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三菱マテリアルがJIMTOFツアーを開催

三菱マテリアルが本年11月1日~6日まで、東京ビッグサイトで開催された「JIMTOF2018」の会期中に流通代理店・ディーラーへ向け手JIMTOFツアーを企画した。
11月4日はグランドニッコー東京台場において懇親会が開かれ、親睦を図った。

乾杯の発声を梅村龍盛 梅村本店社長が行い開宴した。女優の吉谷彩子さんやお笑いタレントのカール北川さんが登場し、会場を盛り上げ、宴もたけなわの頃、散会した。
碌々産業が微細加工機に特化したクラウドサービス『AI MACHINE Dr.』を開発

発表のあった11月4日は、東京ビッグサイトで開催された「JIMTOF2018」の会期中で、会見は同社のブースで行われた。
海藤社長は、「一般のIoTアプリケーションは、稼働率を上げることを目的としているので、異常検知や予防保全といった機械に焦点をあてていますが、『AI MACHINE Dr.』は、ミクロン台の超精密な加工をどう安定して維持するか、という加工に焦点をあてているのが最大の特長です。」と話す。
加工室内の温度や機械設置場所の室温も監視するこのサービスは、「ミクロン単位の加工精度を担う微細加工機は大変繊細なため、入念な機体管理が必要。最大36項目に亘る機体情報をセンサリングすることにより、ユーザーとメーカーが一体となって機体を厳格に管理・監視することができます。また、クラウドを利用するため、機械がどこにあってもリアルタイムで遠隔監視が可能です。」と優位性を示す海藤社長は、この開発の趣旨について次のように述べた。
「良品が出来た時の機体状態を常に監視し、キープすれば、機械による不良は出なくなるという考えです。クラウド上のサーバーを使用するため、微細加工機が生まれてからの機体情報をリアルタイムで取得しビッグデータ化することが可能なため、予防保全やAI投入による不良加工予知なども出来るようになります。」
また、外にクラウドを繋ぎたくない――という顧客のためには、独立サーバーを使った自己完結型の“On-Premise版”も現在、準備中とのことだ。
CORE CONCEPT TECHNOLOGIES INC.の田口 紀成 取締役CTOは、「1機種あたり最大36項目にわたる機体情報を最小10msの時間感覚で取得し、これらの全てをクラウドに保存しつつ、リアルタイムな状態を可視化するために、通信処理の効率化や最適化を行っています。数分・数秒単位の時系列なデータでは見逃してしまうような異常を『AI MACHINE Dr.』は見逃さずに保存することができます。さらにこの高解像な時系列データをAIで分析することによって、これまでは見逃していたような異常信号を事前に察知し、ユーザーに知らせることが可能になります。」と説明した。
ダイジェット工業が高能率肩削りカッタ「ショルダーエクストリーム」を新発売
ダイジェット工業(生悦住 歩氏)が、このほど高能率肩削りカッタ「ショルダーエクストリーム」(EXSAP/MSX 形)の販売を2019年1月から開始すると発表した。
この商品は、荒加工~中仕上げ加工の領域において生産性の向上を実現するために、高能率・高精度な肩削り加工を可能とした刃先交換式肩削りカッタ。特長は以下の通り。
(1)肩削り軸方向切込み量(Ap)が最大15mmと大きく、平面削り・溝削り・プランジ加工など幅広い用途で使用可能。
(2)インサートは両面4コーナー使用可能で経済的。コーナーRは、R0.8とR1.6の2種類をラインナップ。高精度な外周研磨級で、荒加工だけでなく、中仕上げ加工領域においても適用可能。
(3)インサート刃先形状は低抵抗な三次元ブレーカー形状で強度を有する。カッタ本体セット時強固にクランプできる機構により、荒加工での高能率加工を実現。
(4)インサート材種は、耐欠損性と耐摩耗性のバランスに優れた材種「JC8050」と一般鋼・プリハードン鋼および50HRC程度の焼き入れ鋼が加工可能な、汎用性材種「JC8118」を採用。
炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、鋳鉄、ステンレス鋼等の肩削り、平面削り、溝削り加工等の荒~中仕上げ加工に威力を発揮する。
■サイズ・価格
・本体モジュラーヘッドタイプ:φ25(2 枚刃)~φ40(4 枚刃)
・本体ボアタイプ :φ50(4 枚刃)~φ80(7 枚刃)
・本体標準価格:φ25 28,500 円~φ80 57,800 円(税抜き)
・インサート形番: ZNGU 形 材種:JC8050、JC8118(PVD コーティング)
・インサート標準価格:1,710 円(税抜き)
ヤマザキマザックが工作機械の設置・据付を効率化する据付部品キットをナベヤと共同開発
ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)はこのほど、工作機械の据付作業を効率化する据付部品キットをナベヤ(社長=岡本知彦氏)と共同開発したと発表した。
ヤマザキマザックは共同開発の背景を、「高精度な工作機械が設計通りの性能を安定して発揮するには、設置される工場のフロアに正確かつ強固に固定されている必要がある。一般的に産業機械を工場に設置する際は、機械レベル(水平)を調整する「レベリングブロック」、機械と基礎を締結する「アンカーボルト」とそのボルトを基礎に固定するためのコンクリートや樹脂「エポキシグラウト」が使用される。機械の設置に使われるこれらの部品や部材については、さまざまな産業機械を対象とする汎用品が多く、1/1000mm単位の精度が求められる工作機械の据付に特化したものは、これまでほとんどなかった。また、工作機械には恒久的な高精度が要求されるが故に、繊細かつ確実な作業が要求され、機械固定やレベル調整などの作業効率には改善の余地が残されていた。」としており、このような中で、マザックとナベヤは工作機械に特化した正確かつ強固な設置を効率的に行うことができる据付部品キットを開発したとしている。
ナベヤは工作機械用の精密治具ユニットや防振・機械要素部品の専門メーカであり、それらを通じて工作機械ユーザの生産性の向上と高品質化に貢献してきた。ナベヤが長年培った要素部品設計のノウハウと鋳造技術を生かし、より高精度化した工作機械の据付ニーズに対応すべく、今回のマザックとの共同開発に至った。

今回開発した据付部品キットは、マザック製工作機械の推奨品として純正採用していく予定。マザックとナベヤは今後も、工作機械ユーザの生産性の向上と高品質化に貢献していく――としている。
オークマが次世代ロボットシステム「STANDROID (スタンドロイド)」を開発 ~革新的ロボット操作系を世界に先駆けて実現。自動化・働き方改革を推進~

「STANDROID」は、システムインテグレータ(システム構築業者)を介さず容易に省スペース自動化システムの立上げを実現し、世界の中小規模の事業所を始めとした幅広い顧客のロボット活用による自動化・省力化の普及を促すに加え、働き方改革を強力にサポートし、スマートファクトリー化を加速させる。
この開発の背景について同社では、「労働力人口の減少に伴い、ものづくりの現場では、人材不足が大きな問題となっている。働き方改革により、労働時間短縮への取り組みが進む中で、大企業だけでなく、中小規模の事業所においても自動化・省力化への導入が急務である。従来、工作機械とロボットは、別々の制御システムで動作しており、ロボットによる自動化システムは、専門技術を有するシステムインテグレータにより構築されていた。」としている。ロボットにおける自動運転の現状については、「狭い加工室内への進入や回避動作時に機械と干渉しないように ロボットの姿勢を保ちながら最短の距離で動作をさせるプログラムが必要のため、数ポイントから数十ポイントの位置と姿勢の設定(ティーチング)が必要で、これには高いスキルが要求され、システムインテグレータなしでの導入は困難となっている。そのため中小規模の事業所は、ロボット採用のハードルが高く、これが普及を妨げている要因だと考えられる。したがって、現在、加工現場では、操作が簡単で、導入が容易な自動化システムが求められている。」と、今回の開発に至った経緯を述べている。
特長と優位性
(1)システムインテグレータ不要。導入が容易ですぐに使える簡単自動化システム
ティーチング作業を最小限とし、機械への接続もロボットとストッカが一体となった「省スペース自動化セル」を設置するだけで完了。システムインテグレータを介さずに簡単に自動化システムを立ち上げることができる。
(2)ティーチングレスを志向。容易に自動化できる革新ロボット操作
ロボット操作の専門知識がなくても工作機械の操作感覚で簡単ロボット操作。ワーク品種の変更に際し、ロボット言語を知らなくても作業者が容易にロボット動作を設定できる。準備・確認期間を大幅に削減し、多品種少量生産へのロボット活用を促進する。
(3) 設置面積半減!省スペース自動化セル
ロボットやストッカ等の装置一式をわずかパレット約2枚分のスペースに極小化。従来、安全柵で囲っていたロボット可動範囲分のスペースが不要になる。
●実演技術
① 簡単システム導入、生産性を革新するロボットパッケージ
・システム構築の装置一式をパッケージ化。出荷時にはロボットの信号確認も実施済。据付け時は、電源とネットワークケーブルをつなぐだけで接続完了。 システムインテグレータ不要で、3日間を要する据付動作確認作業もわずか一日で 終了。
・顧客のニーズを満足する機能拡張パッケージをラインナップ。 顧客の自動化要求に合わせて、加工物の品質チェックやエアブロー洗浄などの周辺装置を選択しやすい機能拡張パッケージとしてあらかじめ準備。仕様検討から 据付までの期間を短縮する。
② ロボット操作の革新。中間ティーチングポイント設定が不要

・専門スキルがなくても使いこなせる新感覚のロボット操作。ティーチングレスの革新。 NCの対話入力画面から、動作の始点と終点の位置等の必要情報を入力するだけで、干渉しない最短動作を自動作成する「干渉レス制御」。時間と経験を要する従来のティーチングから革新的な進化。
・加工物や取付け位置が変更されても、設定変更だけで変更プログラムを作成。
・工作機械のパルスハンドルやJOG送りボタンでの手動操作が可能。微小な位置あわせもらくらく実施。
③ 省スペース自動化セルを実現する「干渉レス制御」 ・システム拡張領域 従来比55%減(*同社実績比:従来ロボット+ワークストッカのスペース(2.1m×2.5m = 5.25m2)との比較)。干渉レス制御により、狭い空間でも動作確認なしで干渉しない最短動作を実現。わずか2.4m2(1.2m×2.0m)のスペースに装置一式を収納し、ロボット可動範囲全体を囲う安全柵が不要でワークストッカもコンパクトに最小化した。
・「STANDROID」を機械の側面に設置。作業者の操作を阻害しないレイアウト。作業者が行う加工物の手着脱作業と、自動化対応を自由に切替え可能。
主な仕様
タンガロイが刃先交換式サイドカッタ 「TecTangentialSlot」インサート新材種「AH3135」拡充!
タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、このほど刃先交換式サイドカッタ 「TecTangentialSlot(テック・タンジェンシャル・スロット)」インサートAH3135材種を順次発売すると発表した。
優れた性能で発売以来高い評価を博している先交換式サイドカッタ「TecTangentialSlot」は、高い信頼性と加工能率を誇る刃先交換式サイドカッタ。サイドカッタは、発電機用シャフトや、ブレーキ部品の溝・幅決め加工などに多く使用され、切りくずの噛込みによる破損が生じやすいので、優れた切りくず排出性と高い信頼性が求められる。
この商品は、理想的なポケット形状を有し、最大刃数と切りくず排出性の両立で高能率溝加工を可能にしている。また、高強度な縦インサートの採用と、大きなインクリネーションによる加工時の衝撃緩和をすることで驚異的な信頼性を確立。従来のサイドカッタは、幅広の溝形状を形成するために2個以上のインサートを並列させる必要があり、その場合には右勝手専用と左勝手専用の2種類のインサートが必要だったが、「TecTangentialSlot」のインサートは、片面を右勝手、もう片面を左勝手とした左右両勝手タイプで、計4コーナが使用できる。これにより優れた経済性を発揮し、同時にインサートの集約にも大きく貢献する。
今回はインサート材種に高い耐欠損性を誇る新材種AH3135を追加設定した。AH3135材種は、靭性の高い超硬母材と耐欠損性に優れる積層構造を有したコーティング膜を採用している。高い欠損性を持つ母材とコーティングの組み合わせにより、不安定な加工条件でも抜群の安定性を誇り、インサートのチッピングや欠損が起こりやすい加工状況でも安定した長寿命を実現する。
同社では、「高強度なインサート設計および長寿命を実現する新材種の採用で、TecTangentialSlotは極めて信頼性の高い加工を市場に提供し、お客様の加工費低減に大きく貢献します。」としている。主な特長は以下の通り。
(1)高強度な縦インサートにより、高い信頼性を実現
(2)多刃仕様と優れた切りくず排出性を両立し、高能率溝加工が可能
(3)左右両勝手仕様のインサートは、4コーナの使用が可能で経済的が高く、工具管理も容易
(4)独自の切れ刃形状は、さらい刃も備え、優れた壁面品位を提供
(5)耐欠損性に優れた新材種「AH3135」を追加設定
■主な型番と標準価格
LMEU100808ZNEN-MJ AH3135:1,980円
LMEU120808ZNEN-MJ AH3135:2,130円
LMEU150908ZNEN-MJ AH3135:2,280円
(いずれも税抜き価格)
三菱マテリアルが難削材旋削加工用インサート材種“MP9000/MT9000シリーズ”に断続切削加工用材種「MP9025」を追加発売
三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=中村伸一氏)は、このほど難削材旋削加工用インサート材種“MP9000/MT9000シリーズ”に断続切削加工用PVDコーテッド材種「MP9025」を追加し、販売を開始した。
顧客から高い評価を得ている難削材旋削加工用インサート材種“MP9000/MT9000シリーズ”は、航空機部品や医療器具などに使用されているチタン合金、耐熱合金、耐食合金などの難削材の加工に適したインサートシリーズ。耐欠損性、耐溶着性を向上させたことで、突発欠損を抑制し、専用ブレーカにより、切りくずトラブルを防止する。人気の同シリーズに、今回、断続切削加工用PVDコーテッド材種「MP9025」を追加することで、使用領域を拡大した。特長は、以下の通り。
(1)刃先安定性重視のローグレード材種。
(2)軽切削領域から荒切削領域までの断続切削加工用。
■標準価格
CNMG120404-LS MP9025:940円
(代表型番) DNMG150408-MS MP9025:1,300円
SNMG120412-RS MP9025:1,100円
(いずれも税抜き価格)
アマダホールディングスがUAEに現地法人を設立 ~直販・直サービス体制を構築し、中東での積極展開を推進~
アマダホールディングス(社長=磯部 任氏)は、このほど中東地域の金属加工機械の拡販と、サービスの強化を図るため、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに、販売・サービス会社アマダ・ミドル・イースト(仮)を設立した。 UAE やサウジアラビアでは、石油依存からの脱却を目指す経済政策を受けて、建設や電機設備といった都市インフラの整備が加速していることを背景に、同社では「地場の金属加工業が発展すると見込まれている。当社はこれまで販売代理店を通じて、中東地域向けに営業活動を行ってきたが、市場拡大を見込み、強みである加工技術力やソリューション提案力を発揮することでさらなる成長が期待できるとの判断から、現地法人を設立することにした。」としている。 今後、市場ニーズに即したファイバーレーザ加工機、曲げ加工機などの商品ラインナップを展開するとともに、12 月には新たにテクニカルセンターをオフィスに併設し、直販・直サービス体制を構築する。加工技術、および機械とソフトウエアを組み合わせたネットワーク化の提案に加え、サービス活動の強化により、顧客の加工品質の向上や効率的な生産を積極的に支援していくとしている。 アマダグループは、中期経営計画において、新興国市場の拡大を成長戦略に掲げており、今回の現地法人の設立により中東地域の市場開拓を加速させ、2021 年度までに同地域における売上高を2017 年度比3 倍にすることを目指す。■新会社概要社 名: AMADA MIDDLE EAST FZCO(予定)所 在 地: Jebel Ali, Dubai, UAE事業内容: 金属加工機械の販売および保守サービス代 表 者: 小野寺拓 Managing Director資 本 金: 500 万AED(ディルハム、約150 百万円)社 員 数: 12 名営業開始: 2018 年12 月(予定)
サンドビック・コロマント・ジャパン、新セールス組織で市場拡大を狙う
サンドビック・コロマント・ジャパンは、このほど、既存の組織を見直し、新たなセールス組織体制を構築すると発表した。 それによると、日本の営業組織を2つのクラスター(営業グループ)に分割する。セールスクラスターとグローバルのセールスマネジメントチームやセールスエリアとの距離を縮めるのが狙い。 この組織改編に伴い、サンドビック・コロマント・ジャパン カンパニーバイスプレジデント 西日本セールスクラスターマネージャーに山本雅広氏、カンパニーバイスプレジデント 東日本セールスクラスターマネージャーに松本憲幸氏が就任する。 山本雅広氏は、サンドビックマテリアルテクノロジー(SMT)のPAストリップのアジアパシフィックセールスエリアマネージャー(中国以外)として活躍し、20年以上にわたり国内外のセールスマネジメントに従事してきた。山本氏はコストを抑制しつつ、顧客基盤を拡大にすることにより、責任地域においての利益成長を達成している。 松本憲幸氏はサンドビック・コロマントのセールスエリア・サウスアンドイーストアジア(SASEA)のストラテジックリレーションズマネージャーとして活躍し、その中で、世界市場を支配している日本の工作機械メーカーに対してリーダー的なサプライヤー、またパートナーとしてのポジショニングをさらに強固にする活動を遂行し、成果を上げている。 なお、現在のジャパンセールスクラスターマネージャーの高屋政一氏は、セールスエリアサウス&イーストアジア(SASEA)のEBPプロジェクトリーダーとして、新基幹システムの立ち上げやインフラの整備リーダーとして新たな職務を担当する。
2018年10月分工作機械受注総額は1,396.2億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2018年10月分の受注実績は以下の通り。2018年10月分工作機械受注総額は、1,396.2億円(前月比△9.0% 前年同月比△0.7%)となった。14カ月ぶりの1,400億円割れ。10月では昨年に次ぐ過去2番目(17年:1406.6億円)。1,000億円超は24カ月連続。受注額はやや落ち着くも、依然堅調に推移。 内需は576.6億円(前月比△10.5% 前年同月比+1.7%)で、補助金効果の剥奪やJIMTOF開催前の付きながら、10月としてリーマンショック以降の過去最高額を記録(従来17年:567.0億円)。 外需は819.6億円(前月比△7.9% 前年同月比△2.4%)で、2カ月連続の800億円超で、10月では過去3番目(最高額14年:887.9億円)。欧州、北米が外需を牽引。 高水準の受注が継続しており、今後も月毎の変動はあるものの、高水準を持続するものと期待。他方、通商問題、納期の長期化による影響などを注視。
10月分内需
576.6億円億円(前月比△10.5% 前年同月比+1.7%)。・8カ月連続の600億円割れ。10月ではリーマンショック以降の最高額(従来17年10月:567.0億円)。・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比21カ月連続増加。・国内需要は自動車、幅広い業種で堅調持続。① 一般機械 217.2億円(前月比△12.4% 前年同月比△12.8%) うち金型 24.0億円(前月比△0.3% 前年同月比△6.0%)② 自動車 204.5億円(前月比+4.2% 前年同月比+15.6%) うち部品 133.9億円(前月比+4.9% 前年同月比+9.5%)③ 電気・精密 62.0億円(前月比+0.5% 前年同月比+9.6%)④ 航空機・造船・搬送用機械 23.4億円(前月比+12.3% 前年同月比+74.6%)
10月分外需
819.6億円(前月比△7.9% 前年同月比△2.4%)・2カ月連続の800億円超。10月では過去3番目(①14年:887.9億円、②17年:839.6億円)。・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比2カ月ぶり減少。・アジアは落ち着くも、欧州・北米は高水準の受注が継続。①ア ジ ア:313.5億円(前月比△10.2% 前年同月比△17.9%)・東アジア:215.2億円(前月比△8.7% 前年同月比△29.3%)〈韓 国〉 31.6億円(前月比+49.7% 前年同月比△14.3%)〈中 国〉151.3億円(前月比△20.0% 前年同月比△36.5%)・その他アジア:98.3億円(前月比△13.5% 前年同月比+27.5%)〈インド〉36.2億円(前月比△26.8% 前年同月比+21.6%) ②欧 州:226.5億円(前月比+12.3% 前年同月比+8.0%)〈ド イ ツ〉60.9億円(前月比+2.5% 前年同月比+39.6%)〈イタリア〉37.7億円(前月比+5.9% 前年同月比△2.3%) ③北 米:265.6億円(前月比△19.1% 前年同月比+16.0%)〈アメリカ〉230.9億円(前月比△22.4% 前年同月比+17.1%)〈メキシコ〉 17.9億円(前月比△8.3% 前年同月比+14.7%)