ニュース

10月分工作機械受注総額は1,030.8億円 日工会 

日本工作機械工業会がこのほどまとめた10月分の受注実績は以下の通り。2015年10月分工作機械受注総額は、1,030.8億円(前月比△6.0%・前年同月比Δ22.9%)となった。前年同月比は3カ月連続減少で、3カ月連続の1,100億円割れ。1,000億円超えは26カ月連続。内需は444.9億円(前月比△7.1% 前年同月比△0.9%)で、9カ月連続の400億円超えと国内需要は堅調持続。前年同月比は2カ月連続減少。外需は586.0億円(前月比△5.2% 前年同月比△34.0%)で、欧州、北米が前月から増加したものの、アジアが減少。外需総額は2カ月ぶりの600億円割れ。内需は政策効果発現も、一部に来年度の補助金待ちの動き有り。外需では世界経済やVW問題の影響等について今後の動向を注視。

10月分内需

444.9億円(前月比△7.1% 前年同月比△0.9%)・9カ月連続の400円超。・前月比2カ月ぶり現象。前年同月比は微減で2カ月連続減少。・受注額は比較的高水準を維持。国内需要は堅調持続。① 一般機械  146.3億円(前月比△20.3% 前年同月比△23.8%)  うち金型   21.0億円(前月比△27.1% 前年同月比△24.2%)② 自動車   154.2億円(前月比Δ3.5% 前年同月比+10.5%)  うち部品   102.0億円(前月比△9.0% 前年同月比△7.6%)③ 電気・精密 39.2億円(前月比+7.6% 前年同月比Δ6.5%)④ 航空機・造船・搬送用機械 22.2億円(前月比△21.3% 前年同月比+35.9%) 

10月分外需

586.0億円(前月比△5.2% 前年同月比△34.0%)・2カ月ぶりの600億円割れ。・前月比は2カ月ぶり現象。前年同月比は5カ月連続減少。・主要3極は欧州、北米が前月から増加したが、アジアのみ減少。①ア ジ ア:212.2億円(前月比△25.7% 前年同月比△53.0%)・東アジア:173.3億円(前月比△20.7% 前年同月比△32.5%)〈中 国〉123.1億円(前月比△24.5% 前年同月比△30.0%)・その他アジア38.9億円(前月比△42.0% 前年同月比△80.0%)〈タ  イ〉11.1億円(前月比Δ46. 7% 前年同月比△67.7%)〈ベトナム〉3.2億円(前月比△32.6% 前年同月比-)〈イ ン ド〉14.2億円(前月比△46.8% 前年同月比+7.8%)②欧 州:153.8億円(前月比+12.5% 前年同月比+5.4%)〈ド イ ツ〉38.0億円(前月比Δ14.9% 前年同月比△20.3%)③北   米:210.9億円(前月比+16.4% 前年同月比△21.5%)〈アメリカ〉191.3億円(前月比+16.1% 前年同月比△15.5%)〈メキシコ〉 8.9億円(前月比Δ5.3 % 前年同月比△69.3%)

9月分超硬工具主要統計

【超硬合金重量】496トン(前年比97.8)。【超硬工具生産額】切削工具222億6800万円(前年比104.5)、耐摩工具31億3600万円(同91.5)、鉱山土木工具8億5700万円(同109.6)、その他工具4億7200万円(同105.5)、焼結体・工具22億1900万円(同105.9)、合計289億5200万円(同1043.2)。【輸出入】輸出103億1900万円(前年比110.8)、輸入59億1700万円(同95.8)。【超硬工具出荷額】切削工具225億7900万円(前年比100.8)、耐摩工具32億2400万円(同93.3)、鉱山土木工具9億5900万円(同108.6)、その他工具3億2200万円(同80.0)、焼結体・工具24億48万円(同105.8)、合計295億3200万円(同100.3)。【刃先交換チップ】生産2974万5000個(前年比100.7)、出荷2951万4000個(同98.2)。

「第11回切削加工ドリームコンテスト」受賞作品が決定!

 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)が、「第11回切削加工ドリームコンテスト」を開催し、このほどその受賞作品が決定した。

 切削加工ドリームコンテストは、日本国内において切削加工に携わり、切削型工作機械を使用している企業および学校、研究機関を対象に、切削加工業界全体の技術・技能の交流と向上を目的として、毎年1回開催している。今年は、審査委員長の慶應義塾大学 教授 工学博士 青山 英樹氏をはじめ、審査委員に大学教授の4名を迎え、厳正な審査の結果、全応募作品の中から、製品部品加工部門6点、試作・テスト加工部品部門4点、金型・造形加工部門4点、微細加工部門4点、アカデミック部門5点の受賞作品を決定した。

 表彰式は、11月9日(月)に弊社東京グローバルヘッドクォータで行い、受賞者には賞状と賞金が贈呈される。東京グローバルヘッドクォータでは11月9日(月)~13日(金)の間オープンハウスを開催しており、期間中に全応募作品の展示を行う。

 同社では、「熟練の技術と斬新なアイディアが生み出す作品の数々をご覧ください。今後もDMG森精機は様々なイベントを通して、切削加工業界全体の技術向上につながる交流の場を提供してまいります」とコメントしている。

 ●第11回切削加工ドリームコンテスト審査委員
 ・慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科 教授
 工学博士 青山 英樹 氏(審査委員長)

 ・中部大学 教授 工学部長 機械工学科 大阪大学名誉教授
 工学博士 竹内 芳美 氏

 ・京都大学 教授 大学院 工学研究科 マイクロエンジニアリング専攻
 工学博士 松原 厚 氏

 ・東京大学 教授 大学院 工学系研究科長 工学部長 
 工学博士 光石 衛 氏

製品部部品加工部門

■金賞■
「削出し180度エルボ」 野田金型有限会社

■銀賞■
「シャフト」 石山ネジ株式会社

■銅賞■
「多数角ネジ加工の新工法(ロボット旋回部 減速機)」 株式会社カドワキ
「SUSフレーム」 有限会社湘南オートカット工業

■技能賞■
「リボンガイド」 有限会社小川鉄工所

■アイディア賞■
「サクソフォン・マウスピース」 有限会社 日双工業

審査委員の金賞作品の評価ポイント>
チタンのブロック材を高精度かつ薄肉の180度のエルボ形状に削り出している点を高く評価した。難削材である64チタンの内面まで精度よく加工できている。

試作・テスト加工部品部門

■金賞■
「メッシュフィルター付T字ジョイント」 株式会社長坂

■銀賞■
「放電加工用グラファイト微細電極」 イビデングラファイト株式会社

■銅賞■
「バランス」 太陽ゴム工材株式会社

■技能賞■
「セラミックロングボルト」 有限会社ほさか工業

審査委員による金賞作品の評価ポイント>
削り出しで、T字ジョイントを作成するだけでなく、両サイドに網状のメッシュを形成している点を高く評価した。

金型・造形加工部門

■金賞■
「ミルククラウン」 野田プラスチック精工株式会社

■銀賞■
「大きなステント」 アキヤマエヌシーテープセンター株式会社

■銅賞■
「フィギュア(趣味)」 有限会社鬼頭精密工業

■アイディア賞■
「不可能立体」 株式会社 仙北谷

審査委員による金賞作品の評価ポイント>
立形マシニングセンタでは、難しい形状の加工を達成している点を高く評価した。難しい柔軟材料の薄内部加工をさりげなく見せており、技術力も非常に高い。

微細加工部門

■金賞■
「折鶴」 野田プラスチック精工株式会社

■銀賞■
「ガラス深穴」 株式会社信栄テクノ

■銅賞■
「極薄フィン加工」 株式会社信栄テクノ
「0.25ミリ×0.25ミリ福沢諭吉翁肖像」 サークルアンドスクエア株式会社

審査委員による金賞作品の評価ポイント>
鉛筆の先端に微小な折鶴を加工しているだけでなく、微細加工用の工具を自作している点を高く評価した。

アカデミック部門

■金賞■
「中央ダイス」 埼玉県立中央高等技術専門校 機械制御システム科

■銀賞■
「インデューサのモデル」 大阪工業大学 工学部 機械工学科 精密工学研究室

■銅賞■
「ナノスケール微細軸」 京都工芸繊維大学 機械工学系 マイクロ・ナノ加工学研究室

■アイディア賞■
「日本蝮(マムシ)」東京農工大学大学院 工学研究院 先端機械システム部門 中本研究室

■芸術賞■
「チェスセット」 中国職業能力開発大学校 生産技術科

審査委員による金賞作品への評価ポイント>
多くの要素を6重の入れ子形状にし、治具や固定方法を工夫している点を高く評価した。 

「山梨県製造業の将来を考えるセミナー」を開催 ~来年3月11日まで延べ26日間~

 「山梨県製造業の将来を考えるセミナー」(主催=山梨県、高齢・障害・求職者雇用支援機構山梨支部)が10月26日(月)~来年3月11日(金)まで延べ26日間 153時間、ポリテクセンター山梨他で開催するにあたり、初日にベルクラシック甲府にてオープニングセミナーが開催された。

 このセミナーは、インダストリー4.0の世界的な潮流や、AI技術の進歩など製造業を取り巻く環境の変化を背景に、日本製造業界のグローバル化やその影響等についての課題解決を導く狙いがある。また、山梨県内の産業構造や、市場特性に捕らわれず、今後、地域製造事業者として事業を継続していくための考え方や将来への展望を提供する機会を提供しながら、日本の機械加工分野の強みの再確認を目的として、経営者層、次世代の現場の中核技術者を対象とした教育訓練プログラムを実施している。

 オープニングセミナーでは、「インダストリー4.0の現状と将来動向」をテーマにベッコフオートメーション 川野俊充社長が基調講演を行った。

 午後からは、パネラーに、川野 ベッコフオートメーション社長、海藤 満 碌々産業社長、大坪正人 由紀精密社長、長谷川 洋 経済産業省製造産業局参事官室 参事官補佐を迎え、「インダストリー4.0は日本の製造業のあり方を変えるか」をテーマにパネルディスカッションが行われた。なお、ファシリテーターは、永沼良彦 高齢・障害・求職者光洋支援機構山梨支部 山梨職業能力開発促進センター ポリテクセンター山梨 所長。

【注目】タンガロイが続々新製品を投入! 「DrillMeister」サイズ拡充、「MATRIX シリーズ」に廉価版の「DLS キャビネット」を追加

 タンガロイ(社長=木下聡氏)が、続々と新製品を市場投入している。
 先端交換式ドリル『DrillMeister』工具径φ20.0-25.9mmサイズを拡充し、MATRIX シリーズ 「エコノミータイプ」DLS モデルも登場した。

「DrillMeister」工具径φ20.0-25.9mmサイズを拡充

 「DrillMeister」は、独自の自己拘束型クランプシステムの採用により、簡単で迅速なヘッド交換を可能にしている。工具交換は、ヘッドを付け替えるのみでツールホルダからのドリルボディの脱着や突出し量の調整が不要となることから、工具交換時間を大幅に短縮できる。さらにヘッドは小さな力で取付け・取り外しができ、必要に応じて機上での交換も可能である。

 今回の拡充は、フランジ付きボディTIDに工具径φ20.0-25.9、加工深さL/D=1.5~8をラインナップし、様々な被削材での大径の穴あけ加工で驚異的な性能を発揮する。フランジ付きボディは強ねじれ溝を採用し、さらに溝面に特殊な磨き処理を施すことで、安定した切りくず排出性を実現している。これによって、特に切りくず排出が難しくなるL/D=5以上の深穴加工時に、抜群の切りくず排出性能を示す。

 「DrillMeister」は、加工能率の向上だけでなく、工具交換時間の大幅短縮、再研削にかかわる費用をゼロにできるなど、トータル加工コスト削減に大きく貢献する。
主な特長は以下のとおり。

 ●工具径:φ20.0~φ25.9(0.1mm飛び)、加工深さ:L/D=1.5, 3, 5, 8に対応
 ●強ねじれ溝と特殊な磨き処理の採用で、抜群の切りくず排出性能を実現
 ●独自の自己拘束型クランプシステムによって、簡単かつ高精度のヘッド交換が可能
 ●本体部分の変形が少ないクランプ機構により、ヘッドの交換可能回数を大幅に増加
 ●革新的な刃先処理と材種性能により驚異的な寿命性能を発揮

 主な形番と標準価格
 ●ヘッド
 DMP200 AH72514,200円(税込み15,336円)
 DMP230 AH72515,300円(税込み16,524円)
 DMP259AH72516,600円(税込み17,928円)

 ●ボディ
 TID200F25-1.544,800円(税込み48,384円)
 TID230F32-358,600円(税込み63,288円)
 TID250F32-894,400円(税込み101,952円)

 

MATRIX シリーズ 「エコノミータイプ」DLS モデル

 工具在庫管理の効率化、管理コストの可視化ツール「MATRIX シリーズ」に、廉価版の位置づけとなる「DLS キャビネット」を新たに追加し、このほど発売を開始した。

 好評の工具管理ツール「MATRIX シリーズ」は、ハードウェアとソフトウェアが一体となった工具収納・管理システム。工具のトータルマネージメントで在庫管理を簡略化でき、出入庫作業の効率化が可能である。今回このMATRIX シリーズにDLS「エコノミータイプ」が登場した。DLS は、従来のビドマー感覚で在庫管理ができるエコノミー仕様で、間仕切りは可動式でレイアウトをお好みに設定できる。好評の既存モデルMATRIX「MAXI」「MINI」にこのDLS を追加し、場所をとるアイテムをDLS に収納するなどの活用ができる。

 複数台のキャビネットであっても同様に一元管理を確立できるため、複数台の導入コストを抑えることが可能。また、既存モデルMATRIX シリーズと同等のソフトウェアを搭載しているので、工具の入出庫や発注管理などの包括管理ができ、分析作業やレポートの作成も可能である。
主な特長は以下のとおり。

 ●工具管理、入出庫作業の効率化が可能
 ●管理コストの可視化(工具入出庫、手持ち在庫コントロール、在庫コストの収縮化)
 ●専用ソフトによる在庫のコントロール、レポート作成/分析を実現
 ●既存MATRIX シリーズ連結での在庫の一元管理
 ●可動式間仕切り装備で、引き出し内の自由なレイアウトが可能

 ■主な形番
 ●MATRIX DLS T0001 キャビネットモニター付き
 ●MATRIX DLS P0001 キャビネットモニター無し

セスクワが最新版 『WorkNC V24』 をリリース

 セスクワ(東京都港区)は、 このほどAutomatic CAD/CAMシステムの最新バージョン『 WorkNC V24 』 の出荷を開始したと発表した。最新バージョン 『 WorkNC V24 』は、ユーザーのリクエストを元に開発した新ツールパス の追加や加工情報機能の追加、計算時間短縮など多岐にわたって追加改善を実施した バージョンとなった。

 主な強化ポイントは以下のとおり。

 ①「エアカット削減」「切削面品質向上」を目的とした『輪郭隅部加工』の追加
 ②素材形状残りを10段階の色分け表示できる『削り残りプレビュー機能』の追加
 ③加工機や治具の干渉有無やストロークチェックを行う『マシン干渉チェック機能』の計算時間大幅短縮。

日本能率協会(JMA)アジア共・進化センターが「UNIDOインド水ビジネス交流ミッション」を実施

 日本能率協会(JMA)アジア共・進化センターは、国際連合工業開発機関(UNIDO) 東京投資・技術移転促進事務所との共催で、現地日程2015年12月7日(月)~11日(金)に、チェンナイ・バンガロール・ニューデリーのインド諸都市で、水処理技術を扱う日本企業とインド水ビジネス業界関係者とのネットワーキングを目的とした「UNIDOインド水ビジネス交流ミッション」を実施する。 ミッション参加企業は、インドの政府系機関や商工団体の協力で、日本企業にとって現地ビジネス拡大に必要不可欠なパートナー候補とのネットワーキング、および現地専門家との情報交換、そして現地の水処理施設や関連企業への訪問・視察を行うことができる。 参加定員は10社(原則1社1名を受付予定)。 問い合わせは日本能率協会アジア共・進化センター(TEL:03-3434-0998)まで ≪開催概要≫                                                             名 称 :UNIDO インド水ビジネス交流ミッション     現地日程 :2015年12月7(月)~11日(金) (日本出発日12月6日(日)/日本帰国日12月12日(土)予定) 開催都市 :インド/チェンナイ・バンガロール・ニューデリー 主 催  :一般社団法人日本能率協会アジア共・進化センター  国際連合工業開発機関(UNIDO) 東京投資・技術移転促進事務所 募集社数 :10社10名 ※応募多数の場合は抽選制 応募期間 :2015年10月21日(水)~10月30日(金)の10日間  参加料金 :無料  ※日本・インド間の往復航空運賃と現地指定ホテルの宿泊費は参加者自己負担 申込方法 :公式ホームページ ( http://www.jma.or.jp/asia/) からの参加申込書をダウンロードすること 参加対象 :水処理プラント建設、水処理装置メーカー、水処理素材メーカー、関連商社・コンサルタント等

コマツがホイールローダー「WA30-6E0」を新発売

 コマツ(社長=大橋徹二氏)は、国土交通省第3次排出ガス基準に適合したホイールローダー「WA30-6E0」をこのほど発売した。新機種は、NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出量を大幅に低減し、国土交通省第3次排出ガス基準に適合した新世代エンジンを新たに搭載している。

 主な特長は以下のとおり。

 1.優れた環境性
 ・国土交通省第3次排出ガス基準適合エンジン搭載。環境に優しいクリーンエンジンを搭載している。

 ・国土交通省超低騒音型建設機械(申請中)。周囲の環境に優しい超低騒音設計。夜間の作業や都市型工事でも安心。(※畜産仕様車は低騒音型建設機械)

 2.簡単操作でパワフルな作業
 ・アクセルワークだけで発進、加減速、停止ができ、どなたでも簡単に運転することができる。

 ・作業にあわせて最大速度を3~15km/h無段階に調整可能。
 ・トラクションコントロールスイッチ(けん引力を以下の3つのモードから選択設定可能)

 Pモード:整地・床堀り・かき上げなど、ここ一番で大きなけん引力が必要な作業に最適。
 Nモード:Vシェイプ・骨材積込み・ロード&キャリーなど積み込み作業に最適。
 Sモード:除雪・畜産などの滑りやすく、軟弱な路面の現場での作業に最適。

 ―――など。

9月分工作機械受注総額は1,097.2億円 日工会 

日本工作機械工業会がまとめた9月分の受注実績は以下の通り。2015年9月分工作機械受注総額は、1,097.2億円(前月比+2.5%・前年同月比Δ19.1%)となった。前月比で4カ月ぶり増加も、2カ月連続の1,100億円割れ。1,000億円超えは25カ月連続。内需は478.8億円(前月比+0.3% 前年同月比△2.6%)で、年度半期の期末月ながら、前月比微増にとどまる。前年同月比は27カ月ぶり減少。外需は618.3億円(前月比+4.3% 前年同月比△28.4%)で、アジア、欧州が前月より増加し、外需総額は前月比6か月ぶりの増加、2カ月ぶりの600億円超。内需は政策効果の谷間の時期で今後の持ち直しに期待。外需では世界経済やVW問題の影響等について今後の動向を注視。

9月分内需

478.8億円(前月比+0.3% 前年同月比△2.6%)。・前月比3カ月ぶり増加、前年同月比27カ月ぶり減少。・年度半期の期末月ながら、政策効果の剥落もあって前月比微増にとどまる。・受注額は比較的高い水準を維持。国内需要は堅調持続。① 一般機械  183.7億円(前月比+1.1% 前年同月比△7.2%)  うち金型   28.8億円(前月比△12.7% 前年同月比+6.4%)② 自動車   159.8億円(前月比Δ5.9% 前年同月比+11.5%)  うち部品   112.1億円(前月比+24.2% 前年同月比+8.5%)③ 電気・精密 36.4億円(前月比+12.2% 前年同月比Δ31.0%)④ 航空機・造船・搬送用機械 28.2億円(前月比△16.1% 前年同月比+15.9%) 

9月分外需

618.3億円(前月比+4.3% 前年同月比△28.4%)・2カ月ぶりの600億円超。・前月比は6カ月ぶり増加。前年同月比は4カ月連続減少。・主要3極は北米のみ減少。①ア ジ ア:285.7億円(前月比+7.8% 前年同月比△33.1%)・東アジア:218.7億円(前月比+10.8% 前年同月比△25.1%)〈中国〉163.0億円(前月比+9.1% 前年同月比△31.0%)・その他アジア67.0億円(前月比△0.4% 前年同月比△50.4%)〈タ  イ〉20.8億円(前月比Δ69.7% 前年同月比△28.3%)〈ベトナム〉4.8億円(前月比+13.1% 前年同月比-)〈イ ン ド〉26.8億円(前月比△12.3% 前年同月比+58.1%)②欧 州:136.7億円(前月比+3.0% 前年同月比Δ7.1%)〈ド イ ツ〉 38.8億円(前月比Δ7.0% 前年同月比△17.1%)③北   米:181.1億円(前月比△2.9% 前年同月比△34.5%)〈アメリカ〉 164.7億円(前月比△3.3% 前年同月比△35.0%)〈メキシコ〉 9.4億円(前月比Δ5.4 % 前年同月比+2.1%)

【注目のマシン】キタムラ機械が5年の月日を費やし開発した大型同時5軸制御立形マシニングセンタ「Mytrunnion―7G」がいよいよ発売! 

 キタムラ機械(社長=北村彰浩氏)が、創業1933年以来、80年以上の工作機械製造の集大成として、このほど5年間の開発期間を費やした新製品・大型同事5軸立形マシニングセンタ『Mytrunnion(マイトラニオン)―7G』の販売を開始した。

 「マイトラニオンは1、3、4G、5と4機種ありますが、今回開発した『Mytrunnion―7G』はテーブル径が1000mm。従来テーブルが630mmだったのが一気に1000mmになりました。ワーク最大径は1170mm。大きくても動きが遅いわけではなく、高速軸送りを可能にした新しいテーブル機構も採用しました。フルストロークで位置決め精度がプラスマイナス2µ、繰り返しが±1µ、これをフルストロークでやるという画期的なマシンです」と北村社長。

 同社が1984年に発売して以降、今日までFMCとして最大の800セット以上の納入実績がある同時5軸制御横形多面加工FMC『Mytrunnion(スーパーセル)』シリーズといえば世界中の顧客から高い評価を博しているが、2002年に発売を開始した同時5軸制御立形マシニングセンタ『Mytrunnion』シリーズは、テーブル径がφ120mmの『Mytrunnion―1』、同305mm角の『Mytrunnion―3』、同φ400mmの『Mytrunnion―4G』、同φ630mmの『Mytrunnion―5』に続き、今回発売するテーブル径φ1000mmの『Mytrunnion―7G』を加えたことにより、キタムラ機械の5軸制御マシニングセンタは全9モデルとなった。

大型同時5軸制御では稀な“全軸フルストローク”! クラス最大級の高剛性トラニオンテーブルでワーク最大径φ1170mm、最大重量2000kgを誇る

クラス最大級のトラニオンテーブル
クラス最大級のトラニオンテーブル

 30年以上にわたる5軸マシニングセンタの開発の歴史で培ったノウハウを集結して開発したこのマシンは、オーバーハングの少ない門形構造と5軸制御の傾斜軸を両端で支持するクラス最大のφ1000mmの高剛性トラニオンテーブルにより、ワーク最大径はφ1170mm、最大重量2000kgを誇る。大型加工物を5軸加工で高速、高精度、重切削加工を図りたい航空宇宙やエネルギー関連、大型金型など幅広い産業向けに開発したとのことだ。

 摩擦係数が小さく高加減速性に優れた高剛性摺動面構造は、大型機械では最高速の毎分50mの高速早送りを実現し、傾斜軸、旋回軸の5軸制御駆動部には、バックラッシが無く俊敏な高速軸送りを可能にした新しいテーブル機構を採用した。最大の特長は、大型同時5軸制御機では稀な“全軸フルストローク”において位置決め精度±2µ、繰り返し速度±1µを実現したこと。

 北村社長は、「切削工具も全部の角度で最適ではない。最適な角度で削るためにはテーブルで動くタイプが有利なんですよ。長時間にわたる高速高精度微細加工はもちろん、クラス最大出力の40kw、最大切削トルクN・mの主軸電動機と同社独自の4段変速ギヤ主軸による毎分12000回転の高速・高剛性主軸とで、アルミの高速加工からチタン、インコネルの難削材の大型加工物の複雑形状加工や高速重切削加工を実現します」と話した。

 新しいアイデアにも注目したい。作業性、操作性、接近性を図るため、正面、操作面、天井部の3方向が開放できるフレームレス自動開閉天井カバーにより、大型加工物の段取りが容易になり作業者の負担を大幅に軽減でき安全性を高めている。切削油を使うので、大抵の工作機械は密封され天井は開かないように出来ているが、大物ワークをテーブルに載せやすくするために上からもモノが入れられるように、という配慮があるのだ。

 また、制御装置には、『Machining Challenges―Simplified』(マシニングセンタを誰でも使えるものにする)使いやすさを追究し、演算処理能力を従来の25万倍、クラウド操作にも対応した、同社独自開発の第4世代CNC装置『Arumatik―Mi』を搭載し、従来にない大型5軸マシニングセンタの俊敏性を高めている。

 この俊敏性は、従来比5倍の演算処理速度と最大で従来比25万倍以上の512GBハードディスクドライブにある。プログラム加工時間が100時間を越す大容量のプログラムでも分割せずに一括処理が可能となるうえ、USBメモリーからも同様の直接運転も可能だ。また、クラウドからのプログラミング導入や複数台の同時稼動などインダストリー4.0にも対応し、生産設備のフル活用を可能にするという、まさに期待の制御装置なのだ。

ラクラク簡単操を説明する北村社長
ラクラク簡単操を説明する北村社長
 最新知能化技術である熱変位補正機能『IAC(インテリジェントアドバンスコントロール)』(2001年特許取得済)、加工の最適条件を探る切削監視機能『キタムラモニタリングシステム』、作業者が安心して5軸操作を可能にする衝突防止機能などを搭載し、スマホ感覚のラクラク簡単操作が実現したのも魅力的である。

 工作機械はどんどん進化している!