械工業会専務理事
石丸雍二日本工作機械工業会専務理事
去る7月26日、来年開催される「JIMTOF2012」の開催概要がメルパルク東京で発表された。日本工作機械工業会石丸雍二専務理事は、記者団に対し、「来年開催されるJIMTOFは50年を迎える節目の年でもある。前回を振り返ると台風が直撃し、天候に恵まれなかったが、内容も充実し、良い商談ができたと評判だった。近年、新興国も展示会がさかんになってきており、製造面は海外メーカーも活発に新しい製品を開発導入している。海外需要を見据えてより一層グローバル化した展示会にしたい」と意気込みを見せた。

来年のJIMTOFの開催時期は、2012年11月1日(木)~11月6日(火)まで。11月2日(金)・3日(土)の混雑緩和を見越し、オフピークで来場できるメリットを早期から周知、来場者分散に務めるとしている。出展規模の見通しは、約5000小間を予定。中国勢など海外からの出展申し込みも増加傾向にあり、前回実績を上回る可能性が高いと予想している。

出展申し込み期間は下記のとおり。
■主催者・協賛団体会員/海外工業会会員 2011年10月1日~10月31日。
■海外・国内一般            2011年11月1日~11月30日。

シリコンウェハやMEMS デバイスの時間当たり評価性能が2.6 倍に向上

マシンビジョンと画像関連機器メーカーのモリテックス(本社:東京都豊島区、社長=松岡昇氏)は、MEMS・半導体業界向け赤外透過検査システム「IRiseR」の改良型の販売を8月から開始する。
改良型「IRiseR」は、従来型の基本機能を継承しつつ内部機構やソフトウェアのリニューアルを行い、シリコンウェハやMEMS デバイスの時間当たり評価性能を2.6 倍に向上させ、オプション機能に自動外観検査機能を追加。今後、この改良型IRiseRをMEMS・半導体業界へ積極的に販売していく。

「IRiseR」は、モリテックスが平成19 年(2007 年)に開発したシリコンウェハを赤外光が透過する特性を活用した検査システム。一台でマクロからミクロまでのウェハレベルの評価が可能で、8 インチ(200mm)ウェハまでの一括検査に対応できる点が評価され、MEMSデバイスメーカーや半導体業界、研究機関などで広く活用されている。
改良型「IRiseR」は、ステージ速度の向上とソフトウェアの改良により時間当たり評価性能を2.6 倍に高め、また、オプション機能として自動外観検査機能を追加。本装置を使用することで、ウェハを手で扱わずに評価を行うCtoC システムの構築にも対応可能である。

近年、スマートフォン、ゲーム機、プリンタ、自動車をはじめ、様々な分野でMEMS デバイスが用いられているが、このうち、特に市場の拡大が期待されている自動車業界向けMEMS デバイスの分野では、メーカー各社が高精度かつ信頼性を有する低コストMEMS デバイスの開発に注力している。この背景としては、米国自動車市場(年間販売約1200 万台)における2008 年のサイドエアバックの義務化や2007 年TPMS(タイヤ空気圧監視システム)搭載法規制などがある。TPMS は欧州でも2011 年11 月以降に販売される新車への搭載義務化が決定しており、中国や日本でも搭載義務化に向けた法制化の検討が開始されていることから、今後の関連市場拡大が期待される。自動車向けMEMSセンサ市場は、TPMS に加えエアーバック用加速度センサや横滑りを検知する角速度センサなど、予防安全分野向けを中心に拡大することが予想され、加えて、ハイブリッド車に利用されるパワーデバイス需要が急増している。

自動車向けを始めとするMEMS 市場は今後急速な成長が見込まれており、2020 年までに現在の市場規模の2 倍を超える1 兆円規模の市場になるとの調査結果もあることから、この分野における検査関連需要は大きく拡大するであろう。同社では、MEMS 技術は、半導体分野でも3 次元実装やシリコン貫通電極(TSV)、光通信分野との融合などの研究が進められていることから、「IRiseR」の販売活動に注力するとしている。

小径深彫り加工用エンドミル『エポックディープエボリューションシリーズ』新発売 日立ツール

日立ツールがこのほど小径深彫り加工をターゲットとしたエンドミルシリーズ『エポックディープエボリューションシリーズ』を発売した。エポックディープエボリューションシリーズ』の刃形はボールタイプおよびスクエアタイプであり、それぞれPNコート・ATHコートの2種類を新発売する。また首下部分はストレートネック形状となっている。

小径加工分野では、高精度加工・安定加工・耐折損性などが求められている。これらのニーズに対応するため、小径加工で問題となるビビリ振動を抑制できる形状とチッピングが起こりにくい刃形、また耐摩耗性を向上させたコーティングを採用している。この効果で工具たわみによる加工誤差量が半分以下に抑えられ、放電加工で行っていた領域で安定した直彫りがさらに可能になった。さらに従来からあるエポックディープボール・エポックディープスクエアよりもラインナップを拡充し、今までよりもより加工形状に最適な寸法で工具選定ができる。2種類のコーティングによって、銅電極のような軟鋼材から60HRCを超える高硬度材の直彫りまで幅広く安定加工が可能になる。

●特長●
①ビビリ振動を抑制できる形状を採用しているため形状誤差量が少なく高精度加工が可能。
②刃先強度重視の刃形により、高硬度材切削においても耐チッピング性が向上。
③コーティングは2種類から選定できるため、幅広い被削材に対応。
④ ボール、スクエアでトータル608アイテムとアイテム数が多く、加工形状に最適な寸法が選択可能。

●用途●
各種金型や電極にあるリブ溝や隅部分の仕上げ加工などの小径深彫り加工全般

●基本使用●
①エポックディープボールエボリューションPN/ATHコート(EPDBE-PN/ATH)(R0.05~R3:ボールタイプ ストレートネック)。
②エポックディープスクエアエボリューションPN/ATHコート(EPDSE-PN/ATH)φ0.1~φ6:スクエアタイプ ストレートネック)。

●価格●
①エポックディープボールエボリューション(EPDBE-PN/ATH):希望小売価格(消費税込み)4,158円~18,480円。
②エポックディープスクエアエボリューション(EPDSE-PN/ATH):希望小売価格(消費税込み)3,812円~20,475円。

年間6億円の売り上げを見込む。

Xクラス『NVX5000シリーズ』に50番テーパ主軸が登場! 森精機

森精機製作所は、高精度立形マシニングセンタNVX5000シリーズの50番テーパ主軸仕様の受注を7月19日から開始する。

NVX5000シリーズは、累計8,000台以上の販売実績を持つNV5000シリーズのオプション装備とアプリケーションを継承した機械剛性、熱変位対策、省エネへの対応などを実現したプレミアムマシン。既に好評中の40番テーパ主軸仕様に引き続き、新たに50番テーパ主軸仕様を投入し、ラインアップを拡充している。


■高精度■
NVX5000シリーズの主軸は熱変位を抑える熱対称設計となっている。加えてオプションで用意している、コラムとベッドの鋳物内部にクーラントを循環させる“機体クーラント循環機能”を搭載することで、8度の室温変化に対して、熱変位量を7 µm以下に抑えることができる。熱変位量を半分以下に抑え、かつ微少送りの応答性を高めたことで、従来機に比べ加工精度2倍を実現。これにより50番テーパの高剛性な機械でありながら、高精度を要求される微細加工の精度を100%アップしている。様々な被削材・加工シーンで加工可能な機械となった。

■高剛性■
NVX5000シリーズの案内には全軸摺動面を採用し、機械剛性を高めている。今回受注を開始する50番テーパ主軸仕様は、出力30/22 kW(25%ED/連続)の高出力モータを搭載している。また、主軸の軸受内径をクラス最大のφ120 mmに大径化することで、より高い主軸剛性を実現している。高い機械剛性と高出力・高剛性な主軸により、重切削能力を30%向上している。

■加工バリエーションの拡大■
X軸ストロークは600 mm、800 mm、1050 mmの3種類を用意。ワークサイズに応じた最適な仕様が選択できる。また、重切削能力の向上により、工具最大径φ240 mmまでの大径工具が使用可能となった。

■省エネルギー■
環境への負荷低減とランニングコストの削減を考慮して、機械停止時には主軸やサーボモータ、制御盤内のファンなど主要な動力をカットしている。また省電力機器の使用により総電気容量も抑えることで、電力消費量をトータルで30%削減している。

■MAPPSIV+ESPRIT■
操作パネルには、新型高性能オペレーティングシステム「MAPPSⅣ」を搭載している。自動プログラミングソフトウェアに加え、オプションでCAMソフトウェア「ESPRIT」が選択可能。加工ワークにあわせて、難易度の高い加工プログラムにも対応ができる。また機械の遠隔保守や稼働状況の確認が可能なMORI-NETを標準装備している。

■高い投資価値■
従来機に比べ切削能力、精度、製品品質を大幅に高めながら、同等の価格を実現した。

定価は 15,800,000円。 (NVX5080/50) (M730BM)。
生産台数は月15台。

6月分工作機械受注総額は1285.8億円 日工会

日本工作機械工業会がまとめた6月分の受注実績は以下の通り。2011年5¥6月分工作機械受注総額は1285.8億円(前月比+19.0%・前年同月比+53.5%)となった。【6月分内需】416.9億円(前月比+29.1% 前年同月比+42.5%)① 一般機械  198.5億円(前月比+24.1% 前年同月比+62.9%)  うち金型   19.5億円(前月比+24.2% 前年同月比+33.0%)② 自動車  112.6億円(前月比+35.3% 前年同月比△45.1%)  うち部品  71.5億円(前月比+16.8% 前年同月比+36.6%)③ 電気・精密 49.9億円(前月比+70.5% 前年同月比+22.8%)④ 航空機・造船・搬送用機械 9.0億円(前月比△47.3% 前年同月比△49.0%) 【6月分外需】868.9億円(前月比+14.7% 前年同月比+59.4%)①アジア:523.6億円(前月比+23.4% 前年同月比+53.7%)・東アジア:402.1億円(前月比+28.8% 前年同月比+49.6%)〈韓国〉:29.2億円(前月比△11.7% 前年同月比△45.4%)〈中国〉:358.5億円(前月比+35.2% 前年同月比+79.8%)・その他アジア:121.5億円(前月比+8.4% 前年同月比+69.1%)〈インド〉:49.7億円(前月比+33.7% 前年同月比+239.5%)②欧州:140.0億円(前月比△6.9% 前年同月比+86.4%)〈ドイツ〉:51.5億円(前月比+11.1% 前年同月比+105.4%)③北米:185.1億円(前月比+4.4% 前年同月比+53.8%)〈アメリカ〉:162.7億円(前月比+9.6% 前年同月比+49.2%)

5月分超硬工具主要統計

超硬工具協会がまとめた5月分超硬工具主要統計は以下の通り。【超硬合金重量】481トン(前年比116.5)。【超硬工具生産額】切削工具176億4300万円(前年比108.3)、耐摩工具30億420万円(同107.4)、鉱山土木工具6億6200万円(同97.5)、その他工具億1300万円(同173.7)、焼結体・工具16億5100万円(同116.87)、合計236億1100万円(同109.5)。【輸出入】輸出67億4100万円(前年比107.6)、輸入35億9900万円(同94.9)。【超硬工具出荷額】切削工具170億9700万円(前年比107.3)、耐摩工具29億3700万円(同107.3)、鉱山土木工具7億900万円(同99.0)、その他工具3億5100万円(同100.3)、焼結体・工具16億9400万円(同115.0)、合計227億8800万円(同107.5)。【刃先交換チップ】生産2391万5000個(前年比112.5)、出荷2384万3000個(同110.4)。

5月分産業機械受注状況および輸出契約状況 

産業機械工業会がこのほどまとめた平成23年5月分の産業機械受注状況および輸出契約状況は以下のとおり。5月の受注は2739億7600万円、前年同月比133.4%となった。・内需内需は1779億900万円、前年同月比139.3%となった。内需のうち、製造業向けは前年同月比149.3%、非製造業向けは同132.8%、官公需向けは同151.3%、代理店向けは同112.5%であった。増加した機種は、ボイラ・原動機(160.6%)、鉱山機械(103.8%)、化学機械(139.8%)、タンク(474.0%)、ポンプ(130.1%)、圧縮機(115.0%)、送風機(142.3%)、運搬機械(118.3%)、変速機(113.2%)、金属加工機械(423.1%)、その他機械(119.8%)の11機種であり、減少した機種は、プラスチック加工機械(97.0%)の1機種であった(括弧の数字は前年同月比)・外需外需は、960億6700万円、前年同月比123.7%となった。プラントは4件、104億900万円となった(前年同月の受注金額がマイナスのため、比率を形状できず。増加した機種は、ボイラ・原動機(131.5%)、プラスチック加工機械(100.5%)、ポンプ(159.7%)、圧縮機(185.9%)、圧縮機(185.9%)、送風機(114.1%)、金属加工機械(818.5%【約8倍】)の6機種であり、減少した機種は、鉱山機械(5月の受注金額がマイナスのため比率を計上できず)、化学機械(82.7%)、タンク(43.0%)、運搬機械(56.7%)、変速機(96.7%)、その他機械(66.1%)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。●3月分産業機械輸出契約状況は以下のとおり。5月の主要約70社の輸出契約高は、876億4900万円、前年同月比126.5%となった。プラントは4件、104億900万円となった(前年同月比は、前年同月に案件がなかったため比率を計上できず)。単体は772億4000万円、前年同月比111.5%となった。地域別構成比は、アジア68.1%、北アメリカ15.7%、ヨーロッパ8.8%、中東2.9%、オセアニア1.9%、アフリカ1.3%となっている。

研究開発に最適な技術がここにある!

「第15回機械要素技術展(M-Tech)」、「第22回設計・製造ソリューション展(DMS)」、「第2回メディカルテクノロジーEXPO」、「第19回3Dバーチャルリアリティ展(IVR)」が、6月22日~24日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された。製品の研究開発のために最適な機械要素や加工技術を効率的に導入・比較検討することを目的に製造業の設計者、開発者、生産技術者、購買担当者、経営者を中心とした多数のユーザーや専門家が訪れた。

オーエスジーは“トータルコーディネート”で加工の悩みを解決!

成長市場であるアジアを重点地域と位置づけている同社。現地で製品開発から生産、営業、アフターサービスまでを一貫して行う体制を整え、現在、受注力の拡大を図っているが、既存のソリッド工具に加え、インデキサブル工具(刃先交換式工具)等の新たな製品を市場投入するため、製品ラインを拡充中だ。
「Phoenix PFB」は、インデキサブルタイプのボールエンドミル。高いボディ取り付け制度が良好な加工面、超寿命を可能にする。特長は以下のとおり。

PFB-SP
・幅広い秘策材をカバーするスパイラル刃形。
・耐熱、耐摩耗性に優れた超硬質コーティングを採用、スパイラル刃形との組み合わせにより、幅広い被削材料で高速仕上げ加工が可能。
・優れたインサートR制度(±6μm)。

この製品は、耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れた“XP3320”超硬材種を使用している。酸化開始温度は1300℃、皮膜硬度は3500HVを誇る。高速、高能率切削において超寿命を実現している。

PFB-D
・切れ味抜群なスパイラル刃形を採用。
・グラファイト、銅、アルミニウム、MMC、炭素繊維複合材料などの加工において驚異的な耐久を実現するダイヤモンドコーティング。

ダイヤモンドコーティング専用材種“XC4505”。高度な切削技術と最先端技術よるダイヤモンドコーティングの組合せにより、シャープエッジを実現している。

なお、ボディの特長だが、「超硬ボディ」が、びびりを抑制し、突き出しの長い加工においても良好な加工面を得ることができ、また、高速加工時においても高精度、超寿命加工を可能にする。「銅ボディ」は、比較的突き出しの短い加工において高いコストパフォーマンスを発揮する。

皮膜技術は日々進化!

処理前はサンドペーパーで擦ると傷つくけれど、タイプBLのものは擦っても傷つきません!
処理前はサンドペーパーで擦ると傷つくけれど、タイプBLのものは擦っても傷つきません!
皮膜技術も日々進化している。ユケン工業の樹脂成型用新膜「タイプBL」は、皮膜硬度が一般的な樹脂型用鋼の5~6倍を誇る。金型構造や樹脂材から離型性が困難とされる部位に効果があり、成形工程の短縮で生産性もアップする。耐摩耗性に優れるので、GF含有材、シボ形状、ピン各モールドの型も長寿命化し、型材を腐食性ガスから徹底ガード、ガス付着低下によるメンテナンス対策に貢献する皮膜なのだ。






メッキでも塗装でもない「スーパーブラック」
メッキでも塗装でもない「スーパーブラック」
続いては、アベルの“メッキでも塗装でもない”「スーパーブラック」。大阪橋本知事と海外販路を開拓しているという。
ステンレスの美しい金属感を出すため、従来の化学発色法の欠点であった色の再現性を格段に向上させる電解発色法を川崎製鉄と共同で開発・製品化した同社だが、さらに色の均一性も飛躍的に向上させ、溶接の伴う加工物でも均一に発色可能な「スーパーブラック」の開発・製品化に成功。これはステンレス製品に電気化学的処理を施し、表面上に黒色酸化皮膜を精製させ機能性と意匠性を付与させる微細加工技術なのだ。

微細が得意な日進工具は世界最小で勝負

 
同社が今回展示していたのは、世界最小の「めねじ」と「おねじ」。被削材はSUS304、純チタン。使用工具は同社開発品ネジ切り工具S0.1。恐ろしく微細である。
これらの製品の数々は、今後、開発が進むであろう医療分野を視野に入れての展示である。
医療分野は認可の問題等まだ課題が多いが、日本が得意とする微細加工の分野では世界から注目を浴びること間違いない。


大昭和精機は生産加工のIT化を推進

「次加工の予定を把握できない」、「人手が足りない」、「段取り作業に手がかかる」、「段取ミスで不良が発生する」、「工具購入費が多い」、「機械稼働状況や工具の状態がわからない」といった製造現場の問題を解決するため『Factory Manager(ファクトリー・マネージャー)』の導入によるIT化を推進していた。

多品種少量生産、変種変量生産では加工前の段取作業が頻繁に発生する。生産性向上のカギはまさしく加工前の段取時間の短縮であろう。熟練者の技能に依存してきた段取作業も、PCを用いて情報管理することで、熟練者以外でもできるようになる。結果、稼働率もアップし、生産性の向上につながるというわけだ。

同社の「Factory Manager」は製造現場における情報を一元管理。作業に必要な機械やNCデータ・図面などを作業マスタで管理する。スケジュールを利用し、簡単な工程管理や進捗管理をすることも可能である。NC装置とNCデータの送受信もできる。工具種マスタで標準工具を管理することで、工具研削時間の短縮・加工ミスの防止に役立つ。

「同時5軸NC切削加工シミュレーション」を発売 森精機

森精機製作所が、パソコン上で同時5軸加工をシミュレーションできるソフトウェア、「同時5軸NC切削加工シミュレーション」を開発した。このソフトウェアは同社の5軸制御立形マシニングセンタ、NMVシリーズ専用の切削加工シミュレーションソフト。

このソフトウェアは、同社の機械のオペレーティングシステムMAPPSに標準搭載の対話機能や、パソコン上の対話機能MORI-APから出力されたNCプログラムのシミュレーションが可能。さらに様々なCAMシステムから出力されたNCプログラムや、手入力されたNCプログラムの確認にも利用できる。また、機械搭載型の一般的な干渉チェック機能では不可能だった、素材が削り取られていく様子も確認可能である。機械を作動させないオフラインの状態で、セットアップから干渉・動作の確認まで、一連の加工シミュレーションができる。同時5軸NC切削加工シミュレーションにより、パソコン上で複雑な5軸加工用のNCプログラムを事前に検証し、プログラムを最適化することで生産効率が向上する。

面倒なセットアップを簡略化して、段取り時間を短縮

ソフトウェアには、あらかじめ森精機が用意した正確な機械モデルが登録されており、使用前のモデル作成やセットアップなど面倒な設定を省くことができる。正確な機械パラメータも登録されているため、タイムスタディにおいても正確な結果が得られる。今回、複雑になりがちな工具登録も設定画面をシンプルにし、工具モデルの作成を簡単にした。またNMVシリーズに標準搭載のMAPPS対話機能やESPRIT(CAMソフトウェア)に登録された工具データを読み込んでそのまま使用することもできる。三次元CAD上で作成したワーク素材や治具のデータについても、STLなどのファイルフォーマットを変更せずにそのまま取り込むことができ、設定を簡略化する。

シンプルな画面設計で操作性を向上

ソフトウェアの画面は顧客にその機能を最大限活用できるよう、シンプルな設計となっている。パソコン画面上に表示される操作パネルは実機と同じデザインのため、オペレーターは実機の使用前にパソコン上で機械操作のトレーニングをすることができる。またシミュレーション画面は2分割表示することも可能で、別々の視点から加工シミュレーションを確認できる。機内の加工シミュレーション映像とワークの素材除去シミュレーション映像を同時に表示することにより、確実な確認作業が可能だ。なお、 工具オフセットについても操作性を向上しました。ソフトウェア上にデータとして登録されている工具の長さや径の値を用いての検証はもちろん、工具オフセット登録画面に入力された値を使うこともでき、柔軟な操作性を実現しています。

定価は159万円。