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「IoT/インダストリー4.0 & DMG MORI スマートファクトリー」をJIMTOFで披露

 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)が、11月17日(木)~22日(火)の6日間、東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2016」では、出展企業中最大となる2,160 ㎡のブースに、新機種7台を含む計23台の工作機械を展示し、全ての機械でデモ加工を行うと発表した。

 JIMTOF2016では、「IoT/インダストリー4.0 & DMG MORI スマートファクトリー」をテーマに、センサ搭載機やシェフラー社(ドイツ)と共同で取り組む実証プロジェクト「マシンツール4.0」を紹介する。また、工作機械、やロボットやローダさらには治具、工具、測定まで一体となったシステムをワンストップで提供できるホリスティックソリューションを展示し、顧客の利益を最大化するソリューションを提示し、さらに工作機械の生産性を高める20種類以上のDMG MORIテクノロジーサイクルの実演も行う。

 同社のテクノロジーサイクルとは、①機械本体、②切削工具や周辺機器などのオープンイノベーション、③組込ソフトウェア、④CELOSなどのHMI(Human Machine Interface)を融合させたDMG森精機の新しいソリューションの形。テクノロジーサイクルを用いることで、これまで専用機や専用プログラム、特殊な工具で行っていた加工・段取り・計測を、汎用的な工作機械や標準的な工具・治具などで、誰もが簡単かつ短時間で素早い立ち上げと高い品質を実現することができる。

 テクノロジーサイクルは、機械の段取りをサポートするHandling(ハンドリング)、 高精度な計測を行うMeasuring(メジャリング)、複雑加工をサポートするShaping(シェイピング)、センサで加工を監視、検知するMonitoring(モニタリング)の4機能に分類され、用途に応じて、柔軟に利用できる仕組みを持つ。

 新機種では、世界最高のベースマシン立形マシニングセンタ「CMX 1100 V」の展示を行う。
「CMX 1100 V」は、これまでの立形マシニングセンタの標準オプションを網羅した全 290 種類の多彩なオプションから、ユーザーニーズに合わせてカスタマイズが可能であり、さまざまな業種の幅広いワークに対応する高い汎用性で、生産性の向上に貢献する。

 また、会場では今回で12回目を迎える切削加工ドリームコンテストの全応募作品を展示する。

 なお、11月17日(木)にはブース内で優秀作品の表彰式を行う。11月19日(土)には出展者ワークショップとして、藤嶋 誠専務執行役員による「DMG MORI テクノロジーサイクル」をテーマとした講演を行う。

 さらに、プレミアムパートナーシップを締結しているポルシェがFIA世界耐久選手権に出場している「ポルシェ919 ハイブリッド」も展示。11月22日(火)にはポルシェチームのドライバーMark Webber(マーク・ウェバー)によるトークセッションとサイン会も開催予定である。

 また、トヨタ自動車と FIA 世界ラリー選手権(WRC)でのパートナーシップを締結したことを受け、トヨタのラリーカーに関する展示も行う。

【DMG森精機 JIMTOF2016の見どころ】
●テクノロジーサイクル
新機能を含む20種類以上を発表し、デモでご紹介
●CELOS+インダストリー4.0
センサを搭載した工作機械をIoT(Internet of Things、モノのインターネット)として
ネットワークにつなげることで、稼働監視や予知保全、品質向上など、新たな付加価値を生み出す実例をご紹介
●システムソリューション
弊社の工作機械とファナック社、不二越社のロボットを組み合わせたオープンイノベーションによる、自動化システムをご紹介
●革新的な新機種
新コンセプト機立形マシニングセンタCMX 1100 Vなど、世界初公開を含む計7台の新機種を発表
●XXL大型機
門形加工機4台分の加工能力を備えたJIMTOF史上最大*となる大型5軸加工機「DMU 210 P 2nd Generation」を日本初公開

タンガロイがMillLine直角肩削りカッタ「DoForceTri」 M級インサートを拡充

 タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、好評発売中の最新直角肩削りカッタ「DoForceTri(ドゥ・フォース・トライ)」にさらい刃付きM級インサートを拡充し、このほど発売を開始した。

 近年素形材加工の技術が向上し、より複雑な形状の素材も切削加工されている。このような部品の加工には複雑なクランプ治具を用いるため、切削工具時の治具干渉に留意し工具選定を行う必要があり、直角肩加工用カッタで正面フライス加工を行うことが増えている。「DoForceTri(ドゥ・フォース・トライ)」は、両面6コーナ仕様のインサートに3種類のインサート形状を設定し、多様な加工形態に対応することができる。

 今回発売するM級のさらい刃付きインサートは、正面フライス加工に最適なさらい刃設計をし、非常に美しい加工面を得ることができ、さらに経済性も向上させた。さらに、既存のPVD材種に加え、新CVDコーティング材種のT1215とT3225を設定している。T1215は高い耐摩耗性を誇り、鋳鉄の高速度加工に最適であり、T3225は耐摩耗性と耐欠損性に優れ、鋼やステンレス鋼の高能率加工を提供する。

●主な特長
・両面6コーナ仕様インサート
・M級さらい刃付きインサート拡充
・正面フライスカッタと同等な仕上げ面と直角肩削り加工の壁面精度を両立
・新CVDコーティング材種T1215とT3225を設定

●主な形番と標準価格
■インサート
・TNMU120708PER-MJ AH31351,680円(税込み1,815円)
・TNMU120708PER-MJT32251,850円(税込み1,998円)
拡充アイテム:インサート4形番

「メカトロテックジャパン2017(MECT2017)」が11月1日から出展募集を開始

前回の様子
前回の様子
 ニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏)が2016年11月1日から、2017年に国内で開催される最大級の工作機械見本市、「メカトロテックジャパン2017(MECT2017)」の出展募集を開始する。

 「MECT2017」は、名古屋で開催される日本国際工作機械見本市(JIMTOF)に次ぐ国内2番目規模の工作機械と最新技術の専門見本市。通算15回目となった2015年展では、444社・団体(1,915小間)が出展し、約9万人が来場した。主催者企画として、会場での加工実演コーナー「コンセプトゾーン」(注1)を今回展でも開設するほか、11年展に新設した、中小企業を支援するための低料金のパッケージ小間「中小企業支援ブース」(注2)も引き続き募集する。また、日本工作機械工業会が主催する「工作機械トップセミナー」(注3)も開催予定である。

(注1)コンセプトゾーン
 工作機械にまつわる最新の加工技術を会場で披露することで、来場者に加工のヒントをつかんでもらい、国内の製造業を活性化するのが狙い。前回展では「軽量化革命!マグネシウム」と題し、最新マグネシウムの材料を使った部品の加工を会場内で実演した。2017年展では「宇宙」をテーマにしたさまざまな製品や技術を展示する予定。

(注2)中小企業支援ブース
 中小企業を支援するために設けた低料金の専用パッケージ小間。(限定30社、従業員数30人以下で、過去にMECTに出展経験がない企業に限る)。出展料金は1社1小間限定で86,400円(税込)、小間寸法は間口2m×奥行2m=4㎡。

(注3)工作機械トップセミナー
 製造業の中核を担う工作機械の重要性や、工作機械に使われるさまざまな先端技術や工作機械業界で働くことの面白さを、多彩な講師が学生に紹介する。また、工作機械の研究に携わる大学の研究者や第一線で活躍する工作機械メーカー技術者も交えて懇親パーティーも開催。前回は、会員企業の人事担当者が集まるPRコーナーも設けた。

MECT2017概要

●会場:ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
●開催期間:2017年10月18日(水)~10月21日(土)の4日間
●会場時間:10:00~17:00※20日(金)は19:00までナイター開催、最終日21日(土)は16:00まで
●主催:株式会社ニュースダイジェスト社
●共催:愛知県機械工具商業協同組合
●予測開催規模:1,700小間
●出展対象製品:工作機械/鍛圧・板金加工機械/射出成形機/工作機器/精密測定機器、光学測定機器、試験機器/機械工具/切削工具/研削砥石、研磨材/鋸刃物/油圧・空気圧・水圧機器/歯車、歯車装置/環境・安全対応機器装置/CAD、CAM、CAE/産業用ロボット/物流搬送機器/制御装置、関連ソフトウエア/洗浄機械装置/品質管理・安全・試験認証機関/新素材/マイクロマシン、ナノテクノロジー関連――など。

●出展申込方法
所定の申し込み用紙(『出展のご案内』に添付する申込用紙またはホームページmect-japan.comからダウンロード)に必要事項を記入し、捺印の上、MECT事務局まで郵送すること。

送付先MECT事務局/株式会社ニュースダイジェスト社
〒464-0075愛知県名古屋市千種区内山3-5-3

●料金について
基本単位1小間(3m×3m)¥280,800(税込)

●申し込み関連のスケジュール
出展申し込み受付開始
2016年11月1日(火)

出展申し込み受け付け締め切り
2017年2月28日(火)
※ただし満小間になり次第締め切り、受付を終了します。

出展者説明会
2017年6月上旬

各種届け出用紙申し込み期限
2017年7月下旬

搬入期間
2017年10月13日(金)~17日(火)5日間

開催期間
2017年10月18日(水)~10月21日(土)

搬出期間
2017年10月21日(土)閉幕後~22日(日)

▼公式Webサイト
http://mect-japan.com/2017/
▼出展募集の詳細について
http://mect-japan.com/2017/exhibitor/application.html
▼中小企業支援ブース
http://mect-japan.com/2017/exhibitor/chushokigyo.html

2016年9月分工作機械受注総額は1028.5億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2016年9月分の受注実績は以下の通り。2016年9月分工作機械受注総額は、1028.5億円(前月比+4.9% 前年同月比Δ6.3%)となった。受注総額は2カ月ぶりの1,000億円超。年度半期末や、展示会効果等による受注増が寄与。 内需は455.2億円(前月比+5.6% 前年同月比△4.9%)で、年度半期末により2カ月ぶりの450億円超。 外需は573.3億円(前月比+4.4% 前年同月比△7.3%)で、前月からアジアは減少も、北米や欧州で展示会効果もあり増加。3カ月ぶりの550億円超。 海外経済の先行き懸念や円高の定着で慎重な動きが拡がる。展示会効果や各種政策による動きを注視。

9月分内需

455.2億円(前月比+5.6% 前年同月比△4.9%)。・2カ月ぶりの450億円超。・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比は8カ月連続減少。・年度半期末効果により増加。補助金効果は前月でほぼ終了。① 一般機械  189.3億円(前月比+6.7% 前年同月比+3.0%)  うち金型   24.9億円(前月比+10.6% 前年同月比△3.4%)② 自動車   141.1億円(前月比+15.7% 前年同月比△11.7%)  うち部品   91.4億円(前月比+18.7% 前年同月比△18.4%)③ 電気・精密 38.7億円(前月比+8.3% 前年同月比+6.3%)④ 航空機・造船・搬送用機械 24.9億円(前月比△29.9% 前年同月比△11.7%) 

9月分外需

873.3億円(前月比+4.4% 前年同月比△7.3%)・3カ月ぶりの550億円超。・前月比は2カ月連続増加。前年同月比は16カ月連続減少。・引き続き慎重な動きが継続する中、北米・欧州は点字化以降かなどで前月比増加。①ア ジ ア:227.7億円(前月比△3.4% 前年同月比△20.3%)・東アジア:157.2億円(前月比+1.5% 前年同月比△28.1%)〈中 国〉113.6億円(前月比+6.8% 前年同月比△30.3%)・その他アジア70.6億円(前月比△12.8% 前年同月比+5.4%)〈タ  イ〉27.3億円(前月比+10.6% 前年同月比+31.1%)〈ベトナム〉8.9億円(前月比+36.1% 前年同月比+88.0%)〈イ ン ド〉17.8億円(前月比△32.3% 前年同月比Δ33.6%)②欧 州:131.6億円(前月比+7.8% 前年同月比△3.7%)〈ド イ ツ〉45.5億円(前月比+65.4% 前年同月比+17.3%)③北   米:208.1億円(前月比+13.0% 前年同月比+14.9%)〈アメリカ〉183.8億円(前月比+13.2% 前年同月比+11.6%)〈メキシコ〉 11.6億円(前月比Δ27.2% 前年同月比+23.5%)

ロボット統計受注・生産・出荷実績(2016年7~9月期)

 ロボット工業会がまとめた2016年7~9月期のロボット統計受注・生産・出荷実績は次のとおり。受注 受注台数は対前年同期⽐で、+11.3%の38,639 台となり、4四半期連続でプラス成⻑となった。受注額は、同+10.2%の1,416 億円と、3四半期ぶりにプラスに転じた。生産 ⽣産台数は対前年同期⽐、+11.3%の38,639 台となり、13四半期連続でプラス成⻑。また、2016年4〜6 ⽉期を超え四半期ベースでは過去最⾼実績となった。 ⽣産額では、同+5.2%の1,407 億円となり、2四半期ぶりにプラスに転じた。今年2016 年(会員+⾮会員)の年間⽣産額(出荷額)は、引き続き国内での需要増に加え、米国でのさらなる景気拡大と製造業回帰による堅調な伸び、中国での減速経済の中にあっても高い自動化投資意欲、さらに欧米におけるインダストリー4.0などIoTを通じた産業用ロボットへの感心の高まりなど、今年も海外需要の拡大が期待され、対前年⽐で約10%増の7,500 億円となる⾒通し。出荷 国内は昨年好調であった、主要ユーザーである⾃動⾞産業向けは今年も好調を維持している⼀⽅で、電気機械産業向けは減速している。海外市場は、中国向けが少なくとも前年並みを維持する中で、欧⽶向けは堅調に推移していくと⾒込まれる。 総出荷台数は、対前年同期⽐、+6.9%の37,680 台と、13四半期連続ベースでは過去最高実績となった。 総出荷額では、同+4.2%の1,401 億円となり、2四半期ぶりにマイナスに転じた。 国内出荷台数は、同+14.5%の9,290台となり、12四半期連続のプラス成⻑となった。 国内出荷額では、同+15.5%の433 億円となり、12四半期連続のプラス成⻑となった。 輸出台数は、同+4.6%の28,390 台となり、13四半期連続でプラス成⻑となった。 輸出額では、同▲0.2%の968 億円となり、2四半期連続でマイナス成長となった。国内出荷内訳 ⾃動⾞産業向けは、対前年同期⽐で+29.0%の3,572 台となり、4四半期連続でプラス成⻑となった。出荷額は、同+16.3%の146 億円となり、5四半期連続でプラス成⻑となった。 電気機械産業向けは、対前年同期⽐で、+20.5%の2,724 台と、3四半期ぶりにプラスに転じた。出荷額は、同+22.1%の135 億円となり、3四半期ぶりにプラスに転じた。FPD ⽤や半導体用、電子部品実装用が伸長した。輸出内訳 溶接⽤は、対前年同期⽐で▲18.7%の7,088 台となり、4四半期連続でマイナス成⻑となった。出荷額では、同▲22.7%の185 億円となり、3四半期連続でマイナス成⻑となった。⽶国、中国向けは堅調であったが、欧州向けは半減した。 電⼦部品実装⽤は、同+6.7%の2,149 台、出荷額は同▲1.3%の336 億円となり、6四半期連続でマイナス成⻑となった。電機向けの主要⽤途である電⼦部品実装⽤は、中国向けは昨年同期を上回ったが、欧米で低迷した。 輸出は、昨年まで好調であった欧州向けの需要が減速した。⽶国、中国が堅調に進む中出、欧州向けの先行きは不透明である。

日本初披露! DMG森精機があらゆる生産現場で活躍する立形マシニングセンタ「CMX Vシリーズ」を登場

 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)が、このほど多様化する加工の要望に応えるため、ソリューションベースマシン「CMX Vシリーズ(立形マシニングセンタ)」の販売を開始したことに伴い、9月27日に同社の東京グローバルヘッドクォータ(潮見)にて、新製品発表会を開いた。
 
 これまでの立形マシニングセンタの標準オプションを網羅した全290種類の多彩なオプションからユーザーニーズに併せてカスタマイズが可能になっている。様々な業種の幅広いワークに対応する高い汎用性で加工現場の生産性向上に貢献する。

 「JIMTOF2016」では、3種類のラインナップより「CMX 1100 V」を出展する。

ユーザーニーズの多様化に伴った機械コンセプト

説明をする高山専務
説明をする高山専務
 今回のマシンについて、開発を担当している同社の高山直士専務(工学博士)は、「自動化、高機能化など、お客様の要求が多様化しており、これらのニーズに対応するためCMX Vシリーズを開発しました。CMXの3つのCは、Compactコンパクト、Competitive競争力のある、Customizedお客様ワーク完成までの要求に応えるという意味合いを含んでいます」と説明する。

 特に注目したいのが、カスタマイズについてだ。
 従来の同社は、新しい機械を発表した場合、省スペースや加工能率のアップ等、機械本体に関することが中心となるプレゼンだったが、今回は違う。高山専務は、「お客様のワークが完成するまでの要求に応える――ここに注目してこの機械を開発しました。オプションを充実させて、ワークが完成するまでの必要なオプションを揃えたところが大きな特長です」とのこと。

 同社は、このような立形マシニングセンタを1万5000台出荷している。顧客が採用した、“お客様専用オプション”を同社が設計しているが、それらのオプションを全部集めて、その中の290種類を標準オプション化したのがこの「CMX Vシリーズ」なのだ。

 「この290種類のオプションによって、様々なお客様のワークに対応できるような体制になった。ここが従来と違う考え方です」(高山専務)

機内
機内
 全9種類のDMG MORIテクノロジーサイクルをオプションで搭載でき、これまで専用機や専用プログラム、特殊な工具で行っていた加工・段取り・計測を、誰も賀簡単かつ短時間で素早い立ち上げと高い品質を実現することができる。洗浄、計測、バリ取り、ワーク仮置きなどの機能をモジュール化し、ロボットと組み合わせることにより、短納期かつ安定した品質のシステム構築を実現する。さらに周辺機器パートナーとのオープンイノベーションによりチップコンベヤやスルースピンドルクーラント装置など高性能な周辺機器を数多く取り揃え、顧客の加工ワークに合わせた最適な組合せで、高精度加工や高い耐久性を実現する。クラス最大の軸移動量、大きいテーブルサイズでありながら省スペースを実現していることも優位性のひとつだろう。

 この290種類もの多彩なオプションを同社では『テクノロジーサイクル』という考え方で、以下の4つのカテゴリーに分けている。
 ①Handling(ハンドリング)
 ②Shaping(加工)
 ③Monitoring(監視)
 ④Measurement(計測)

4つのカテゴリー

熱対策も万全! 加工後のワークが熱くないのには驚いた!
熱対策も万全! 加工後のワークが熱くないのには驚いた!
 高山専務は、最近の製造現場への変化について、「われわれの機械でも、ロボットの需要はこの4~5年で約2倍、増えており、着実にロボットの需要は増加しているといえます。その背景にあるのは、自動化に対する要求です」との見解を示した。

 同社では従来、ロボットを活用する場合、顧客の要求に対し、1品1品それぞれ設計していたが、自動化に伴いこれらの需要が増加する現在、作業が追いつかず、納期がかかってしまうという課題があった。そこで同社では、新しい発想として、ロボットだけじゃなく、ロボットにまつわる周辺機器をモジュール化している。

 モジュール設計により、「短納期で安定した品質のシステム構築を実現しました。将来お客様のワークが変わったなど、従来のワーク変更時にも簡単にレイアウト変更も可能になります」(高山専務)

 次はシェーピングだが、実際ワークを加工する部分にあたる。立形マシニングセンタは、XYZ軸を基本的に持っているが、それに2軸の回転テーブルをつけることによって、5面の加工がひとつの機械でできるようになるというメリットがある。それを最適な加工条件でできるようなアプリケーションのソフトウェアが特長。さらに通常は、ケーブルを機械の中から垂らして、配線するのだが、そうするとハンドリングのときにケーブルが邪魔になる。そこで、配管・配線をテーブル内部で行い機内の外観を向上させた。これも大きな特長だ。

 続いて、加工の状態を監視するモニタリングについてだが、機械の状態をリアルタイムに確認する「DMG MORIメッセンジャー」について説明する。これはスマホや事務所のパソコンへ機械の稼動状態やアラームが発生しているか等、リアルタイムで確認できるもの。他にも注目したいのは、「MPC」機能だ。これは主軸に振動センサーを搭載、加工状態を検出して機械停止、退避などで機械を保護するものである。

 ツールセッタ、ワークの形状を寸法測定する装置も揃えている(オプション)。ワークの粗さが機上で測定できたら、ワークいちいち外さなくてもいいので、時間の短縮に繋がる。レーザ式の工具長測定では、工具の摩耗も1µ、2µという単位であるから、測定の技術も、専門のパートナーとオープンイノベーションで研究しているという。

この加工面! 磨きぬかれた鏡のようにピカピカだ!
この加工面! 磨きぬかれた鏡のようにピカピカだ!
 高山専務は、「従来の機械よりも重切削能力を25%もアップしました。機械を重くガッシリつくって25%アップしたわけではありません。加工精度も1.6µを誇り、当社の機械の最高レベルの精度です」と強調、続けて、「このサイズの機械で、Y軸560mmを確保しつつ機械サイズは省スペースになっているのも解析を重ねた結果、実現したことです。これも大きな特長なんですよ」と自信をみせた。

 機械の窓の大きさも魅力であった。窓の大きさは従来機種の3倍だという。これは、操作盤を本体カバーから切り離すことで大きな窓を実現したもので、ここも視認性を良くした改善点のひとつだった。

 販売開始は9月。10月から伊賀、Davis工場(アメリカ)、天津工場(中国)、FAMOT工場(ポーランド)で毎月140台/月生産予定になる。

ナガセインテグレックスのJIMTOF展示マシンは見所が満載! 新規開発5機種を初披露


 斬新なアイデアを用いて愚直なまでに技術に執着するナガセインテグレックスが、「JIMTOF2016」で新規開発5機種を初披露する。今回の展示会で同社は「10年後を見据えた新たな概念を生み出すマシン・システム」を提案、既存のNAGASE商品に搭載できる最新ユニットや、数々の加工サンプルも展示する。

 長瀬幸泰社長は、「圧倒的な運動特性をぜひご覧頂きたい。お客様の希望に添った要素技術を搭載することは、すなわちお客様にとっては世界に一台のマシンということ。10年後の未来を見据えて市場変化に対応するためにも、機械の特性が陳腐化しないよう努力をしています。時代への変化に適応できるよう拡張性の高いマシンでありながら、圧倒的な運動特性で高能率加工を実現する数々の製品は、未来の需要を考えるお客様に貢献できるものと思っています」としており、今回は顧客の要望を具現化した“未来志向型マシン”を披露してくれるとのこと。一足先に注目5機種を紹介する。

これが新開発5機種だ!

(1)前代未聞の歯車研削盤! 超精密立型歯車研削「NGC300」
 新JIS級の歯車研削加工を狙える超精密立型歯車研削盤。ヘリカル・スプライン形状の歯車はもちろんウォームやねじ加工、さらには創成加工にも対応。高精度スキャニングプローブ(OP)の搭載で、加工後は機上での歯車形状測定を実現している。

(2)史上最強のナノ成形平面研削盤! 超精密成形平面研削盤「SGC 630 P
 このマシンについているPはプレミアムのP! というだけあって、史上最強のナノ成形平面研削盤。最小設定単位はなんと10ナノメートル仕様。NAGASEらしい“研削盤の常識を越えた”超鏡面、超平面、超形状を創成している。時流であるIoTを意識して、NCには最新インターフェースを採用しているのも特長だ。

(3)従来になかった超精密小型ロータリマシン! 超精密ロータリマルチ研削盤「RG 200」
 独自の油静圧内面によるφ200mmの超精密ロータリテーブル。同時制御による形状創成加工や高番手砥石による加工にも対応している。フォーマ用金型やベアリングの座間合わせなどの小物部品の超精密研削加工に最適なマシン。

(4)同時5/6軸サブナノマシン! 超²精密微細加工機「NIC 300α」
 自由曲面への多彩な超微細形状加工を実現するナガセのフラッグシップマシン。全ての直線軸(X/Y/Z)で最小設定単位0.1ナノメートル仕様。

(5)生まれ変わった! 高精度平面研削盤「SGE 520 Neo 3」
 このマシンはより機能的なのに汎用機感覚で使える小型平面研削盤。シンプルで高い潜在能力を秘めた新制御システム「Neo 3」を搭載している。

 マシン本体の他にも注目したいところが豊富なナガセインテグレックス。さらに進化した「真直度測定システム SMU-02」は、機械精度に左右されず、大型ワークの高精度な真直度測定を実現している。マシニングセンタや門形研削盤に取り付けて、大型部品の機上での真直度測定が可能になるというもの。加えて既存のNAGASEマシンに搭載可能な最新ユニットも展示している。

 さらに! 
 実は「詳細はまだ言えないが、ビックリするような機械を展示する」と聞いた。
 機械が自ら感じて制御するマシンらしく、JIMTOFの展示会で初披露するとのこと。
 世界にないマシンづくりでも開発者が怯まず挑戦するのがNAGASEだ。
 ぜひこの目で確かめたい!

不二越が高能率高精度 工程集約型歯車スカイビング加工機「GMS450」を市場投入

 歯車は、駆動装置や制御機構を構成する重要部品として、自動車や産業機械等あらゆる分野で、多くの製品に組み込まれている。その加工は、旋盤(旋削)、マシニングセンタ(穴あけ等)、ギヤシェーパ(歯切り)などの工作機械により行なわれているが、多品種生産へ対応するフレキシビリティや、さらなる高能率化とコスト削減、省スペース化などのニーズが高まっている。

 そこで不二越(社長=本間博夫氏)は、2012 年10 月に、中大型歯車の加工をターゲットに、旋削、穴あけから歯切りまでの3つの工程を1台の工作機械に集約し、大幅な設備コストの低減を可能にした工程集約型歯車加工機 ギヤシェープセンタ「GM7134」を開発・市場投入してきたが、今般、自動車業界におけるEV・FCV化の流れ、およびロボット市場の拡大などを背景とした減速機需要の増加に伴い、今後ますます市場拡大が見込まれる自動車・産業機械分野、および建設機械分野向けの中小型歯車の加工に向けて、高能率・高精度加工が可能な工程集約型歯車スカイビング加工機 スカイビングギヤシェープセンタ「GMS450」を開発、市場投入するに至った。

 同社は、歯車加工機と歯切工具、ロボットを手掛ける稀有なメーカーとして、スカイビングシステムの開発、顧客の製造現場における自動化に取組んでいく。

スカイビング ギヤシェープセンタ「GMS450」の特長

(1)高能率・高精度な加工
 新設計の高剛性ガイド、高トルクスピンドル、および最新の制御技術の採用により、高能率・高精度な歯車スカイビング加工を実現。従来の歯車シェーパー加工に対し、加工時間を1/5に削減しながら、歯車精度はJIS N6級(旧JIS2 級相当)以上を確保、また、クラウニングなどの歯形コントロールにも対応。

(2)ハードスカイビング加工に対応
 超硬スカイビングカッタを用いることで、焼入後歯車の高精度仕上げに対応。

(3)旋削・穴あけ・歯切り工程を集約
 歯車スカイビング加工に加え、旋削、穴あけ加工工程を集約することで、段取替え工数を減らし生産変動に対し柔軟に対応できるコンパクトでスマートな生産ラインを実現。

(4)クラス最小の設置スペース
 複合加工による旋盤、穴加工機の工程集約を図ることで設備設置スペースを60%削減(床面積24㎡→9.7㎡)。また、ワーク径φ450 対応のスカイビング加工機ではクラス世界最小の設置スペースを実現。

(5)対話型の操作画面によりプログラム作成が容易

■仕様

 今後の取り組みとして、2016 年10 月に市場投入し、産業機械・建設機械・歯車メーカーなどを中心に、年間10 台の販売を目指す。好評を博している軽量コンパクトロボットMZシリーズ・EZシリーズとの組み合わせによる、加工・洗浄・バリ取り・検査などの工程全体のシステム化、自動化要求に対応する拡販活動も展開していく。

 また、「JIMTOF2016」に出展するにあたって、同社では、「GMS450のスムーズで心地よいスカイビング加工を、是非ご覧ください」と意欲を見せている。

【旬な話題】三菱マテリアルの切削加工技術の伝承を目的とした“切削アカデミー”が好評開催中!

 三菱マテリアル 加工事業カンパニーが技術者育成を目的とした切削工具メーカーならではの体系的な研修“切削アカデミー”を切削工具ユーザーに向けて開催している。この研修は、2016年6月開催以来、切削加工がはじめての方から熟練の方まで幅広い切削加工に携わる方々に大好評であり、切削加工に関する全般的な知識を深め、さらなる切削加工マスターを目指す方には注目してもらいたい企画だ。 現場では工具や切削条件、被削材や切りくずなどを理論的・体系的に学ぶ機会は少ないのが現状だが、切削加工実務経験のある方も“入門コース”や“基礎コース”を受講したあとに、「切削の全体像が見え工具選定や条件設定の幅が広がり、課題解決のヒントを得られ有意義な時間になった」との声が多数寄せられているとのこと。<受講者された方々の声>・切削を始めたばかりだが切削の基礎的な知識の説明を一から聞けて、初心者にもとても分かりやすかった。・被削材に合わせた工具選定のポイントや、切削条件の考え方について学べて良かった。・職場では特定の被削材の切削しか見たことがなかったので、他金属の切削条件、切りくず、仕上がりが見られて勉強になった。・ネットなどで自分で調べても分からない情報が得られ、遠方から参加した甲斐があった。・座学だけではなく、加工実演や動画を交えながらの説明がとても分かりやすくイメージしやすかった。・トラブルシューティングで、原因や対策について詳しく教えてもらえて大変参考になった。 好評な、はじめて切削工具に触れる技術者向けに工具の種類を理解する“入門コース”、切削加工の経験者向けに切削工具の基礎知識を学ぶ“基礎コース”については2017年1月、2月にも開催するとのこと。また、ユーザーから要望の多い工具損傷対策は12月迄開催がある。 『切削アカデミー』の開催日程は下記のとおり。

●コースおよび開催日程

●入門コース(1日) 2017年1月20日切削加工の種類を理解し、各種加工の最適な工具選定や、切削条件の計算方法を学ぶ。●基礎コース(2日) 2017年2月16日、17日切削加工の種類や被削材を理解し、切削工具の基礎知識を体系的に学ぶ。(2日間コース)●応用コース ターニング(1日) 2016年度内開催終了ターニング加工の詳しい知識を体系的に理解し、トラブルシューティングの基礎とツーリングを学ぶ。●応用コース ミーリング(2日) 2016年10月20日、21日ミーリング加工の詳しい知識を体系的に理解し、トラブルシューティングの基礎とツーリングを学ぶ。●ミーリング 工具損傷対策(1日) 2016年11月11日、12月19日ミーリングのトラブルシューティングを集中して学ぶ。●難削材加工コース(1日) 2017年1月13日難削材加工の基本的考え方と、実用的な加工を学ぶ。●切削抵抗解析コース(1日) 2017年1月27日受け付け終了切削抵抗から、切削中の挙動を解析し、異常の対策を学ぶ。●高速度カメラ解析コース(1日) 2017年2月10日異常の原因を高速度カメラで特定し、その対策を学ぶ。受講対象:切削工具ユーザー(対象切削加工はターニング・ミーリング・ドリリング)受講料:2016年度(2017年3月迄) 無料(交通費宿泊費は別途必要)■申込みは下記WEBサイトから入力すること↓http://carbide.mmc.co.jp/solution/purpose/education/training/academy

DMG森精機がトヨタ自動車とパートナーシップを締結 ~FIA世界ラリー選手権(WRC)での協力関係で合意~

パリ4モーターショーで発売されたヤリスERCテストカー
パリ4モーターショーで発売されたヤリスERCテストカー
 DMG森精機は、このほど9 月29 日(木)にトヨタ自動車とFIA世界ラリー選手権(FIA World Rally Championship、通称: WRC )でのパートナーシップを締結したと発表した。

 FIA世界ラリー選手権 (WRC)は、FIA主催の世界各国で行われるラリーの世界選手権でF1世界選手権や世界耐久選手権と並ぶ最も権威あるモータースポーツの一つ。ラリー・モンテカルロ、ツール・ド・コルスを始め世界で大変人気がある。

 DMG森精機は、長年高精度・高生産性を追求する自動車業界に工作機械とソリューションを提供してきたが、今回のラリーカーに搭載されるエンジンは、同社製品が多数納品されているToyota Motorsport GmbH(ドイツ・ケルン市)で製造されており、実際に同社製品で加工した部品も多数搭載されている。

 今回のパートナーシップ締結により、同社では、「製造業のシステムインテグレータとして引き続き自動車業界に強くコミットし、ラリーを通じた『もっといいクルマづくり』に貢献していく」としている。