日新ダイヤモンドが55周年! さらなる飛躍を狙う

 

設備投資で生産能力強化

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設備増強! 夜間加工も実現している

 

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細かい作業も重要

 現在、勢いが良い同社だが、生産能力を強化するため設備投資に注力している。前回の取材時(https://seizougenba.com/node/13120)よりもマシンが増加していた。主力のマシンは、DMG MORIのレーザー加工機。製造部の中田部長は、「レーザー加工はPCD、単結晶関係なく複雑な加工ができるので特殊形状のものをメインに使っています。加工スピードも速く、研磨をする前の粗加工としても活用でき、自動機として夜間加工も実現しているので、将来的にも高能率生産のためにさらなる自動化を視野に入れて設備投資をしています。」と説明してくれた。なお、今後はロボットを導入するという。

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「生産管理の開発も進んでいる」と話す中田​​部長

 自動化を推進する一方で、研磨工程では、「大手にはできない細かい作業」をこなす職人技がキラリと光る。音を聞いて加工しやすい面を探す技は集中力がものをいう。「小回りも効いて数もこなせるのが弊社の強み。」と中田部長。

 工場内にはホワイトボードや掲示板がひとつもない。ペーパーレス化を実行するため、全社員にパソコンを配り、社内における連絡事項などのコミュニケーションは全てPCもしくはタブレットなどを活用して情報共有を行っている。

 

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スタイリッシュなデザインのユニフォーム

 また、生産管理についても開発が進んでいた。中田部長は、「たとえば命令書や注文書、図面があって作業標準があるのですが、これを1つにまとめます。今まで紙でプリントしていたものが、専用アプリを入れてバーコードリーダーを読み取ることで、モニターで見られるようになりました。現場の中に紙を無くしてしまうのが狙いです。これをパソコンではなくてiPadでも実行できるようにしようとしているのですが、iPadでは2画面表示ができなかったので、現在、改善中ですが、これを全現場に展開しようとしています。」と教えてくれた。

 ところで同社ではユニフォームも斬新だ。「最近、新しくしたんですよ。」とくるりと回る中田部長。このユニフォームは、社員がデザインしたもので、生地も伸びるうえ、蛍光ラインが入っている。「他にもスウェットやジャンパー式のユニフォームもあるんですよ。」とのこと。やっぱり毎日着用するものだからデザインは機能的でカッコイイほうが社員のモチベーションもあがるだろう。こうした細かい点に神谷社長は目を光らしているのだ。

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