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ダイジェット工業がラインナップを増強!

 ダイジェット工業が、サイドチッパーにダイヤチップを追加した「サイドチッパーダイヤ刃 JDA-ZCGT1003形」に加え、ステンレス加工用旋削チップ SZブレーカに「材種JC5118、JC605X」を追加した。

「サイドチッパーダイヤ刃 JDA-ZCGT1003形」
 
 「サイドチッパーダイヤ刃 JDA-ZCGT1003形」は、アルミ合金、マグネシウム合金などの非鉄金属の高速・高能率加工用工具で、特長は、①ダイヤ部にスクイを付けた低切削抵抗の刃先緒元により、非鉄金属加工時の超寿命化を実現、②ダイヤ素材の為、高速・高精度加工が可能、③従来のサイドチッパーSIC形およびサイドチッパーモジュラーヘッドMIC形に取り付け可能、④自動車部品のアルミ加工にも最適、⑤アルミと樹脂の複合材加工にも実績あり、⑥平面削り、肩削り、溝削り加工に対応―――である。

 サイズはJDA-ZCGT100302(コーナR0.2)、JDA-ZCGT100304(コーナR0.4)、JDA-ZCGT100308(コーナR0.8)の 計3アイテム。
価格は18,000円。

ステンレス加工用旋削チップ SZブレーカ 材種JC5118、JC605X

 本年3月8日からステンレスの高速切削をターゲットにSZブレーカチップ・材種JC525Xを発売していた同社だが、国内をはじめとする多くのユーザーではVc=150m以下の低速域での加工が多く、SUS630などの析出硬化性ステンレスは、45HRC前後と非常に硬く、従来チップでは極端な短寿命となることを受け、これら加工に対応した材種を新規に開発し、今回販売する運びとなった。





 特長は以下のとおり。
・JC511
 耐酸化性と耐剥離性に優れるコーティングと、新開発の高強度微粒子超硬合金母材を採用し、ステンレス及び、耐熱合金の低速域での荒~中仕上げにおいて優れた耐チッピング性と耐境界摩耗性を併せ持ち安定した長寿命を実現する。

JC605X
 高硬度の新CVD母材と、耐熱性、耐酸化性に優れたα-アルミナCVDコーティングを組み合わせ、さらに、特殊表面処理を施すことにより、耐剥離性、耐欠損性を向上。特に、析出硬化性ステンレス等の高硬度材料の荒~中仕上げ切削において高い耐摩耗性と耐欠損性を両立。また、鋳鉄加工用としても、長寿命を誇る。

各材種の適応ワーク

 サイズは、CNMG120408-SZ、CNMG120412-SZ、WNMG080408-SZ、WNMG080412-SZの4型番、2材種の計8アイテム
価格は850円。発売は11月25日(金)より開始する。
       

ロボットで2016年までに100万人以上の雇用を創出

 国際ロボット連盟(IFR:International Federation of Robotics、会長=榊原伸介氏)は、11月9日~12日に東京ビッグサイトで開催された「2011国際ロボット展」の開催にあわせ、世界のロボット産業の現状と中期見通し、IFRがシンクタンクに委託し調査を行ったロボットと雇用に関するレポートをまとめ発表した。発表内容は以下のとおり。

産業用ロボットの明るい展望

 ロボットは、産業の競争力の強化と雇用拡大の重大な鍵である。2011年には、今までの最高販売実績となる14万台のロボットの販売が予想されており、対前年比で18%の大幅な増加が予想される。さらに2012年から2014年にかけては、年平均約6%の増加が見込まれ、2014年には約16万7000台のレベルに達すると期待されている。 世界中の向上で作動するロボット数は、2014年末には約130万台に達するものと予想される。ただし、この楽観的な予測には一定のリスクが含まれることも避けがたい。すなわち、世界経済の減速や、主要な市場の財政問題に起因する景気後退などである。■自動車産業とエレクトロニクス産業は引き続き主要な牽引車 産業用ロボットの受注の多くは、引き続き自動車産業から来るものであろう。電気自動車、新素材(例えば炭素複合材料)、生産設備の近代化が、設備投資のための主要な牽引車である。また、電気/電子機械産業は引き続き、生産能力と近代化への投資を継続していくと観られる。電子製品や新しい製品技術による消費者マーケットの拡大傾向を含むエネルギー効率の高い製品へ向かうトレンドは、エレクトロニクス産業にロボット導入をさらに促進させる要因として挙げられる。LED照明を内装したLCDテレビ、例えばスマートフォン用のタッチパネル、OLEDテクノロジー、3Dディスプレイ使用も増加傾向にある。 大洋電池の需要もまた、大幅に増加していくと思われる。他の全ての産業の設備投資も盛んになりつつある。■アジアが主要な牽引車 新興成長市場と北米では、ロボット導入の拡大が継続されるであろう。特に中国へのロボット供給は、さらに急増することが見込まれる。遅くとも2014年までにロボットの年間供給では中国が他の国々を抜いて、世界のロボット市場になるであろう。 韓国へのロボット販売量は2010年の大量設備投資の後だけに、2011年はわずかな増加に留まるであろう。韓国は世界でも有数の自動化が進んだ国であり、2011年の最高設備投資レベルを上回ることは現実的に考えにくい。エレクトロニクス産業と自動車産業の大量投資後の景気後退は、20102年と2014年の間に来る可能性が高いと推測される。 日本における投資は、震災復興や新しいプロジェクトに向けて、ここ数カ月のうちに増大すると予想される。日本の震災の結果、日本企業は工場などの生産設備を分散させることを始めている。これはヨーロッパ、北米ならびにアジア市場に、ロボット」導入への多大な投資につなげることになろう。日本における投資は、震災復興や新しいプロジェクトに向けて、ここ数カ月のうちに増大すると予想される。 アメリカでは引き続き工場の自動化を進めていく必要がある。グローバルなマーケットにおける競争力を維持するためには、この方向の投資をしなければならない。ヨーロッパにおけるロボット販売は、西洋諸国の緩やかな投資のために、平均以下で推移していくと観られる。中欧や東欧の国々のロボット導入は急増が見込まれる。低賃金の国々である中欧や東欧およびアジアや南アメリカでは、賃金の上昇と生活水準の向上のために自動化促進がなされるものと思われる。■ロボットの多様化 ロボット用途の多様化はますます促進されている。消費財は即時性とともに、個性化(消費者のための商品の様々なバージョンやバリエーション)が進んでいるが、これには柔軟な自動化が必要である。ロボットにいくつかのプロセスを1回プログラミングすると、プロセスからプロセスへの簡単な切り替えが可能となる。標準的なアプリケーションを使うことによって生産効率は向上する。優秀な視覚機能を持ったロボットは、難しい仕事を完璧にこなせるようになり、さらに品質管理などの分野で、それに付随する作業もできるようになった。ロボットと作業者は垣根なしで互いに仕事をすることができるようになり、オフラインプログラミングとシミュレーションツールは、ロボットのアプリケーションを容易にする。 工業用通信規格(イーサネット・バス)により、ロボットコントローラーのセントラル機能は同台される。ロボットコントローラーによるシステム全般やより多くの機能の制御が進みつつあり、現在では他のコントローラー(例えばPLC)は、ロボットコントローラーに統合されつつある。 主なテーマの一つは、ロボットを使ってエネルギー効率をよく生産することである。新世代の産業用ロボットには新しい制御システムが付随しているので、エネルギー消費量を減少させる。ロボットのサプライヤーはたゆまる企業努力により、さらなる技術の進歩へと邁進している。■プロフェッショナルサービスロボットは地位を確立しつつある 今後のサービスロボットシステムの目的のひとつは、活動のキーとなる領域にある市民のサポートであろう。プロフェッショナル領域のサービスロボットは、肉体的労働を軽減し、有害または危険な状況での作業を回避し、ロボットたちによって個人の安心、安全、快適、楽しみが工場されることと期待されている。 企業向けのサービスロボットの売上高は、合計約8万7500台に増加すると予測されている。そのうち、搾乳ロボットが2011~2014年には2万5500代以上、同様に防御アプリケーション用のサービスロボットが2万2600台(ユニット)以上の販売が見込まれている。これはかなり控えめな見積もりである。これらの2つのサービスロボットグループは、プロフェッショナルなサービスロボット予測販売総数の55%を占めている。 強力な成長分野は一般使用のモバイルコンピューター・システム(モバイルプラットフォーム)であると思われる。サービスロボットのサプライヤーは、一般使用で約1万2000台のモバイルプラットフォームが、2011年から2014年までの間に販売されると推定している。これらのモバイルプラットフォームは、硬度にカスタマイズされたサービスロボットソリューションの設計のためのスタンドアロンコンポネントとして購入されている。 センサーの多様性や有能なナビゲーションシステムによって、モバイルプラットフォームを異なる環境で、自由に好きな場所に移動し、データ収集などの様々なタスクを実行することを可能にする。ロボットアームやシンプルな昇降機能などの追加の操作機能を追加することによって、周囲の上京と直接インタラクティブに対話し、なおかつ、それを修正することもできるものである。ネットワーク通信機能付きのプラットフォームは、幅広い範囲にインタラクティブのコンセプトをデザインすることができる。 物流システム、洗浄システム、セキュリティ、救助システム、医療などのロボットの販売も、この期間に大いに増加することが見込まれている。 福島の原子力発電所災害の後、レスキューロボットは日本ロボット開発の最優先課題になっている。災害によって工場および住宅等が破壊された際には、レスキューロボットが間違いなく人々の救助に貢献するであろう。■パーソナル/家庭用ロボットの使用は増加傾向 これまでのところ、パーソナル/家庭用ロボットは、主に家庭用ロボットの分野で使用されている。内訳は、真空掃除、芝生の刈り取り、おもちゃのロボットや趣味、教育と研究を含むエンターテインメント、レジャーのロボット等である。 2010年のパーソナル/家庭用のサービスロボットの販売総数量は、約220万台であった。今後2011年から2014年までには、約1440万台が追加発売され、販売高や約54億米ドルに上ると予想される。

ロボット工学は今後5年間で雇用を創り出す牽引車

 報告書はマーケットリサーチ会社であるメトラ・マーテック社の調査に基づいて作成された。それによれば、現在稼働している100万台の産業ロボットにより300万人の雇用が直接創出されたと結論づけている。さらに、今後5年間のロボット導入の拡大により、100万人分の硬度な仕事が世界中で創出されると予測しており、今世紀における最重要な産業である家電製品、食料品、太陽光発電、風力発電、最先端の電池産業、あるいは他の多くの分野において、雇用の創出はロボットにより支援されるであろうということである。 また、ロボット導入の促進により、直接的な創出が期待される100万の雇用に加え、製造業雇用が確保されることにより、間接的に周囲の地域社会の雇用も確保できることになる。すなわち、レストラン、商店街などのサービス経済等が多大な波及効果の恩恵を受けることになるからである。 『雇用にプラスの影響を与える産業ロボット』(メトラ・マーテック社:2011年11月)によれば、「世界的規模で考えると、自動化とロボット化が無ければ、携帯電話やプレイステーションのようなエレクトロニクス製品の低コストでの生産も不可能となり、300万人~500万人の雇用が生み出すこともできなかっただろう」ということである。 主要先進国全般において、2000年から2008年にかけてのロボットの導入が増加したにも拘わらず、製造業での雇用も増加している。同様なパターンは、現在、急激なロボット使用が増大している中国、ブラジルその他の新興諸国においても見られる。ブラジルにおいては、この調査期間中に、ロボットの総数は4倍に増え、生産と雇用も20%以上増えた。 また、ロボットへの投資を促進し続けている諸国では、製造業の雇用も多くなっているということも指摘されている。 上掲の『雇用にプラスの影響を与える産業用ロボット』では、「大幅に自動化とロボット化を進めたドイツと日本の(自動車)産業は、好調な市場リードを続けている。ドイツは自動車部門における雇用者数が増加した」と報告している。

ロボット配備により成長した重要な領域

 報告書では、ロボット配備によって成長した注目すべき3つの領域が紹介されている。 ・人間の安全性が保証できない領域。 ・高賃金のため採算割れになる領域。 ・人間が仕事をするのに不可能な領域。 安全性を確保できない状況におけるロボット投入の利点は、メリーランド州ボルチモア(アメリカ)のマーリン・スティール社が優れた実例として挙げられている。同社は12年前から自動化を導入し、それ以降は会社も労働者も共に利益をあげることができたという。 経営者であるグリーンブラット氏は1998年にこの会社を買収したが、当時の労働者の時給は6米ドルで、その他の手当はゼロだった。作業は主導で1時間300の金属製バスケットを生産することだった。当時のことは、経営者自身が「非常に低レベルの単調で、かつ危険な仕事だった」と述べている。それが「現在では当社の労働者は残業と特別手当を含めて時給20米ドル~30米ドルを得ている。毎時2万個のCNC金属製バスケットを生産する4台のロボットを監督するだけで、品質は非常に上昇し、それとともに弊社の事業は拡大し、優良顧客から尊敬を受けている。昨年は30カ国以上に輸出することができて、業績を大幅に上げることができた。さらに、マンパワーを25%以上アップさせた。ロボットのお陰で作業者自信も仕事に関心を寄せ、かつ安全になっている」ということである。 高賃金の国々においても、ロボットが雇用維持に寄与している良い例として、デンマークのオーデンセ・スチール造船所が挙げられる。ヨーロッパでは、造船業は過去20年~40年間、斜陽産業だった。だが、同造船所ではロボットが効率削減の鍵となった。同社は自律的ロボットアーク溶接システムに投資することで、大きい利益が生み出されるようになったのである。同造船所では、手作業時代に比べ現在では生産性が6倍まで向上しており、熟練溶接工の雇用を確保しながらも、生産のスピードアップを達成し、品質を向上させた。 報告書により、電子工学部門、半導体部門、製薬部門等のハイテク産業の成長には、手作業では困難な高品質、精密性、迅速さ、トレーサビリティがロボットの支援により達成されたことが明らかになった。ロボットは、以上のような部門においては特に産業の発展と雇用の拡大に寄与しているとされている。

将来――2016年以降ロボットが最も営業力を発揮する部門

 上掲の『雇用にプラスの影響を与える産業用ロボット』によれば、「ロボットは将来もっと身近なものになっていくと予想される。小型化と新しいセンサー機能により、ミニチュア化、様々な生産量や素材、製品の形状などの供給が進むことで、より多くの産業で使われるようになる」とされている。 中でも、サービス産業内にはより浸透していくことが期待される。特に、人口の高齢化に従って介護者の絶対数が不足していくサービスサポートが必要なヘルスケア部門で、ロボットはより必要とされるであろう。同様に運送部門やホームサービス部門でもロボットは重要な役割を果たすことになる。同時にセキュリティ部門においても、家庭やオフィスの警備や国境監視、日常及び緊急時向けの市内その他のモニター監視に求められるようになるであろう。 報告書は、次世代ロボット工学はロボット工学産業自体においても、今後さらなる雇用の増加が生み出されるであろうと述べている。ロボット工学産業部門ではすでに30万人が採用されていると推定されており、今後5年以内にはさらに45万人以上が必要であるとステイされるという。中でもサービスロボット分野は中期的には他の産業部門より高い成長率が期待されるため、将来の雇用の主要な要因になることができるとしている。*調査方法 調査では250人以上の労働者を抱える企業が対象。分野は、自動車部門、電器部門、食品飲料部門、プラスチック部門、化学・製薬部門。さらに世界経済を代表するブラジル、中国、ドイツ、日本、韓国、アメリカの6カ国に焦点が当てられている。

大人が本気で挑む意地とプライドのガチンコ勝負「全日本製造業コマ大戦」参加者募集

「技は心と共にあり」を合言葉に製造業に係る経営者集団の「心技隊」(隊長=緑川賢司ミナロ社長)が、2012年2月2日(木) 、パシフィコ横浜展示ホールC-Dにて、『全日本製造業コマ大戦』を開催する。

 この大会は、喧嘩ゴマを通じて製造業を盛り上げることが目的であり、競技用のコマは優勝者の総取りとなるので返却はしない。 優勝者は取材を受ける際すべてのコマを展示する。 大のおとな達がプロの道具を使って設計から製造、そして対決。 製造業に携わる大人が本気で取り組む意地とプライドのガチンコ勝負を展開する。
 現在、心技隊では『全日本製造業コマ大戦』の参加者を募集している。(ポスター画:たなかじゅん氏)


 募集要項は以下のとおり。

【開催日】 2012年2月2日(木)
【開催場所】 パシフィコ横浜展示ホールC-D
【参加者の条件】法人またはグループ
【参加費用】 競技出場のコマ (大会終了後に返却はいたしません)
【勝敗】 土俵の外に出るか、先に止まってしまったら負け。2連勝した時点で試合終了。勝者は敗者のコマをもらえる(それまでの戦利品を含み総取り)。 製作者が来場できない場合は主催者側で代理の投げ手を用意する 。
【コマの仕様】 指で回す事 φ20mm以下(補助部品含む) 材質、重量制限無し 1グループ1個まで 。
【土俵の仕様】 φ250mm 凹R700mm ケミカルウッド製
【エントリー方法】 心技隊ホームページから申し込むこと。 http://sngt.jp/
【締切日】2011年12月31日まで

住友電工が「イゲタロイTODAY」を創刊

 超硬切削工具「イゲタロイ」が1931年に発売されてから80年目の節目にあたる住友電工が全国イゲタロイ会情報誌「イゲタロイTODAY」を創刊し、早くも話題を呼んでいる。

 「イゲタロイTODAY」は、全国400社以上に上る各地区の「イゲタロイ会」会員各社を結ぶ情報誌。地区を超えて会員企業を結ぶことを目的としている。また住友電工からの新製品情報なども随時掲載し、ビジネスに役立つ情報も盛り込んでいる。

 創刊号では、東日本イゲタロイ会会長・山賀陽一氏(山源機械工具社長)、東海イゲタロイ会長・伊藤照之氏(伊藤信産業会長)、西日本イゲタロイ会会長・河田徹氏(河田機工社長)の「創刊への期待の言葉」が掲載され、イゲタロイ会会員店のインタビューでは、それぞれの経営哲学やビジネスへの思いが綴られている。

ダイジェット工業が2011年度中間決算を発表

ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏、本社:大阪市平野区加美東2-1-18)は、2011年度中間期(2011年4月1日~同年9月30日)の決算を発表した。同社グループは、金型用工具など得意分野の育成強化を図りつつ好調な中国、インド市場を中心とした輸出の拡大に努め、当中間期の売上高は43億8千万円(前年同期比8.6%増)となった。製品別売上高では、焼肌チップが8億9千4百万円(前年同期比0.1%減)、切削工具が27億1千3百万円(前年同期比14.5%増)、耐摩耗工具が7億6千5百万円(前年同期比0.2%減)である。また、輸出割合は、34.9%で前年同期から5.1%上昇している。利益面では収益構造改革の推進により収益性は大幅に改善し、営業利益2億9千万円(前年同期8百万円の損失)、経常利益2億3千9百万円(前年同期4千9百万円の損失)、純利益2億2千万円(前年同期8千2百万円の損失)となった。同社グループは、今後とも、主要製品である切削工具、耐摩耗・耐衝撃工具、超硬合金材料を三本柱として、バランスのとれた営業力を更に強化し、新製品開発、新分野開拓を積極的に推進するとともに独自技術の確立をめざし、業績の向上と社業の発展を図っていく。

森精機が上海ソリューションセンタを開設

上海ソリューションセンタ外観
上海ソリューションセンタ外観
 森精機製作所(社長=森雅彦氏)が上海ソリューションセンタを開設し、11月10日に開所式を行なった。またこの開設に伴い、同市内の高層商業ビルに入居していた森精機中国本社(登記名:上海森精机机床有限公司/MORI SEIKI (SHANGHAI) CO., LTD.)は、この地上4階建ての建屋へ移転した。

 新拠点の近くには提携先の独国ギルデマイスター社(DMG)の上海工場があり、また、周辺には日系・欧州系の工作機械・工具メーカもショールームを構え、新拠点は上海における工作機械および関連メーカの集積地の中にあり、機械の購入を検討するユーザーにとって非常に利便性の高い場所となっている。
 2011年1月~6月の中国経済はGDP成長率で前年同期比9.6%の増加と順調に推移しており、森精機グループの中国における受注も安定した増加を続けている。納入先の業種もかつては自動車部品、建設機械部品等が中心であったものが金型、エネルギー、油圧空圧機器等も増加し、先進国で導入されているような最先端の設備・ノウハウを導入したいといったニーズが強まっているとしている。
 
 延床面積10,000㎡ある上海ソリューリョンセンタには弊社中国初となるショールームを開設し、売れ筋機種や最新機種であるXクラスを展示し、実機でのデモ加工等を見学できる。エンジニアやオペレーター向けのNCスクールや、ターンキー部門を設置し、タイムスタディーおよびテスト加工を実施することで、ユーザーニーズに応えるとしている。また、サービス用パーツ在庫を倍増し、中国主要都市へのパーツも24時間以内の発送率を90%以上にするとしている。

9月分超硬工具主要統計

 超硬工具協会がまとめた9月分超硬工具主要統計は以下の通り。 【超硬合金重量】520トン(前年比106.3)。 【超硬工具生産額】切削工具194億7100万円(前年比104.2)、耐摩工具33億4100万円(同104.7)、鉱山土木工具7億4600万円(同112.9)、その他工具4億9000万円(同111.4)、焼結体・工具16億2200万円(同94.8)、合計256億7000万円(同104.0)。 【輸出入】輸出71億5700万円(前年比106.4)、輸入36億2300万円(同103.1)。 【超硬工具出荷額】切削工具190億800万円(前年比105.1)、耐摩工具32億6800万円(同103.6)、鉱山土木工具7億9500万円(同113.9)、その他工具3億5600万円(同88.8)、焼結体・工具17億7600万円(同107.6)、合計252億300万円(同105.1)。 【刃先交換チップ】生産2876万2000個(前年比111.5)、出荷2801万3000個(同111.2)。

第8回切削加工ドリームコンテスト受賞作品決定

森精機製作所が主催する“第8回切削加工ドリームコンテスト”の受賞作品が決定した。
切削加工ドリームコンテストは、日本国内において切削加工に携わり、切削型工作機械を使用している企業及び学校、研究機関を対象に、切削加工業界全体の技術・技能の交流と向上を目的として毎年1回開催している。
今年は、審査委員長の東京大学、光石衛教授(大学院 工学研究科 機械工学専攻 教授 工学博士)を始め、審査委員に大学教授6名迎え、厳正な審査の結果、全80点の応募作品の中から、製品部品加工部門5点、試作・テスト加工部品部門5点、金型・造形加工部門5点、微細加工部門4点、アカデミック部門5点の受賞作品を決定した。

受賞者は以下の通り。

製品部品加工部門
●金賞
 「ミラーベース」 湘南オートカット工業
ミラーベース

●銅賞
「レンズ研磨用治具」 城精工
●銅賞 
「四方向分岐バルブ」 FEED
●技能賞 
「シェル」 ひびき精機
●技能賞
「ケース(光半導体部品) ハイジェントミクロ

■審査委員による金賞作品の評価ポイント■
複雑形状の薄肉の工作物を内側からと外側から同工程で加工している点を高く評価した。チャッキングを工夫している様子がうかがえる。

試作・テスト加工部品部門
●金賞
「リブボール」 イナバエンジニア
リブボール

●銀賞
「四つ葉」 TOTO
●技能賞
「ガラス製 花瓶」 南安精工
●技能賞
「ペンタゴン」 加納鉄工所 
●技能賞
「ワーク内エルボ」 理想精密

■審査委員による金賞作品の評価ポイント■
小寸法のリブボールを多種材料(難削材料、延性のある材料、脆性のある材料)に展開した点を評価した。

金型・造形部門
●金賞
「3Dステレオグラム『帆船』『月うさぎ』」 ナンゴー
3Dステレオグラム『帆船』『月うさぎ』

●銀賞
「刻鈑:樹氷」 川並鉄工
●銅賞
「3Dクモの巣」 アキヤマエヌシーテープセンター
●技能賞
「金閣寺」 東海炭素
●芸術賞
「真珠貝」 シティプラスチック

■審査委員による金賞作品の評価ポイント■
3Dステレオグラムを、厚みのある金属に凹凸切削加工で実現した点を高く評価した。
*ステレオグラム:人間の左右の眼の視差を利用し、平面上に描かれた図を立体的に見せる画像のこと。

微細加工部門
●金賞
「マイクロ鉗子」 衣川製作所
マイクロ鉗子

●銅賞
「ワイヤーブロック口1㎜」 野田プラスチック精工
●銅賞
「箸(はし)」 仙北谷
●技能賞
「柱φ0.03×L0.5削出し」 ナップ

■審査委員による金賞作品の評価ポイント■
微細可動部品を精度良く加工している点を評価した。シャープなエッジを出すため、各面の加工優先順位を考えている様子がうかがえる。

アカデミック部門
●金賞
「超精密マイクロメビウスの輪」 大阪大学大学院工学研究科 機械工学専攻 竹内研究室 
超精密マイクロメビウスの輪

●銅賞
「超微細軸加工」 京都工芸繊維大学機械システム工学部門 マイクロ・ナノ化工研究室
●技能賞
「一枚歯の員簿リュート歯車」 兵庫県立神戸高等技術専門学院機械加工技術コース
●アイデア賞
「きらり☆ビー玉みがき」 中国職業能力開発大学校生産機械システム技術科
●アイデア賞
「厚み0.1㎜の極薄ウェーブ管」 岡山大学工学部機械工学科 機械加工学研究室

■審査委員による金賞作品への評価ポイント■
3Dねじれ形状の微細なメビウスの輪を、全体として高い仕上げ精度で加工している点を評価した。

過去最大規模! 国内外の最新ロボットが集結! 「2011国際ロボット展」

前回開催された会場内の様子
前回開催された会場内の様子
日本ロボット工業会と日刊工業新聞社は、11月9日(水)~11月12日(土)の4日間、東京ビッグサイトで「RTロボットと共に創る未来」をテーマに「2011国際ロボット展」を開催する。今年で19回を迎えるこの展示会は、併催企画も豊富。25の大学・研究機関における最新のロボットや技術を展示する「RT交流プラザ」や経済産業省と日本機械工業連合会が実施する「第4回ロボット大賞」の受賞や建設用ロボットの展示を行うほか、低学年でも酸化できるロボット体験コーナーなど多くのプログラムを予定し、性別・年齢を問わず楽しめる内容となっている。

併催事業では初日に「サービスロボットビジネスフォーラム2011」を開催し、パナソニック副社長の桂 靖雄氏による「東日本大震災からの復興~医療・福祉現場の債権を支えるサービスロボット」と題した基調講演を行う。第2部では、「東日本大震災を教訓とした災害対応ロボットのあり方」や「復興支援に向けたロボットの役割」について、実際に現場で活動した関係者が一堂に集まりパネルディスカッションを行う。

2日目には、主要ロボットメーカー6社とユーザー2社による「ロボットサミット」を開催する。“ユーザーが求めるロボットの実現に向けて”をテーマに、産業用ロボットの用途開拓やロボットビジネスの今後を探る。その他にも多数のセミナーやワークショップを行い、ロボットに関する最新情報を発信する。

発信型中小企業が創るこれからの日本のものづくり」をテーマに電通大が講演会

電気通信大学知能機械工学科が10月27日に「発信型中小企業が創るこれからの日本のものづくり」をテーマに講演会ならびにパネルディスカッションを開催した。

主催した同大学の森重功一准教授は講演会の趣旨を「大企業を中心に製造業の海外移転が急速に進み、日本国内における製造業の空洞化が深刻な問題になっている。わが国の製造業を下支えしてきた中小企業もこれからは自ら情報を発信し、技術面での不足を補うように互いに連携していかなければならない。今回は独創的な取り組みで注目されている中小企業3社の経営者を講師として招き、ものづくりに対する取り組みを講演していただいたあと、今後の日本の製造業のあり方について議論したい」と話した。

今回の講演会は、ミナロ社長・緑川賢司氏が「ものづくりの逆襲」を、ペッカー精工社長・小泉秀樹氏が「ペッカー精工の形態と戦略―下剋上ファンド―」を、モルテック社長・松井宏一氏が「金型屋の社長から愛をこめて」をそれぞれ講演し、聴講した学生からも積極的な質問が多く寄せられた。

写真左から緑川氏、小泉氏、松井氏