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2019年4月分工作機械受注総額は1,086.6億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2019年4月分の受注実績は以下の通り。
2019年3月分工作機械受注総額は、1,086.6億円(前月比△16.8% 前年同月比△33.4%)となった。2カ月ぶりの1,100億円割れ。1,000億円超は30カ月連続。総額、内外需とも前年同月比3割超の減少

 内需は435.2億円(前月比△19.3% 前年同月比△36.5%)で、期末効果の反動で全11業種中8業種が前月比減少し、2カ月ぶりの500億円割れ。主要業種を中心に慎重な動き。  

 外需は651.3億円(前月比△15.1% 前年同月比△31.1%)で、主要3極全てで前月比2ケタの現象。2カ月ぶりの700億円割れ。貿易摩擦問題の影響等により、外需の動きもやや鈍化。

 4月は、前月の反動減もあるが、2月とほぼ同水準で横ばい圏内の動き。今後も通商問題や中国を初めとする世界経済動向の影響を注視。

4月分内需

435.2億円(前月比△19.3% 前年同月比△36.5%)。

・2カ月ぶりの500億円割れ。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比5カ月連続減少。
・先行き不透明感から慎重な動きが継続。ものづくり補助金の採択待ちも下押し。


(出所:日本工作機械工業会)

4月分外需

651.3億円(前月比△15.1% 前年同月比△31.1%)

・2カ月ぶりの700億円割れ。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比7カ月連続減少。
・今回復帰が始まる直前の2016年末~17年初とほぼ同水準で今後の動向を注視


(出所:日本工作機械工業会)

2018年 ロボット統計受注・生産・出荷実績

 日本ロボット工業会がこのほどまとめた2018年受注・生産・出荷実績は下記の通り。業況 2018年の年間の集計結果は、上期は前年からの輸出を中心とした自動化需要による大幅な伸びが継続されたものの、米中貿易摩擦などを起点とする投資の先送り、一部業種向け需要の一服などにより下期は鈍化、前年割れがみられた。会員と非会員を含めた年間受注額は対前年比1.9%増の9,624億円、生産額は同3.9%増の9,116億円と、それぞれ過去最高となった。(1)受注・受注台数(台) : 248,283(前年比+5.5%) 【6年連続の増加】・受注額(億円) : 9,624(同+1.9%) 【6年連続の増加】(2)生産・生産台数(台) : 240,339(前年比+2.7%) 【5年連続の増加】・生産額(億円) : 9,116(同+3.9%) 【5年連続の増加】(3)出荷・総出荷台数(台) : 242,127(前年比+3.7%) 【5年連続の増加】・総出荷額(億円) : 9,323(同+4.1%) 【5年連続の増加】・国内出荷台数(台): 59,068(同+20.1%) 【5年連続の増加】・国内出荷額(億円): 2,733(同+11.0%) 【5年連続の増加】・輸出台数(台) : 183,059(▲0.6%) 【6年ぶりの減少】・輸出額(億円) : 6,590(+1.5%) 【5年連続の増加】●国内出荷内訳[業種別]電気・電子機械製造業向け・国内出荷台数(台): 20,619(前年比+10.2%) 【4年連続の増加】・国内出荷額(億円): 1,010(同+3.3%) 【2年連続の増加】[業種別]自動車製造業向け・国内出荷台数(台): 17,889(前年比+22.1%) 【5年連続の増加】・国内出荷額(億円): 765(同+17.0%) 【5年連続の増加】●輸出内訳[用途別]電子部品実装用・輸出台数(台): 13,501(前年比+47.9%) 【3 年連続の増加】・輸出額(億円): 2,152(同+13.1%) 【3 年連続の増加】[用途別]溶接用・輸出台数(台): 36,682(前年比▲11.2%) 【2 年ぶりの減少】・輸出額(億円): 945(同▲8.3%) 【2 年ぶりの減少】●2019年見通し 2019 年は国内需要が引き続き堅調な伸びがみられるものの、出荷の7 割を占めた輸出は、年初より2018 年下期からの減速傾向が続いており、年後半からの回復が期待されるものの、全体としてマイナス成長となることが見込まれる。こうしたことから、2019 年の受注額は対前年比2.3%減の9,400 億円、生産額は同3.5%減の8,800 億円とそれぞれ減少を見込んでいる。

三菱日立ツールがエポックディープラジアスエボリューションハードTH3「EPDREH-TH3」を発売

 三菱日立ツール(社長=菊池 仁氏)がこのほど、コーティングの採用と高硬度鋼加工を追求した工具設計により、長寿命で削り残し量の少ない高精度な加工を可能にしたエポックディープラジアスエボリューションハードTH3「EPDREH-TH3」の販売を開始した。精密プラスチック金型、鍛造・パンチングダイなど高硬度鋼直彫りや、金型の立壁や3次元形状の仕上げ加工、金型の隅Rの仕上げ加工に威力を発揮する。

 「金型の高機能化・高性能化に伴い、金型材料は高硬度で難削化が進んでいる。精密金型で求められる精度への厳しさは増すばかりであり、顧客の高精度加工への要望は高まっている。」と同社。

 高硬度鋼の加工では工具摩耗が激しく、工具寿命が短い、ワークの削り残り量が多い、などの課題が存在していることを受け、2017年に同社ではエポックディープボールエボリューションハードTH3「EPDREH-TH3」を発売し、すでに好評を博しているが、今回、高硬度金型の加工をトータルで考えるとラジアスエンドミルの必要性は高いと判断、多くの顧客からもラジアスエンドミルのリクエストを受け、今回の発売となった。

■製品の特長とメリット

 (1)ボールエンドミルと同様に工具中心基準でコーナRの精度を保証した。工具中心基準でコーナRの精度を保証したことで従来のラジアスエンドミルより工具精度のばらつきが少なく高精度な加工が可能。
 (2)特に首下長を短くし(L/D=8以下)、 高硬度鋼加工に特化した工具構成でラインナップした。
 (3)コーナ部の欠け防止に効果がある、R0.02をラインナップ。スクエアに比べて工具のコーナ部の欠けを低減する。
 (4)「TH3コーティング」を採用し、高硬度鋼の加工において優れた耐摩耗性を発揮する。

■仕様
 φ0.2~φ1.0(全53アイテム)
(コーナR0.02~R0.2)

■価格
 ¥5,170~¥10,100(消費税別)

DMG森精機が機械操作マニュアルなどのデジタル化を開始

 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)は、5月から工作機械のマニュアルをデータとして顧客に提供するデジタル化を開始した。操作マニュアル、メンテナンスマニュアル、パーツリストをデジタル化することで、パソコンなどで一元管理することが可能となり、必要な情報に素早くアクセスし、業務の効率化を図ることができる。 工作機械は10年、20年にわたって使用する製品ため、従来の紙のマニュアルでは、保管場所が分からなくなる場合や、時間経過により紙が劣化して読みにくくなるなどの不便があったが、マニュアルをデジタル化することにより、パソコン上やタブレット上で複数の工作機械のマニュアルを一元管理できるほか、検索機能によって顧客の必要な情報に素早くアクセスすることが可能になった。 同社では、「お客様の保全担当者と現場担当者が離れた複数の場所で同じマニュアルを見ることにより、業務の効率化を図ることができます。また、オプション機器を含め、お客様に合わせたオーダーメイドのマニュアルの配布が可能となります。」としている。 マニュアルは、テクニウム(DMG森精機のグループ会社)が運営するウェブサイトからダウンロードできる。↓ダウンロードはコチラをクリック↓https://www.technium.net/ マニュアルのデジタル化は同社が製造する工作機械の本機説明書(操作マニュアル、メンテナンスマニュアル、パーツリスト)から開始して、周辺機器マニュアルや顧客が仕様する教材などのデジタル化を順次拡大していく予定。 同社では、持続可能な社会を目指すSDGs(Sustainable Development Goals)への社会的な要請が高まる中、マニュアルをデジタル化することでペーパーレスも可能となり、地球環境の保護につながると考えている。 また、引き続き、紙のマニュアルを希望する場合、ダウンロードしたマニュアルを顧客自身で印刷できるほか、オプションとして提供することも可能とのこと。

IFR(国際ロボット連盟)発表 「英国、世界の自動化競争で後退」

 国際ロボット連盟(略称IFR:会長=津田純嗣 安川電機会長)が5月19日に発表した最新のWorld RoboticsReport 2019 の予備結果によると、2018 年の英国における産業用ロボットの設置台数は2,306台で3%減となった。ただし前年の英国ロボットの販売台数は前年比31%増であり、欧州連合の最近の販売台数も依然としてプラスで12%増加している。

欧州連合(EU)の産業用ロボットの販売台数は12%増加

 地域別産業用ロボット密度では、欧州が世界で最も高い水準にあり、製造業従業員10,000人あたりの密度は106 台で、ドイツ(3 位)・スウェーデン(5 位)・デンマーク(6 位)・ベルギー(9 位)・イタリア(10 位)がトップ10 に入った。一方、英国は世界平均に相当する85 台で世界22 位に留まり、2017 年に英国を追い越した中国は現在97 台で21 位となっている。

 British Automation & Robotics Association (BARA) のマイク・ウィルソン会長は、この件について、「英国では、自動車以外のすべての製造部門で主要な競合他社よりもロボットによる自動化の導入割合が低く、長年にわたり企業が資本設備への投資よりも雇用を優先し他国の労働者を集めてきた。ブレクジットをめぐる国民投票の結果とその後の政治動向により、東ヨーロッパ出身の労働者の多くが帰国を始めているため、労働力が減少している。必然的に企業は労働力を効果的にし、業務遂行に人員が不足している場合は、その代替案を見つけなければならない。ロボットによる自動化が解決策となるのは明白である。」と見解を示している。

IFR World Robotics Roundtable における専門家の意見

 アメリカ・シカゴで最近行われたIFR CEO Roundtable 2019 では、世界中の専門家がロボットと人工知能 (AI) のグローバル競争について議論する中で、Information Technology and Innovation Foundation (ITIF:情報技術イノベーション財団) のロベルト・アトキンソン博士(会長)は「ロボットの導入は、生産性の成長を促すうえで中心的役割を果たし、すべての国がより迅速な生産性の向上を望むべきである。」と述べ、国際ロボット連盟の津田会長は、「ロボットは製造業に欠かせない重要な役割を担っており、非常にたくさんのプロジェクトが現在進行している。ロボットは多くの分野に適用できるので、ロボットの能力向上に取り組んでいる関係者の誰もが勝者になる可能性がある。AIに関していえば、開発者コミュニティーはとてもオープンで、基本論理を世界中で共有しながら実装をめぐって競争している。またそれらの実装化は、ロボット工学と非常に密接な関係があり大きな影響を受けているゆえ、ロボティクスにおける人工知能に関していえば、日本と欧州が依然としてロボットの適用に大きな役割を果たすことができる。」と明るい見通しだ。また、アメリカAdvanced Robotics for Manufacturingのバイロン・クレイトン博士(CEO)は、「我々は実装面にもっと集中することが必要で、米国政府はハイテク技術の実装面と展開面についての政策に資金と労力を注ぎ込み、すでに工場への導入が進んでいる国際的な事例に習う必要があります。」としている。


タンガロイが鉄系焼結合金・鋳鉄高速加工用CBN「BX480」の拡充

 タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、鉄系焼結合金加工及び鋳鉄高速加工ですでに好評を博している超高圧焼結体CBN『BX480』に、このほどポジインサートを拡充し発売した。

 「BX480」は、cBN粒子を強固に結合させた高cBN含有率の材種であり、優れた耐摩耗性と耐欠損性を両立し、特に鉄系焼結金属の強断続加工で安定した長寿命を実現する。また、「BX480」は熱伝導率が高いcBN粒子を高密度に焼結したCBN材種であり、鋳鉄の高速仕上げ加工での刃先温度の上昇を抑制し、鋳鉄の高速連続加工から断続加工まで、幅広い加工で安定した長寿命化が可能である。

 今回、「BX480」にポジインサートを20アイテム拡充することで、低剛性な加工条件下でも低抵抗な加工が可能となり、既に発売済みのネガインサートと合わせ、より幅広い鉄系焼結金属及び鋳鉄高速仕上げの高能率加工が可能となった。

主な特長
 ・BX480は、鉄系焼結金属の強断続加工で安定した長寿命を実現
 ・熱伝導性に優れ鋳鉄の高速連続加工から断続加工まで、幅広い加工で安定した長寿命化が可能

主な拡充形番と標準価格(税抜)
 ・2QP-CCGW060204 BX480:5,610円
 ・2QP-CCGW09T304 BX480:5,610円
 ・2QP-DCGW11T304 BX480:5,610円
 ・3QP-TPGW110304 BX480:7,150円
 ・3QP-TPGW130304 BX480:8,580円
 ・3QP-TPGN160304 BX480:8,580円
 (総拡充アイテム数:20アイテム)

SIer協会が事業報告会を開く

説明をする久保田会長
説明をする久保田会長
 FA・ロボットシステムリンテグレータ協会[以下SIer協会](会長=久保田和雄 三明機工社長)が、4月19日、機械振興会館(東京都港区)で事業報告会を開いた。

 この中で久保田会長は、「少子高齢化が急速に進むわが国において、ものづくり強国としての地位を引き続き維持するために、自動化、ロボット化の推進を担う団体として、昨年の7月の13日に144社で当協会が設置された。その後も、多くの企業のご賛同を得て、本日の時点で207社の企業にご入会いただいている。」とロボットシステムインテグレータへの期待が高いことを示した。

 また同協会は、設立時に、①SIerを中心としたFA・ロボット業界のネットワークの構築、②SIer事業基盤の強化、③システムインテグレーションに関する専門性の高度化を中心とする――として活動しているが、昨年度については、「ネットワークの構築では、SIer’sデーの開催、会員企業のハンドブックの作成、会員間の協業依頼システムの作成などを行った。また、事業基盤の強化としてSIer保険を開始した。専門性の高度化については、ロボットシステムインテグレータの基礎講座などを行った。IT、AI、IoTの進化型ロボット等に関しての展示会への出展をした。」と説明した。

 今年度については引き続き、「ネットワークの構築、事業基盤の強化、専門性の高度化を基本として認知向上に注力する。」と述べた。

天青会 新会長に伊藤敬生 日進精機社長が選任

 日本金型工業会東部支部の若手経営者の会である天青会が5月10日、東京都内の上野精養軒で第7回定時総会を開催した。議事では平成30年度事業報告、同決算報告並びに監査報告、役員改選、新年度事業計画などについて審議が行われ、いずれも承認された。令和元年の新会長に伊藤敬生 日進精機社長が選任された。

懇親会であいさつをする伊藤会長
懇親会であいさつをする伊藤会長
 懇親会の中で伊藤会長は、「本年度の天青会の活動テーマは、Think Global, Make Globally。ハードとソフトの両面、目に見えるものと見えないもの、それに感性を織り交ぜて多面的にグローバル市場を考える機会を設けたい。また、スタートアップやMaas等、世界のビジネスに即して見識を深めることを考えている。本来、日本が得意とするMakeに一層のマインドを注ぎ込むことを心がけ活動をしていきたい。」と意気込みを示した。

ヴェロソフトウェアが事務所移転

 英国の Vero Software Limiteの日本法人、ヴェロソフトウェアが、このほど事務所を移転した。 新事務所は以下の通り。 新 住 所:〒105-0012 東京都港区芝大門1-16-3 芝大門116ビル 3階  電   話:03-5777-2045 (変更なし)  F  A  X :03-5777-2046 (変更なし)

【レポート】INTERMOLD2019(東京)で見た各社の注目点!

 去る4月17日(水)から20日(土)までの4日間、東京ビッグサイト青海展示場で開催されたINTERMOLD2016/金型展2016」「金属プレス加工技術展2016」は、日本のものづくりを根底から支える工作機械・工具・周辺機器がズラリと並んだ。注目した企業の製品&新技術をレポートする。

GLS 150GL UP
GLS 150GL UP

 アマダマシンツールは、昨年開催されたJIMTOF2018以降大人気となったオプティカルプロファイル研削盤「GLS 150GL UP」に注目が集まった。その理由のひとつに、ワンチャック工程集による約異形状ワークの連続加工が挙げられる。シームレス研削、エアスピンドルで加工面品質も向上され、これが来場者から高い評価を得ていた。また、同社ブースでは、自動砥石交換と自動ワーク交換による工程間段取りレスを実現した高精密成形研削盤「MEISTER G3 UP」のプレゼンに多くの来場者が足を止めて見入っていた。


AM-EBT/AM-CRE
AM-EBT/AM-CRE
 オーエスジーは新商品を豊富に展示していた。中でも注目したいのは、アディティブ・マニュフクチャリング用エンドミル(AM-EBT:ボールタイプ、AM-CRE:ラジアスタイプ)だ。深切込みに耐えられる鍵を握るのは、強靱な3次元ネガ形状に加えて、“DUROREYコーティング”。超耐熱層と超微細ナノ周期積層構造で超耐熱性と高靱性を発揮、高硬度加工でもチッピングを抑制し、工具の長寿命かを実現している。次世代の切削加工への追求を見ることが出来た。

VB53α
VB53α
 重切削、高剛性の100年品質といえばOKK
 今回は、立て形マシニングセンタ「VB53α」を展示していた。このマシンは一般工場環境での温度変化に適応し、加工精度の安定化をサポートする環境熱変位補正「ソフトスケールCube」を搭載している。注目したいのは、マシンに取り付けられたセンサの出力(温度情報)を基に、その立方体の変形を推定しリアルタイムで加工点の変位を補正するというシステム。これを使うことにより加工点の変位が10µ以内に管理できていることが確認できるというスグレモノだった。

Mytrunnion-4G
Mytrunnion-4G
 中小企業の救世主的なマシンを世に送り出しているキタムラ機械のモットーは、“より末永く資産として活用してもらうこと”。真の機械姿勢・幾何学精度1µ未満の高精度という真実の質を追い求めている。特に注目が集まったのはトラニオンタイプ5軸制御立形マシニングセンタ「Mytrunnion-4G」。精密金型から複雑形状の部品加工まで広範囲に加工を網羅する。追従性に優れ、高速加工に最適。また、世界初アイコン制御CNC「Arumatik-Mi」で簡単操作を追求している。

TungForce-Feed
TungForce-Feed
 最近、ものすごい勢いで新製品を市場投入しているタンガロイ。その中でも特にキラリと光新製品は、刃先交換式小径高送りエンドミル「TungForce-Feed」。この工具の特長は、良好な切りくず処理性で突発的な欠損を抑制すること。溝加工やポケット加工でも嫌な切りくず噛み込みを防止してくれるので、美しい面品位と安定した工具寿命が得られる工具だ。






Factory Manager
Factory Manager
 BIGといえば大昭和精機。総合ツーリングメーカーの強みを生かしたシステム全体をPRしており、時流に乗った展示をしている印象を受けた。特に注目したいのは生産性向上のためのシステム「Factory Manager」。各社工作機械と各社ツールプリセッタと連動し、これらの有効活用で工具補正値の登録ミスを防止することができる。ミス無く外段取りを行うので機械稼働率が向上する。IDラベル(2次元コード)の読み活用で様々な管理が実現するうえ、既存設備&工具で製造現場のIoTを実現する。

SKS-GⅡ
SKS-GⅡ
  ダイジェット工業は、高能率荒加工用工具「SKS-GⅡ」はシリーズが拡張して新たに登場! 驚異の切りくず排出量を実現するとして早くも話題を集めていた。安定した高送り加工ができる鍵となるのは“経済的な4コーナ使用の四角ポジインサート”の採用。今回はチタン等の難削材および金型材加工用のブレーカ付きインサートをラインナップした。



DMU 60 eVo
DMU 60 eVo
 DMG森精機は、同時5軸加工が可能なマシニングセンタ「DMU 60 eVo」を展示。このマシンは最新の多機能ミーリング加工機のフレキシブルな動きとマシニングセンタの加工性能を合わせ持つ一石二鳥的なマシン。旋回範囲の広いNCテーブルは精密加工および同時加工を可能にしているので、単品ワークの全加工から量産加工まで、分野を問わず最高の生産性を実現するマシンとして注目を浴びた。



SGi 520α
SGi 520α
 ナガセインテグレックスは、従来機と比較して44%省スペース化を実現した超精密成形平面研削盤「SGi 520α」を展示。省スペース化を実現することができたのは、油静圧に使用する油量を半減するなど徹底的な合理化によるもの。専用治具なしで磁性体ワークの歪み取りも可能になった。段取り替えも必要ないうえ、歪み量が約1/10に低減したという。現在、売れまくっているというモータコア金型等大型金型の平面研削加工に最適な「SGD SERIES」はパネル展示だったが、こちらも要注目だった。

銅電極用ロングネックエンドミルシリーズ
銅電極用ロングネックエンドミルシリーズ
 日進工具の注目製品は、銅電極加工に特化し、同タングステンの加工も長寿命を誇る銅電極用ロングネックエンドミルシリーズ。このシリーズは、切れ味と耐久性を兼ね備えた刃形状とDLCコーティングの相乗効果で一般的な電極材のタフピッチ銅だけでなく難削材の同タングステンでも長寿命で安定した加工品質が得られると好評だが、今回、ラジアスタイプ「DHR237R」が新登場していた。刃径はφ0.2から6まで、コーナー半径はR0.05~R1まで計82サイズを規格化、ボールタイプ・スクエアタイプと合わせてトータル193サイズと幅広いラインナップ。

アクアREVOドリル
アクアREVOドリル
 不二越は、マテリアル事業部から、ハイス、マトリックスハイス、熱間ダイス鋼を含んだ金型用鋼「DUROシリーズ」を、工具事業部からは昨年開催されたJIMTOF2018でも大注目を浴びた「アクアREVOドリル」を展示し、見どころが満載だった。アクアREVOドリルは、表面がツルツル! 展示品はクロスを使用して触れられるようになっていたが、驚くほどにツルツル&滑らか! このツルツルが切りくず排出性を向上させている。これは超平滑化処理によるもので、同社の強みでもある“素材から開発した商品”からは、さらなる超硬工具の進化を見学することができた。

LC50-DIGILOG
LC50-DIGILOG
 “DIGILOG技術搭載”のレーザ測定システムといえば、ブルーム-ノボテスト。同社の技術は、工作機械における工具レーザ測定に革命をもたらすものとして注目を浴びている。デジログレーザー「LC50-DIGILOG」の特長は、計測時間を約60%短縮すると共に、レーザビームの最適化で0.2μmの繰り返し精度と、5μm工具の折損検知を実現すること。短時間で非常に多くの測定値を取得する。しかもクーラント環境下で計測信頼性を確保するなど、心強い製品である。

大注目のまだ名前がないマシン
大注目のまだ名前がないマシン
 今回のINTERMOLDで来場者の話題を集めたマシンといえば、牧野フライス製作所の「CONCEPT2」だろう。といってもこのマシン、名前がまだ付いていない。ロゴデザインも従来とは違っている。このマシンはリニア駆動方式で3万回転の主軸が搭載されていた。狙いは、“段取替えゼロ”。金型を作成するにあたりマシニングの加工後に仕上げの放電加工をすることが多い。電極をつくるには電極用のパスを作り、電極を削るためのマシニングの工程が入る。その後に放電加工の工程が入るが、もし、マシニングセンタ1台で仕上げまで完了できたなら究極の工程短縮につながる――という加工現場の夢が詰まった、まだ名も無いマシンだったのだ。加工現場と一緒にアイデアを拾い集めてさらに進化する未来の1台だった。

PJ812
PJ812
 三井精機工業は、ジグボーラの高精度位置決めのノウハウを持ちつつ、マシニングセンタの高精度形状加工も実現したという一石二鳥のマザーマシン「PJ812」を展示。このマシンの凄みは、徹底した熱変形対策にある。主軸、ボールねじ軸心に加えて摺動による発熱が鋳物部位に伝わり変形するのを防ぐためにX,Y摺動面の冷却気候を標準搭載したというこだわり! 機械が完全左右対象構造なのは、熱変位があっても左右均等に変形するので、精度への影響は極めて小さいという工夫から。また、同社といえば“きさげ”が有名だが、このマシンも焼き入れ研磨された角ガイドレールにはきさげが施されている。

α高送りラジアスミル TD6N形
α高送りラジアスミル TD6N形
 三菱日立ツールは、斬新なアイデアの展示で来場者の足を止めていた。金型そのものをつくり、それをどのように製作するのか――タブレットを金型にかざすと、金型を置いている空間と連動してバーチャルな説明が受けられるという最先端の展示内容には仰天した。新製品は、「α高送りラジアスミル TD6N形」。R状刃形が進化したことにより、平面加工や彫込み加工など、加工部位によらず一定の切り取り厚さで加工できるため、様々な形状や部位でも一定の加工条件で加工が行える。

YMC650
YMC650
 

 安田工業は、同社のベストセラーマシン「YMC430」の特長を引き継ぎながらストロークを拡張し、高精度、後面品位を実現する際し婦負のハイエンドマシン「YMC650」を展示。特長は全軸リニアモータ駆動で長時間の稼働でも安定した高精度加工を実現する熱変位対策を施している。オペレータに優しい直感操作、自己診断、解析を分かりやすく提供する“OpeNe Version2.0”を搭載。微細加工ワークの大型化ニーズに応えるマシンだ。



Vision
Vision
 微細加工機のあるべき姿を追い求める碌々産業
 今回は重切削から鏡面仕上げまで1台で加工可能な汎用性のある微細加工機「Vision」を展示。このマシンにおける最大のメリットは、わたり加工をできるだけ少なくし、荒加工、中仕上げ、仕上げ加工を1台で完結すること。加工現場においては加工領域や用途が広がるので、使い勝っての良いマシンとなっている。また同社では、デジタルデータを駆使しながらマシンを扱う方を『マシニングアーティスト』と呼び、現在、普及活動を行っている。