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5月分超硬工具主要統計
【超硬合金重量】453トン(前年比93.0)【超硬工具生産額】切削工具187億6100万円(前年比90.2)、耐摩工具29億6300万円<*修正値>(同91.1)<*修正値>、鉱山土木工具7億3700万円(同75.1)、その他工具13億3400万円(同279.7)、焼結体・工具18億7500万円(同96.2)、合計256億7000万円(同93.5)。【輸出入】輸出91億7000万円(前年比87.0)、輸入66億400万円(同109.0)。【超硬工具出荷額】切削工具194億9600万円(前年比90.5)、耐摩工具29億9600万円(同95.3)、鉱山土木工具7億6300万円(同73.7)、その他工具12億6000万円(同331.6)、焼結体・工具21億7800万円(同99.2)、合計266億9300万円(同94.4)。【刃先交換チップ】生産2674万1000個(前年比96.8)、出荷2872万3000個(同99.5)。
ロボット統計受注・生産・出荷実績(2016年4~6月期)
ロボット工業会がまとめた2016年4~6月期のロボット統計受注・生産・出荷実績は次のとおり。受注 受注台数は対前年同期⽐で、+6.4%の38,186 台となり、3四半期連続でプラス成⻑となった。また、2015年4〜6 ⽉期を超え四半期ベースでは過去最⾼実績となった。受注額は、同▲1.3%の1,448 億円と、2四半期連続でマイナス成⻑となった。生産 ⽣産台数は対前年同期⽐、+2.4%の37,004 台となり、12四半期連続でプラス成⻑。また、2015年4〜6 ⽉期を超え四半期ベースでは過去最⾼実績となった。 ⽣産額では、同▲6.6%の1,295 億円となり、3四半期ぶりにマイナスに転じた。昨年2015 年(会員+⾮会員)の年間⽣産額は、輸出は円安を背景に海外需要が拡⼤し、国内は政策効果などとも相まって設備投資が増加したことで、対前年⽐で約14.6%増の6,806 億円となった。また、今年2016 年(会員+⾮会員)の年間⽣産額(出荷額)は、引き続き国内での需要増に加え、⽶国での更なる景気拡⼤と製造業回帰による堅調な伸び、中国での減速経済の中にあっても⾼い⾃動化投資意欲、さらに欧⽶におけるインダストリー4.0 などIoTを通じた産業⽤ロボットへの関⼼の⾼まりなど、今年も海外需要の拡⼤が期待され、対前年⽐で約10%増の7,500 億円となる⾒通し。出荷 国内は昨年好調であった、主要ユーザーである⾃動⾞産業向けは今年も好調を維持している⼀⽅で、電気機械産業向けは減速している。海外市場は、中国向けが少なくとも前年並みを維持する中で、欧⽶向けは堅調に推移していくと⾒込まれる。 総出荷台数は、対前年同期⽐、+1.6%の36,485 台と、12四半期連続のプラス成⻑となった。総出荷額では、同▲1.7%の1,326 億円となり、2013年7〜9 ⽉期以来となる11四半期ぶりにマイナスに転じた。 国内出荷台数は、同+3.8%の7,632 台となり、11四半期連続のプラス成⻑となった。国内出荷額では、同+0.7%の354 億円となり、11四半期連続のプラス成⻑となった。輸出台数は、同+1.0%の28,853 台となり、12四半期連続でプラス成⻑となった。また、2015(平成27)年4〜6 ⽉期を超え四半期ベースでは過去最⾼実績となった。 輸出額では、同▲2.6%の972 億円となり、3四半期ぶりにマイナスに転じた。国内出荷内訳 ⾃動⾞産業向けは、対前年同期⽐で+26.7%の2,696 台となり、3四半期連続でプラス成⻑となった。出荷額は、同+23.5%の114 億円となり、4四半期連続でプラス成⻑となった。 電気機械産業向けは、対前年同期⽐で、▲20.7%の2,223 台と、2四半期連続でマイナス成⻑。出荷額は、同▲24.7%の103 億円となり、2四半期連続でマイナス成⻑。有機EL 増産によるFPD ⽤ロボットの需要が⾒られるものの、その他の⽤途に進展はなかった。輸出内訳 溶接⽤は、対前年同期⽐で▲9.0%の8,446 台となり、3四半期連続でマイナス成⻑となった。出荷額では、同▲11.3%の210 億円となり、2四半期連続でマイナス成⻑となった。⽶国向けは堅調であったが、欧州、中国向けで前年を下回った。 電⼦部品実装⽤は、同▲11.6%の2,222 台、出荷額は同▲9.4%の356 億円となり、各々5四半期連続でマイナス成⻑となった。電機向けの主要⽤途である電⼦部品実装⽤は、引き続き中国向けに伸び悩みが⾒られる。 輸出は、⽶国向けが堅調であるのに対し、中国向けは⽤途によって好不調が⾒られるものの前年同期を上回っており、⾃動化投資への意欲は依然⾼いことから今後の需要回復が期待される。欧州向けは不透明感が強い。
オーエスジー本社1階が全面改装! 中部地区を中心にマキノとのコラボイベント「金型展」も大盛況!
オーエスジー(社長=石川則男氏)が、本社(愛知県豊川市本野ヶ原)のCSセンター デモルームおよびホールを全面改装し、デモルームには新機能を追加して、7月7日(木)~8日(金)の2日間、オーエスジーと牧野フライス製作所のコラボイベント「金型展」を開催した。
セミナー開催に先立ち、大沢二朗オーエスジー常務が、「最近は日本の国力が弱くなっていると感じている。私は仕事柄、様々な国々を回っているが、特に中国、台湾、東南アジアのユーザーでも、高価な日系や欧州系の機械設備を入れてものをつくり始めている。私は社内でも停滞は退化である、と言っている。今、停滞してしまうと技術の価値が目減りするという現象が起きてしまう。常に進化、前進をしていかなければならない。今回の金型展は、見て、触れて、体験していただいたことを皆様の進化に繋げていただきたいと思っている。そして工具メーカーであるオーエスジーとしても、皆様の進化をお助けできるメーカーとして頑張っていきたい。今日は中部地区のお客様が中心だが、われわれも中部地区に新しいデモルームを備えることができた。今日を皮切りに、オーエスジーに相談したらこんなことができる! と感じていただけたら幸いである」とあいさつをした。
ホールはお客様とオーエスジーを繋ぐ場所。デモルームでは最新の加工技術を体験できる!
さて、注目のデモルームだが、この金型展のために今回、マキノの最新マシン「V56i」が特別にやって来た。これには来場者も興味津々。セミナーでは、機械と工具のコラボレーションによる高能率加工をセミナー会場とデモルームを繋げ、ライブ映像を交えながら詳しく説明をした。
デモルームは清潔感溢れる白がベースとなっているのは、「綺麗を維持する、という意識付けをするため」といった理由もあるとのこと。機械の上を見上げるとモニターがあった。これについては、「一度に大勢のお客様が来られると、機械の中が見られない方もいるのでモニターを機械の近くに置いている。お客様にしっかり見ていただくという環境をつくっている」と説明をしてくれた。
自動車や航空機などの様々な産業をイメージしたパーティションもあった。工作機械もよく見ると、得意としている分野のマシンがズラリ。先ほどのモニターも、カメラの切替え一つで、セミナー会場とデモルームを繋ぐこともできる。クラウドで繋がっているため、たとえば同社の大池工場などにも映像を飛ばすことができる。さらに環境が整えば、いずれは展示会や海外でも飛ばせるようになるという。
振れ補正のバランサーも提案していた。振れを無視して工具を使うことは、工具の寿命をバラつかせる要因となる。せっかく工具メーカーが良い工具をつくっても、そういった要因で寿命がバラついてしまうことを考慮して、バランスの重要性まで紹介していた。
今回のリニューアルに、加工現場の悩みを解決するべく強い姿勢と頼もしさを感じた。
【告知】OKKが中部・西日本と東日本でプライベートショーを開催
今回の目玉は、「HMC400」、「VC51」、「VB53」、「VM76R」、「VC-X350」の5機種において、売り切れ御免の大商談会。中部・西日本では、豊富な機能を搭載している対話形「WinGMC」の体験コーナーも設置する。
一方東日本プライベートショーの開催場所である、東京テクニカルセンターは竣工25周年記念を迎えている。ショールームのリフレッシュ工事を終え、新しく生まれ変わったセンターも見所のひとつだ。ほかにも協賛メーカーによるセミナーも開催される。
なお、同社では、7月より北関東営業所も開設している。
ダイジェット工業がジャイアントラジアスCBNチップを発売
ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)が、このほど、鋳鉄、ダクタイル鋳鉄の超仕上げ加工に最適なミラーボール用「ジャイアントラジアスチップ」を発売した。
この製品は昨年発売したミラーボール用「ジャイアントラジアス」チップに、超高速加工による加工時間の大幅短縮や大型プレス金型加工等の無人稼動に対応すべく、CBN材種をラインナップに追加したもの。
特長は以下の通り。
①CBNを採用したことにより、鋳物・ダクタイル鋳鉄の超高速加工および長寿命化が可能になった。
②加工面祖度に優れ、みがき工程の削減や時間短縮が可能。
サイズは、φ16×R5、φ20×R6、φ25×R8、φ30×R10の4サイズ。
標準価格は8万7,200円~11万6,000円。
第一測範製作所がトリモス社の新製品「V7/V9シリーズ」をリリース
第一測範製作所(社長=木村敬知氏)がこのほどスイス・トリモス社の高性能縦型測長機「V7/V9シリーズ」をリリースした。手動測定と電動測定(モータ駆動)がこの1台で実現し、製造現場で誰もが簡単に測定が可能になる。
「V7/V9シリーズ」は、トリモス社の長年のハイトゲージのノウハウの蓄積と最新テクノロジーを融合させた製品。V7シリーズは、製造現場における長さの基準として最適。V9シリーズは、高精度を必要とするユーザーのために開発された。
特長は、上下両方向の精度検査BMPEにおいて、世界最高精度(1.2+L(mm)/1000µmを実現(V9シリーズ)していること。手動とモータ駆動の両方を内蔵し、測定速さ、測定の安定性など、必要に応じてワンタッチで切換えも可能だ。また、業界初のブラックマスクディスプレイ採用で、暗い現場でも視認性を確保していることも嬉しい。
さらに、タッチパネルが大幅に使いやすくなった。グラフィックを多用し、必要な情報のみが表示され、人間工学的に間違いのないステムを採用。ボタン数お少なく、オペレータに、「複雑そう・・・」といったイメージを与えない。今まで複雑操作が必要だった2次元測定、プログラミング、統計処理機能も非常に簡単に操作でき、生産性の向上に寄与する。
測定範囲は、400、700、1100mmの3種類。
ジェイテクトが、奈良県立橿原公苑第一体育館のネーミングライツを取得
ジェイテクト(社長=安形哲夫氏)が、奈良県立橿原公苑第1体育館の命名権(ネーミングライツ)を取得し、このほど奈良県と正式に契約したと発表した。施設の新愛称は「ジェイテクトアリーナ奈良」となる。
同社は1969年に奈良県内でステアリングの生産工場を操業し、40年以上奈良県内での事業活動を行っている。今回の命名権取得により、同社では、地域への貢献を果たすともに、地域の方々やジェイテクトアリーナ奈良で行われるスポーツ行事に訪れる方々に、社名の認知をさせるとともに親しみを持ってもらうことを期待している。
また、Vプレミアリーグで活躍する、同社バレーボールチーム「ジェイテクトスティングス」の第2ホームとしての活用も予定しており、奈良県でのVリーグ開催を行うことで、スポーツを通じての地域貢献を果たしていきたいと考えている。
タンガロイが鋳物転削加工に最適な新CVD材種『T1215』を発売
タンガロイ(社長=木下聡氏)が、鋳鉄転削加工用CVD材種『T1215』の販売をこのほど開始した。
T1215は母材-コーティング界面の密着性を向上させることにより、被膜剥離等の異常損傷を抑制し安定した加工が可能。さらにコーティング被膜にタンガロイ独自の表面滑性化技術「プレミアムテック」を施すことにより、耐チッピング性および耐欠損性を大幅に向上した。また、アルミナ被膜を同社従来品よりも厚膜化したことにより、高速加工での耐摩耗性を大幅に向上させた。また、アルミナ被膜を同社従来品よりも膜厚化したことにより、拘束加工での耐摩耗性を大幅に向上させた。
■主な特長
● 普通鋳鉄やダクタイル鋳鉄などの転削加工に最適な材種
● 耐チッピング性および耐欠損性を大幅に向上し、安定加工が可能
● 母材-コーティング界面の密着性を向上させることにより、被膜剥離等の異常損傷を抑制
● アルミナ被膜を厚膜化したことにより、高速加工での耐摩耗性を大幅に向上
■主な形番と標準価格
・PNMU0905GNEN-MJ T1215 1,600円 (税込み 1,728円)
・SNMU1706ANPR-MJ T1215 2,200円 (税込み 2,376円)
・ONMU0705ANPN-MJ T1215 1,870円 (税込み 2,020円)
・TOMT150608PDER-MJ T1215 1,380円 (税込み 1,491円)
セコ・ツールズが振動を抑えて、より幅広い用途に対応する旋削/ボーリングバーを発売
セコ・ツールズが Steadyline® 防振ツーリングシステムに、旋削/ボーリング バー用の新しいスピンドルインターフェースオプションが追加された。最新のバーには HSK-T/A63、 HSK-T/A100 および Seco-Capto™ C8 マシン側接続があり、さらに広い用途で高性能を実現する。
HSK-T/A 接続により、HSK-T スピンドルを装備する旋盤での旋削や HSK-A スピンドルを装備するマシニングセンタでのボーリングを安定して使用できる。HSK-T と HSK-A は互換性があるが、HSK-T には駆動スロットが 1 つ装備され、よりコンパクトで、厳しい公差に対応する点が違う。HSK-T/A63 には長さ 6xD と 8xD を、HSK-T/A100 には長さ 6xD、8xD および 10xD がある。
Seco-Capto C8 接続は、既存の C4、C5 および C6 の各サイズを補間する。長さ 6xD、8xD および 10xD を取り揃えている。
Steadyline 旋削/ボーリングバーは、ホルダボディ内の「動的受動システム」により、過酷な条件下でも不要な振動を低減する。これにより、切り屑除去率を向上させながら、工具の負担を低減し、滑らかな仕上げ面を実現。そのため、従来のバーでは旋削/ボーリング加工が不可能だった長い突出し部を実現することができ、同じ長さの従来バーに比べて、高いレベルの切削条件に対応できるようになる。
Vero SoftwareLimitedが「VeroSoftware 名古屋テクニカルセンター」を開設
英国Vero SoftwareLimitedが、このほど『VeroSoftware 名古屋テクニカルセンター』を開設した。 Vero Software グループは、2014年8月にHexagon社の傘下に入って以来、展示会での共同出展をはじめ、コラボレーションセミナーの開催などを各国で進めてきた。今回の『VeroSoftware 名古屋テクニカルセンター』の開設は、グループ親会社である「ヘキサゴン・メトロジー株式会社名古屋事業所」内となり、グループ会社における今後の技術的なコラボレーション展開も視野に入れている。
