注目記事 2018年分

【技術】整形外科用部品の機械加工に新たな戦略 ~セコ・ツールズ~

 整形外科置換術や修復術に対する需要は、さまざまな要因により、ますます高まっている。整形外科用部品には、人工関節に加えて、事故による負傷や病変部の修復・補強に使われるプレート、ロッド、ピンなどがある。

 人々の寿命が延びてきているため、加齢に伴う関節炎や骨粗しょう症が増加し、それが整形外科用部品の需要を押し上げている。また、世界的に体重超過と肥満が増加しているため、関節部への負担も大きくなっている。さらに、ほとんど体を動かさない人から積極的に運動する人まで、それぞれのライフスタイルの幅が広がっていることも、身体の一部を置換することに対する需要増につながっている。新興国の経済成長に伴い、整形外科術を受ける資金的余裕がある層も拡大している。Global Market Insights コンサルティンググループでは、世界的な整形外科用機器市場は 2024 年までに 500 億ユーロ(530 億ドル)へと成長すると予想している。

(著者:セコ・ツールズ Jan-Willem van Iperen(医療製品エンジニア)、 Ruud Zanders(Jabro 製品マネージャー)

安田工業が約10年ぶりに内覧会を開く ~圧巻の5軸マシンがズラリと並ぶ!~

 安田工業(社長=安田拓人氏)が7月5日、本社工場(岡山県浅口郡里庄町)で工場見学やセミナーを兼ねた内覧会を開催した。今回は、同社の5軸マシンがタイミング良く一斉に組み上がったこともあり、同社では約10年ぶりの内覧会となった。

 最近は工作機械が絶好調。売れてしまえばモノがないうえ、展示会があっても会場内で大型マシンを展示するのは難しい。このような時流の中、今回は5軸マシンが一斉に並ぶ様は滅多にない機会とあって大盛況。103社233名が足を運んだ。

 10年ぶりの内覧会をレポートする。

常に新分野へチャレンジ! 大平工具製作所の底力

 「加工は見えない箇所ほど難しい」と話すのは、創立65年以上の歴史がある大平工具製作所(社長=水谷秀樹氏、本社:三重県松阪市大平尾町72)。従業員14人(2018年現在)が在籍する勢いの良い企業だ。水谷社長は、3代目にあたる。もともとは、タップのレンチをつくっていたのだが、時代も流れ、外注先の高齢化等もあり、父親の代で機械加工を始めたといういきさつがある。いつの時代も新分野へ挑戦した同社は、現在、主要設備も豊富で縦形マシニングセンタ、5軸マシニングセンタ、ワイヤーカット放電加工機、平面研削盤、細穴放電加工機等がズラリと並ぶ。アルミ深穴加工や難削材加工にも定評があり、信頼も厚い。

 優れた加工がどんなものなのか――といっても、守秘義務も多く、見せられないことが多い町工場だが、同社が手掛けるクオリティの高い難加工や、経営者の本音を取材した。

DMG森精機が東京デジタルイノベーションセンタを開設 ~最先端技術を有する組織が同じ屋根の下で研究開発によるシナジー効果も発揮~

 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)は6月1日(金)、『東京デジタルイノベーションセンタ』を開設した。東京デジタルイノベーションセンタは、DMG森精機グループ会社のマグネスケール、サキコーポレーション、ビー・ユー・ジーDMG 森精機、デジタルマーケットを開拓する新会社『テクニウム』、そして先端技術研究センターの本拠地として機能する。

 DMG MORIが世界に誇る最先端技術を有する『東京デジタルイノベーションセンタ』を取材した。

ヤマザキマザックが大型工作機械の生産工場「いなべ製作所」第一期工事完了 ~組立工場稼動開始! 国内生産能力2割アップ!~

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、航空機産業や建設機械、エネルギー産業などにおいて大型工作機械のニーズが増加していることを受け、三重県いなべ市に大型5面加工機および5軸加工機を生産する「いなべ製作所」の第一期建設工事を完了し、このほど稼動を開始した。

 国内6番目の生産拠点となるいなべ製作所の竣工に伴い、大型工作機械の生産は岐阜県内にある美濃加茂製作所から、いなべ製作所に移管された。また、いなべ製作所の稼動により、国内の生産能力は金額ベースで2割向上する。同社では、「昨今、工作機械市場は活況を呈しており、今後、さらなる増産をはかり国内外の旺盛な需要に対応する。」としている。いなべ製作所を取材した。

創業100周年を機に北川鉄工所がカンパニー制導入 工機事業部はグローバルハンドカンパニーへ! ~新たな飛躍とものづくりへの思いとは~

 本年3月、100周年を迎えたことを機に北川鉄工所(会長兼社長=北川祐治氏、本社:広島県府中市)は、素形材事業、産機事業、工機事業がそれぞれの優れた技術を発揮し、より強靱なKITAGAWAブランドを構築するため、4月1日付けでカンパニー制を導入した。
 素形材事業本部は、キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー(Kitagawa Material Technology Company、略称:KMT)に、産機事業部は、キタガワ サン テック カンパニー(Kitagawa Sun Tech Company、略称:サンテック)へ、工機事業部は、キタガワ グローバル ハンド カンパニー(Kitagawa Global hand Company、略称:グローバルハンド)と生まれ変わり、新たな取り組みを実行している。

 今回、KITAGAWAの中核を担うグローバルハンドに注目し、藤本 一 (ふじもと ひさし)執行役員・キタガワグローバル ハンド カンパニー社長にものづくりへの思いや営業方針、具体的な取り組みと未来像についてお話しを伺った。

碌々産業が満を持して微細加工市場に新機軸を投入! 微細加工機のあるべき姿を形にした『Vision』とは!?

 碌々産業(社長=海藤 満 氏、本社:東京都港区4-23-5)が、微細加工市場に新機軸のマシン『Vision』を投入した。微細加工機の革新的マシン『MEGA』を市場投入したのは1996年。以降、1号機の開発から通算で1000台を超えるMEGAを微細市場に供給し続けており、20年以上ベストセラー機の地位を確保している。2010年にはMEGAの上位機種として『Android』を市場投入、さらにその上位機種として2016年のJIMTOFでは次世代微細加工機『P12-C Genesis』を発表し、大きな注目を浴びた。同社の“高精度微細化へのシリーズ化”はここから始まっている。
 

金型業界を支える最新技術が集結! 「INTERMOLD2018/金型展2018」(大阪)~注目各社の見どころはコレだ!~

 4月18日(水)から4 月21 日(土)までの4日間、インテックス大阪で「INTERMOLD2018/金型展2018」(主催:日本金型工業会、テレビ大阪)ならびに「金属プレス加工技術展2018」(主催:日本金属プレス工業協会)を開催する。今年は堅調な金型業界の動向を反映し、出展者数378 社・団体、展示小間数881 小間での開催となる。
 また、自動車部品や航空機部品に関する特別セミナー、工作機械、切削工具、CAD/CAM、CAE、測定機器など出展企業によるテクニカル・ワークショップなども開催し、金型や金属プレス業界関係者への最新技術の提案が行われる。
製造現場ドットコムでは一足早く注目メーカー各社の新技術や目玉製品を公開する。

 (アマダマシンツール、イスカルジャパン、イワタツール、オーエスジー、オークマ、OKK、岡本工作機械製作所、キタムラ機械、ジーベックテクノロジー、大昭和精機、ダイジェット工業、DMG森精機、ナガセインテグレックス、日進工具、ブルーム-ノボテスト、牧野フライス製作所、三井精機工業、三菱日立ツール、ヤマザキマザック、碌々産業)

85周年を迎えるキタムラ機械の歴史 ~マシンづくりに込めた思い~

 キタムラ機械(社長=北村彰浩氏 博士〈工学〉、本社:富山県高岡市)は、1933(昭和8)年、北村源次(初代社長)が富山県高岡市にて創業した歴史ある企業だ。
石川県出身の源次氏は、第一次世界大戦の特需景気もあって製鉄や繊維、造船などの産業が大いに発展した時代に旧日本海軍舞鶴工廠(こうしょう)に勤務していた。日本最高レベルの機械技術を習得していた源次氏は、1923(大正12)年、さらなる最新技術を得るためにイギリスに派遣された。当時のイギリスは世界でも機械工業の最先端。その技術により舞鶴工廠への潜水艦部品や、小松製作所の戦車のキャタピラーの製作を請け負うようになる。

 本年85周年を迎える同社。その長い歴史と現在の働き方改革の実行について、経営企画室 室長の能多伸佳氏にお話しを伺った。

岡本工作機械製作所が「2017年度PSG会東部支部連絡会」を開催

 岡本工作機械製作所(社長=石井常路氏)が去る2月9日、新横浜国際ホテル マナーハウス南館で「2017年度PSG会東部支部連絡会」を開催した。同社の現況報告のほか、①自動化、IoT、ロボット、ものづくり補助金など、②新商品、平面研削盤のラインナップ、③新技術、超精密、複合、高能率研削盤について――の3つのテーマに沿って説明があった。また、毎度人気を博している伊藤 暁取締役技術開発本部長の特別講演もあり、91名の出席のもと、大いに盛り上がりをみせた。