注目記事 2018年分

黒田精工 工機部門が長野工場から富津工場へ完全移管しリニューアル! ~90年以上の経験と精密技術でオンリーワンを確立~

 1925年の創業以来、数多くの産業界をサポートし続けている黒田精工(社長=黒田浩史氏)の強みは、歴史に裏付けられた技術力をもとに多岐に亘る要素技術を保持していることだ。測定・計測、熱処理、精密加工・組立、精密機器・治具・工作機械などの要素技術と豊富な商品を開発している。同社の商品群は、家電、自動車、医療、電子機器、機械といった幅広い分野で活躍し、同社の精密に対する強いこだわりは、“必要なものは自らつくる”という姿勢にも表れており、世界における産業高度化を支えている。

 同社の国内製造拠点は4拠点。千葉県内には、富津工場、かずさアカデミア工場、旭工場の3工場がある。昨年12月、工機部門を富津工場に移管した長野工場は金型専門工場となった。富津工場を訪ね、牧元一幸取締役事業部長(以下牧元取締役)にお話しを伺った。

ダイジェット工業 営業企画室はフットワークの軽さが魅力! 

 超硬工具メーカーのダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏、本社:大阪市平野区)の優位性といえば、材料・工具設計から最終製品の工具までを自社一貫生産を実現していることだろう。開発や生産の全て行うことで総合的な技術力やノウハウの蓄積とともに、品質の安定性を保っている。また、同社の売れ筋商品には、平らだから『タイラードリル』、オール超硬シャンクアーバ『頑固一徹』と過酷な加工条件でも威力を発揮する『G-ボディ』、この2つを組み合わせると“頑固G-ボディ”となるなど、分かりやすくてユニークなネーミングの商品を市場投入し、商品の魅力を存分にアピールしている。販促活動やキャンペーン企画が魅力的で特長的な企業でもあるのだ。

 ご承知の通り、いくら優れた技術が詰まった商品でも売れなきゃ意味がない――という厳しいビジネスの世界で、同社の販促活動を担っているのが、有吉倉則室長が率いる営業企画室 営業企画課だ。主任の草野由佳里さん、伊佐治良文さんとともに3人で切り盛りをしている。今回、同社の営業企画室にスポットを当て取材をした。

ファナック 稲葉会長兼CEOに聞く「製造業の現在・過去・未来」 ~高度な自動化による生産工場の凄みを見た~

 今や生産性革命への取組みは、世界各国において喫緊の課題として認識されている。ドイツが数年前に打ち出した“インダストリー4.0”の概念に触発された日本や米国、中国も次々と国家プロジェクトを打ち出したことは記憶に新しい。現在、IoTやAI技術を活用したスマート・マニュファクチャリングの実現を図る取組みは各国で競われており、デジタル時代を勝ち抜こうとしている世界中の企業は熾烈な覇権争いの中にいる。

 この時代において、現在、“地上で最も重要な製造業”と言わしめ、世界中から注目されている企業といえば、レモンイエローが印象的なファナックだ。1972年の設立以来、強力な開発力を基盤に発展を続けてきた。富士山麓に展開する標高1,000メートル、広さ53万坪にわたる雄大で四季折々に美しいファナックの森には、本社、研究所、工場、テクニカルセンタ、ファナックアカデミ、厚生施設などが設置されている。普段は滅多に足を入れることが出来ないファナックの森を訪ね、今回、稲葉会長が考える製造業の現状と課題、未来像などを伺い、同社の自動化生産ラインを見学した。

【技術】整形外科用部品の機械加工に新たな戦略 ~セコ・ツールズ~

 整形外科置換術や修復術に対する需要は、さまざまな要因により、ますます高まっている。整形外科用部品には、人工関節に加えて、事故による負傷や病変部の修復・補強に使われるプレート、ロッド、ピンなどがある。

 人々の寿命が延びてきているため、加齢に伴う関節炎や骨粗しょう症が増加し、それが整形外科用部品の需要を押し上げている。また、世界的に体重超過と肥満が増加しているため、関節部への負担も大きくなっている。さらに、ほとんど体を動かさない人から積極的に運動する人まで、それぞれのライフスタイルの幅が広がっていることも、身体の一部を置換することに対する需要増につながっている。新興国の経済成長に伴い、整形外科術を受ける資金的余裕がある層も拡大している。Global Market Insights コンサルティンググループでは、世界的な整形外科用機器市場は 2024 年までに 500 億ユーロ(530 億ドル)へと成長すると予想している。

(著者:セコ・ツールズ Jan-Willem van Iperen(医療製品エンジニア)、 Ruud Zanders(Jabro 製品マネージャー)

安田工業が約10年ぶりに内覧会を開く ~圧巻の5軸マシンがズラリと並ぶ!~

 安田工業(社長=安田拓人氏)が7月5日、本社工場(岡山県浅口郡里庄町)で工場見学やセミナーを兼ねた内覧会を開催した。今回は、同社の5軸マシンがタイミング良く一斉に組み上がったこともあり、同社では約10年ぶりの内覧会となった。

 最近は工作機械が絶好調。売れてしまえばモノがないうえ、展示会があっても会場内で大型マシンを展示するのは難しい。このような時流の中、今回は5軸マシンが一斉に並ぶ様は滅多にない機会とあって大盛況。103社233名が足を運んだ。

 10年ぶりの内覧会をレポートする。

常に新分野へチャレンジ! 大平工具製作所の底力

 「加工は見えない箇所ほど難しい」と話すのは、創立65年以上の歴史がある大平工具製作所(社長=水谷秀樹氏、本社:三重県松阪市大平尾町72)。従業員14人(2018年現在)が在籍する勢いの良い企業だ。水谷社長は、3代目にあたる。もともとは、タップのレンチをつくっていたのだが、時代も流れ、外注先の高齢化等もあり、父親の代で機械加工を始めたといういきさつがある。いつの時代も新分野へ挑戦した同社は、現在、主要設備も豊富で縦形マシニングセンタ、5軸マシニングセンタ、ワイヤーカット放電加工機、平面研削盤、細穴放電加工機等がズラリと並ぶ。アルミ深穴加工や難削材加工にも定評があり、信頼も厚い。

 優れた加工がどんなものなのか――といっても、守秘義務も多く、見せられないことが多い町工場だが、同社が手掛けるクオリティの高い難加工や、経営者の本音を取材した。

DMG森精機が東京デジタルイノベーションセンタを開設 ~最先端技術を有する組織が同じ屋根の下で研究開発によるシナジー効果も発揮~

 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)は6月1日(金)、『東京デジタルイノベーションセンタ』を開設した。東京デジタルイノベーションセンタは、DMG森精機グループ会社のマグネスケール、サキコーポレーション、ビー・ユー・ジーDMG 森精機、デジタルマーケットを開拓する新会社『テクニウム』、そして先端技術研究センターの本拠地として機能する。

 DMG MORIが世界に誇る最先端技術を有する『東京デジタルイノベーションセンタ』を取材した。

ヤマザキマザックが大型工作機械の生産工場「いなべ製作所」第一期工事完了 ~組立工場稼動開始! 国内生産能力2割アップ!~

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、航空機産業や建設機械、エネルギー産業などにおいて大型工作機械のニーズが増加していることを受け、三重県いなべ市に大型5面加工機および5軸加工機を生産する「いなべ製作所」の第一期建設工事を完了し、このほど稼動を開始した。

 国内6番目の生産拠点となるいなべ製作所の竣工に伴い、大型工作機械の生産は岐阜県内にある美濃加茂製作所から、いなべ製作所に移管された。また、いなべ製作所の稼動により、国内の生産能力は金額ベースで2割向上する。同社では、「昨今、工作機械市場は活況を呈しており、今後、さらなる増産をはかり国内外の旺盛な需要に対応する。」としている。いなべ製作所を取材した。

創業100周年を機に北川鉄工所がカンパニー制導入 工機事業部はグローバルハンドカンパニーへ! ~新たな飛躍とものづくりへの思いとは~

 本年3月、100周年を迎えたことを機に北川鉄工所(会長兼社長=北川祐治氏、本社:広島県府中市)は、素形材事業、産機事業、工機事業がそれぞれの優れた技術を発揮し、より強靱なKITAGAWAブランドを構築するため、4月1日付けでカンパニー制を導入した。
 素形材事業本部は、キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー(Kitagawa Material Technology Company、略称:KMT)に、産機事業部は、キタガワ サン テック カンパニー(Kitagawa Sun Tech Company、略称:サンテック)へ、工機事業部は、キタガワ グローバル ハンド カンパニー(Kitagawa Global hand Company、略称:グローバルハンド)と生まれ変わり、新たな取り組みを実行している。

 今回、KITAGAWAの中核を担うグローバルハンドに注目し、藤本 一 (ふじもと ひさし)執行役員・キタガワグローバル ハンド カンパニー社長にものづくりへの思いや営業方針、具体的な取り組みと未来像についてお話しを伺った。

碌々産業が満を持して微細加工市場に新機軸を投入! 微細加工機のあるべき姿を形にした『Vision』とは!?

 碌々産業(社長=海藤 満 氏、本社:東京都港区4-23-5)が、微細加工市場に新機軸のマシン『Vision』を投入した。微細加工機の革新的マシン『MEGA』を市場投入したのは1996年。以降、1号機の開発から通算で1000台を超えるMEGAを微細市場に供給し続けており、20年以上ベストセラー機の地位を確保している。2010年にはMEGAの上位機種として『Android』を市場投入、さらにその上位機種として2016年のJIMTOFでは次世代微細加工機『P12-C Genesis』を発表し、大きな注目を浴びた。同社の“高精度微細化へのシリーズ化”はここから始まっている。