製造現場ドットコムが選んだ「JIMTOF2012」各社の一押し商品はコレだ!
世界で最も早く最先端の技術を見せる展示会である『JIMTOF』は、1962年に大阪で第一回が開催され、今回で26回目、発足50周年の節目を迎える。工作機械と関連製品はあらゆる工業の基盤となることから、工業立国・日本の技術水準を映す鏡として国内外から高い感心を集め、今では充実した併催企画に加えて、高度な情報交換の場として世界中から注目されている。今回は、22カ国・地域から816社・団体が5092小間を使用し最新の技術や製品情報を展開する。
製造現場ドットコムが選んだ各社選りすぐりの製品を紹介しよう。(アイウエオ順)
(イワタツール、宇都宮製作所、オーエスジー、大阪機工、ダイジェット工業、大昭和精機、日進工具、日立ツール、不二越、ブルームLMT、牧野フライス製作所、三井精機工業、森精機製作所、安田工業、碌々産業)
『「硬」「早」「美」』の3つのテーマで展示! イワタツール
イワタツールは『「硬」「早」「美」』の3つのテーマを掲げ、JIMTOFに出展。今回同社のイチオシ製品は以下のとおり。
① 「硬」HRC40~72の焼入れ鋼に穴があく「トグロン®ハードシリーズ」。
② 「速」国際特許出願中 1穴0.25秒で20,000穴以上加工可能な高速加工用ドリル「GPドリル」。
③ 「美」売れ筋No.1の「SPセンター」の他、「ねじれ半月ドリル」など、切れ味、面粗度、精度、仕上がりの美しさにこだわった製品を紹介する。
ブース内では碌々産業の加工機MEGA-S400にて、トグロン®ハードロングドリルを使用し、SKD11 HRC60の焼入れ鋼にφ2㎜深さ40㎜以上の貫通穴加工を行う。さらに微細深穴加工や、難易度の高い加工に挑戦する。また、2種類のワークショップを行う。
また、前回のJIMTOFで好評を博した「秘密の部屋」も今年も開設。未発表の新製品を発表する。
■ワークショップ
【日 時】11月3日 (土)15:00~16:00 東京ビッグサイト会議棟607会議室
【テーマ】「脆性材及び焼き入れ鋼加工用小径工具」
【講 師】岩田昌尚社長
*11月2日(金)13:00~14:00から、「穴加工革命~高硬度材へのEピン穴加工及び小径高速穴加工~」をテーマに会議棟6階606でも碌々産業との共同ワークショップを開催。
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イワタツール:ブースNo.西1069
高精度コンセプト搭載の再研削マシン「TGR-016」 宇都宮製作所
宇都宮製作所は、小型・低価格でありながら高性能に工具の再研削が可能なNC工具研削盤「TGR-016」を展示。
この製品はドリルでは切刃形状をセンサーで測定し、ネガランド加工をするソフトを標準装備している。また、オプションソフトでエンドミル、リーマなどに対応している。
マシンの特長は、①対話型のデータ入力可能な加工ソフト(ITPS)を標準装備、②旋回軸及び回転軸には精度、伝達効率に優れるローラードライブを採用――。
宇都宮製作所:ブースNo.西1056
新製品! OSGフェニックスシリーズを展示 オーエスジー
オーエスジーは、新製品の刃先交換式工具プレミアムブランド、「OSGフェニックスシリーズ」にラフィングエンドミルタイプ「PSEL」が見所だ。
「PSEL」は不等アキシャルレーキ角仕様で振動抑制・低抵抗加工を実現し、肩削りカッタ「PSE」と共通インサートで使い勝手に優れている。また、ヘッド交換式エンドミル「PXM」にもラフィング形状2タイプ「PXNL(弱ねじれ)」、「PXNH(強ねじれ)」が追加された。
この他にも、さらに顧客から期待されかつ進化したOSGフェニックスシリーズの新製品が、JIMTOFで発表される。また、革新的な工具を開発している世界的なメーカーであるセラティジット社の商品の展示を行い、幅広く紹介するとしている。
広報担当者は、「会場にてぜひともお客様ご自身の目でご覧ください」とのこと。その他、「穴ねじ加工用工具コーナー」や、「業種別の展示コーナー」を設け、自動車、航空機、部品、金型といった切り口で最新工具、最新技術を提案してくれる。
■ワークショップ
【日 時】11月3日(土)13:00~14:00 東京ビッグサイト会議棟6階606会議室
【テーマ】「タップ・ドリル・ミリング加工における差別化の提案~モノづくりの現場で、どんな差別化をお客様に提供できるのか?~」
・第一部:タップ、ドリル加工/第二部:インデキサブル、エンドミル加工において
【講 師】乗松顕太朗開発グループ穴開け開発チームリーダー/渡邊克俊インデキサブルツールプロダクトマネージャー
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オーエスジー:ブースNo.西1068
「匠の技を未来の形に、OKKのリアルテクノロジー」をテーマに最新機種を展開! 大阪機工
OKKは展示会のベスト3として、5軸制御立形マシニングセンタ「VC-X500」、立形マシニングセンタ「VM76R」、横形マシニングセンタ「HM5000」を挙げている。使いやすい5軸機として一般加工ユーザ向けに商品化されたのが「VC-X500」。今までの5軸機の操作性を徹底的に分析し、使う人に優しい5軸機を目指したマシンだ。剛性と高精度を両立させ、転がり案内のローラガイドを採用することで、高速性を実現し、切削性能も十分に備えた5軸加工が可能になった。稼動範囲を広く設定することで、中、小物ワークの一般加工からブレードまでワンチャッキングで加工可能になっている。また、今回、高剛性・高切削性能で定評のある立形マシニングセンタVM/Rシリーズに、「VM43R」、「VM76R」を追加している。VMシリーズの特長である切削性能にさらに磨きをかけ、従来のVMシリーズの高剛性高切削性能を継承しチタン、インコネルなどの難削材の加工にも十分な能力を発揮する。主軸軸受内径は、50番テーパにφ100mmを採用し、ギヤ駆動主軸#50-6,000min-1標準仕様に加え、ギヤ駆動主軸#50-8,000min-1およびMS駆動主軸#40-14,000min-1/20,000min-1、#50-12,000min-1も準備している。
さらにシリーズ3000台の納入実績に培われた技術に基づき、多様化する加工ニーズ・省人化への対応、使いやすさとECOを実現して、新たに高精度・高速横形マシニングセンタ「HM5000」を追加した。自動車や一般産業機械などの量産部品加工をはじめとし、航空機や建機などの加工にも対応し、守備範囲の広い加工性能を備えている。特長は、①高速性能の向上、②加工エリアの拡大、③使いやすさの向上、④ECO対応、⑤豊富なオプションを準備し、幅広いユーザニーズに応える機械としている。
なお、同社の一番の見所は、重切削加工機横形マシニングセンタ「MCH10000」による高剛性な切削性能を活かした迫力ある鉄材の重切削加工だ。「削れるOKK」を実演加工で表現してくれる。
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大阪機工:ブースNo.東6009
耐熱合金を熟知したダイジェットならではの工具群! ダイジェット工業
ダイジェット工業が今回展示するのは、航空機産業をターゲットとしたアルミ合金・チタン合金加工用刃先交換式工具「エアロチッパー」、刃先交換式で高能率穴あけ加工が可能な「TA EZ ドリル」、多刃使用の金型の高速・高能率加工用工具「QMミルシリーズ」など最新切削工具だ。耐熱合金を熟知したダイジェットならではの工具群が広がる。「TA EZドリル TEZ形」は、刃先交換式超硬ドリル。刃先部を溝部側面からねじ止めする方式となっており、簡単なチップ交換で新品同様の使用が可能なため、経済的であえるうえ、低切削抵抗の刃先形状採用で消費電力値が30%と大幅に低減されている。
航空機産業等で使用されるアルミ合金・チタン合金を高速・高能率・高精度に加工する刃先交換式工具「エアロチッパー MAL/ALX形」も要チェックだ。上面にスクイを付けた低抵抗形インサートの採用で切り屑排出性に優れ、アルミ合金加工時の切屑排出量はφ50にてQ=2,250cc/minを達成している。また、「QMミルシリーズ」では、独自の低抵抗3次元チップと多刃仕様により、高速・高能率加工を実現している。QMミル「MPM形」はφ32で8枚刃と超多刃仕様で小切込み超高速加工が可能で、φ10からをラインナップしており、ソリッドエンドミルの代わりに使用することができる。
他にも炭素鋼、合金鋼、工具鋼、鋳鉄、鋳鋼の突き加工に威力を発揮する「バーチカルZ」なども展示しており、日頃から「難削材が能率良く削れない・・・・」と悩んでいる方は、ぜひ耐熱合金を熟知したダイジェット工業に足を運ぶといいだろう。
■ワークショップ
【日時】11月5日(月)13:00~14:00 会議棟6階 605会議室
【テーマ】「難削材加工を攻略する最新切削工具のご紹介」
【講師】切削工具技術部 課長代行 山本 孝
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ダイジェット工業:ブースNo.西1055
あらゆる機械加工ユーザーの生産性向上に貢献する商品群を展開 大昭和精機
工作機械の主軸インターフェイスの多様化によって、ツーリングシステムがより重要な役割を担っているが、今回のJIMTOFで「BIG」の愛称で親しまれている大昭和精機が展開するのは、“高精度・高品質”をキーワードにトータルツーリングシステムであらゆる機械加工ユーザーの生産性向上に貢献する商品群。中でも突き出しが長い加工での高速・高能率加工を実現する「スマートダンパー」は防振機構内蔵でビビリを瞬時に減衰する期待の新製品だ。 以前から好評だった高精度ハイドロチャックもさらなる進化を遂げている。干渉対策を極めるため先端外径MINφ14mmのスリムなボディ、最大35,000min-1の高速対応を実現したのだ。振れ精度も3µm以下の高精度を誇り、高い振れ精度により仕上げ面の向上と刃具寿命の向上を可能にした。(繰り返し芯ズレ精度1.5µm以下)実はこの製品、前回のJIMTOFでは参考商品で展示していたもので、この2年の間に同社では開発を重ね、加工現場で働くユーザーのために様々な工夫を凝らしていた。剛性・精度に差が出るスリーブ一体化構造も特長のひとつで、一般のOリングでシールするツーピース型に比べ剛性が高く、2カ所の油圧室による2点支持と短い突き出し長さにより一層の振れ精度を向上させている。なおかつ音も静かなのである。
ほかにも簡単操作で工具補正値の登録ミスを軽減する工具補正登録システム「T-Scan(Tスキャン)や、デジタル表示なので作業者が変わっても人的な誤差を最小限に抑制することが可能な「EWDデジタルボーリングヘッド」など、見所が満載だ。
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大昭和精機:ブースNo.西2057
世界最小の微細工具!? 最先端の微細加工に貢献するエンドミルを展示! 日進工具
「超硬を超硬で切削!? 世界最小の微細加工!?」小径エンドミルのリーディングカンパニーにふさわしい衝撃的なキャッチコピーを掲げる日進工具は、次世代の微細加工分野を開拓する最先端のエンドミルを展示する。同社は、小径分野の国内トップシェアメーカー。
今後ますます小型軽量化する製品の金型や部品の加工に悩みを持つ現場の強い味方となるべく加工相談はもちろん、コストダウン提案なども行う。
今回の展示会の目玉となるのは、「3枚刃ロングテーパーネックボールエンドミル(MRBTNH345)」、「cBNスクエアエンドミル(SSE400/600)」、「PCDスクエアエンドミル(PCDSE)」。 中でも特に注目したいのは「cBNスクエアエンドミル」と「PCDスクエアエンドミル」だろう。
同社は加工現場の声を丁寧に拾い集め、研究開発に活用しているが、情報端末機器の小型化・軽量化に伴い端末機器内のコネクタの微細化やLED照明の普及などの市場動向から、「LED用金型やコネクタ用金型といった精密金型への要求に隅部形状をエッジ(ピン角)化したい」との加工現場の声を聞いた。現状、切削での金型隅部の加工はラジアス工具での対応(コーナーR0.02~)放電加工・研削加工でもエッジを出すのは困難とされているが、微細工具のリーディングカンパニーの強みを活かして今回、切削による高硬度材への隅エッジ(R0.02以下)部の加工を可能とするエンドミル「SSE400/600」の開発に成功し、お披露目となった。一方「PCDスクエアエンドミル(PCDSE)」は、高価な単結晶より安価でありながら、ナノレベルの高品位な切削面を安定して得ることが可能でnm加工領域としては購入しやすい工具を目指してダイヤモンド焼結体を工具素材としたエンドミルの開発に成功したものである。
なお、同社ではJIMTOF初日に会場内からUSTREAMでLive(生中継)を行う。
協賛する工作機械メーカーとの情報やワークショップ中継、特別技術セミナーや、新製品紹介コーナーまで広くオンエアされる。
■ワークショップ
【日 時】11月2日(金)15:00~16:00 東京ビッグサイト会議棟6階607会議室
【テーマ】「硬脆材の微細・精密切削加工」
【講 師】遠藤孝政 開発部研究チーム
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日進工具:ブースNo.西1009
日本製品の強みを引き出す加工アプリケーションを展示 日立ツール
日立ツールは、「品質」「機能」「性能」「発想」が埋め込まれている日本製商品に貢献すべく、切削工具メーカーの視点から、新製品開発のヒントになるような加工アプリケーションを展開する。同社の目玉製品は、「平成24年度超硬工具協会賞」で技能功績賞を受賞した「エポックSUSシリーズ」をはじめ、「エポックディープエボリューションシリーズ」、「鋼一般ミーリング加工用インサート」、「アルファデュアルフェイスミル」。「エポックディープエボリューションシリーズ」は、小径加工で問題となるビビリ振動を抑制できる形状とチッピングが起こりにくい丸形、耐摩耗性を抑制できる形状を採用しているため形状誤差量が少なく高精度加工が可能になる。また、「鋼一般ミーリング加工用インサート」は、高能率加工に対して、CVD法を用いた耐摩耗性に優れる新開発の微細化柱状組織硬質皮膜と、膜密着性に優れる圧膜のαアルミナにより、インサート工具の耐摩耗性と耐熱性を改善する工具である。コーティング膜の結晶粒径を微細化した柱状組織を有する微細化柱場組織硬質皮膜の採用で、皮膜硬度が向上し、耐摩耗性が優れ、工具の損傷を低減させている。鋼一般ミーリング加工の場合、従来品と比較して乾式切削にて2倍の寿命を実現した。
■ワークショップ
【日 時】11月1日(木)13:00~14:00 東京ビッグサイト会議棟6階607会議室
【テーマ】加工ソリューションのための最新切削工具
【講 師】岩田正巳 技術本部 技術士(機械部門)
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日立ツール:ブースNo.西1017
多様なソリューションを提供できる不二越は見所満載!
材料から商品までの一貫生産のもと、機械加工、ロボット、機能部品、材料事業をあわせ持つ多様なソリューションを提供できる総合機械メーカーのNACHIこと不二越。機械はブースNo.東3011にて、多様化する消費者の価値観へのスピード感ある対応を目的に「シンプルスリム」、「変種変量・汎用」、「高付加価値」、「工程集約」のキーワードで出展。一方切削工具は、「常識を変える新発想工具」のテーマのもと、「抜け際のバリがでる」「傾斜面は2工程」「能率を上げるとビビる」など今まで当たり前と思っていた加工の常識を新発想工具で覆し、大きな生産性の改善の提案をする。
同社の目玉製品は、穴開けの常識を変えた180°フラットな「アクアドリルEX フラットシリーズ」。特長は、①抜け際のバリが小さく後工程のバリ取りを縮減、②前加工なしではドリル加工ができなかった傾斜面の穴加工が一発で可能、③多機能なフラットドリルが6品種にシリーズ拡張し、5Dまでの穴深さと10Dまでの穴位置深さに対応。さらにオイルホールのラインナップにより適用被削材をステンレス鋼まで拡大、④耐熱性と耐摩耗性を向上させたアクアEXコートにより長寿命。ダブルマージン採用により、穴加工精度を向上――である。ほかにも不等分割・不等リード刃先形状の採用により、びびりを抑制し、高品位な加工面を実現する超硬コーティングエンドミルの「GSX MILL VL」など多彩なソリューションを持つ不二越らしく見所も満載なブース展開となっている。
■ワークショップ
【日 時】11月2日(金)15:00~16:00 東京ビッグサイト会議棟6階605会議室
【テーマ】新発想! 加工の常識を変える切削工具
【講 師】松本克洋
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不二越:ブースNo.東3011/西1052
世界が認めた「TMAC」 ブルームLMT
世界中の工作機械、自動車及び航空機産業に貢献するブルームは、経済効率や精度、製造工程に高付加価値をもたらす商品群を展示。フェイスギア採用により回転方向のモーメントがかかっても精度良く計測できるタッチプローブ「TC53/TC76」や、障害物の影響を受けることなく高精度計測が可能な新製品ラジオプローブ「TC60」など多種多様な金属加工会社にとって不可欠な装置の数々を披露する。特に同社が今回力を入れているのは、新製品「TMAC」。
この製品は、工具消耗やクーラント不足などによる主軸過負荷をリアルタイムで効果的にモニターすることで工具交換、生産性低下、不良ワークなどによる多額の無駄なコストを削減する。加工条件を最適化し工具寿命を改善するので生産現場に絶大な経済効果をもたらす。「TMAC」は、工具摩耗により切削負荷(電流値ではなく馬力)が増加する法則に基づいて機能し、工具寿命を加工時間・回数で管理せず実際の主軸負荷で管理できるという優位性を秘めている。モニリングと適応制御のプロセスを記録するためにWindows上で動作し、TMACビューアーは加工中の馬力、モニタリングのスタート・ストップ、アラーム、主軸回転、クーラントデータの記録、保存をしてくれるので、加工状況と問題を診断するツールとしても使える。もちろん印刷することも可能だ。さらに、主軸の保守の観点から、主軸寿命の追跡及び主軸の欠陥を予知するために使用することができる。
■ワークショップ
【日 時】11月2日(金)11:00~12:00 東京ビッグサイト会議棟6階605会議室
【テーマ】机上計測を用いた機械加工の自動化推奨
【講 師】左山邦彦
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ブルームLMT:ブース西3050
独自の加工技術で設計から製造までサポート! 日本初お披露目最新マシンも展示! 牧野フライス製作所
牧野フライス製作所は、CAD/CAMから切削加工機、形彫放電加工機そしてワイヤ放電加工機まで、幅広い製品ラインナップと独自の加工技術により、金型加工・部品加工を設計から製造までサポートする。横形マシニングセンタ「a51nx/a61nx」によるアルミニウム・鋳鉄の高能率加工、微細精密加工機「iQ300」による超硬の直彫り加工を中心に、最新の加工技術と加工事例を展開。今回の目玉は、日本初お披露目のワイヤ放電加工機「U3」と横型マシニングセンタ「N2」シリーズ。「U2」は仕上げ加工回数を削減し、厚板を高い真直精度で加工、段差形状の厚物部品を高速で加工するマシンだ。一方、横型マシニングセンタ「N2」は、小物アルミダイカストの多面加工部品の生産性を従来と比べ飛躍的に高めることができたマシンで、高速・高精度加工を可能にしたコンパクトな機械構造が特長である。このマシンのためにつくった主軸に独自の技術が詰まっており、30番の主軸でもアルミダイカストの加工には十分な剛性が他にはない優位性となっている。立ち上がり速度は0.8秒(20,000回転)。
なお、デモ加工ではノートパソコン筺体(アルミ)の削りだしを行う。切削力、切り屑処理を確かめる絶好のチャンスである。
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牧野フライス製作所:ブースNo.東2009
業界初! 省スペースを実現した立形ねじ研削盤が登場! 三井精機工業
「Sense of mission~求められるものを最高の形で」をテーマとしてユーザーニーズを反映した最適なソリューションを提案する三井精機工業。ジェイテクト、光洋機械工業の3社の共同出展でグループの総合力を生かした見所満載の展示内容で来場者を迎える。今回は、三井の強みである5軸マシニングセンタ2台とねじ研削盤を出展する。
5軸機については小型から大型までのラインアップを強調、また種類の豊富さも合わせてPR。DDモータは以前から手がけていたが、今回はより大型で高トルクなものを開発した。同社では、「大型5軸機は、需要が増大している難削材の高能率加工のため、高い機械剛性、振動の低減、最適なクーラントシステムの構築等を手がけているが、中でも主軸の高トルク化については特に力を入れている分野」としており、目玉となる出展機は、大型の5軸横形マシニングセンタ「HU100-5X」、回転・傾斜軸に新たにDDモータを採用した5軸立形マシニングセンタ「Vertex750-5X」、省スペースを実現した立形ねじ研削盤「VGE60A」の3台。
中でも「VGE60A」は、ねじ研削盤として業界初の立形仕機で、最大700mmのワークがセットできる研削盤としては驚異的な省スペースを実現した“業界初”の新製品である。
砥石自動交換もでき、ねじ溝の研削に加えて外径研削等と複合加工も可能なうえ、砥石軸を90°(ワークと平行)とすることでスプライン等の加工も可能となる。剛性の高いベッドを基本としてテーブル、コラム等をモジュール化することでさまざまな展開が広がる。ちなみに加工ねじ長さ200mmのVGE20Aも同時開発する。特長は①設置スペースはクーラントタンクを含めても幅1.9m、奥行き2.8m、②主要モジュールを45°オフセットしたことで極めて良好なワーク、砥石へのアクセスを実現、③NC制御で心押台の移動が容易、④ねじ研削盤として高いコストパフォーマンスを達成、⑤先進的なデザイン――である。
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三井精機工業:ブースNo.東3014
新機種8台を含む32台の工作機械を出展! 森精機製作所
森精機製作所は新機種8台を含む計32台の工作機械を出展。「THINKING BEYOND TECHNOLOGY」をテーマに、会場にDMG / MORI SEIKIの技術を結集する。今回、NLX2500発表以来、好評を博している「NLXシリーズ」のフルラインアップを世界初公開する。チャックサイズ6インチの「NLX1500」、8インチの「NLX2000」、そして12インチの「NLX3000」の3クラスを新たに発表し、また、DMGからは、自動車のエンジンやパワートレイン部品の加工に最適な高精度横形マシニングセンタ「DMC 60 H linear」など5台の新機種を発表する。また、20面パレットプールを融合した「DMC 65 monoBLOCK®」など欧州市場で鍛えられた5軸マシニングセンタの新機種も出展し、生産性を向上する工程集約や省人化を提案する。■ワークショップ
【日 時】11月3日(土)11:00~12:00東京ビッグサイト会議棟6階607会議室
【テーマ】難削材加工の生産性向上と省エネルギーな加工技術の紹介
【講 師】秀田守弘 エンジニアリング本部 加工技術部 先端加工技術課
森精機製作所:ブースNo.東3025
新技術を盛り込んだ高トルク主軸「YBM 10T-100TT」に注目! 安田工業
今回の目玉は、YASDA伝統の角ガイドウェイ採用の高剛性立型5軸機「YBM Vi40」、全軸リニアモータで高い運動性能と低振動を実現させた微細加工機「YMC430Ver.Ⅱ」に“DDモータ駆動”採用の内製チルトテーブルを搭載させた「YMC430+RT10」、新駆動方式を採用し高効率化を図ったテーブルチルト軸や、2つのモータの組合せにより幅広い回転域を実現させた主軸を搭載させた「YBM 10T-100TT」。この横型5軸マシニングセンタ「YBM 10T-100TT」は難削材から形状加工を高効率・高品質に仕上げることができる5軸制御機。パレットサイズ1000x1000mm(最大加工物φ1500mm、2t)のテーブルチルト方式を採用。新技術を盛り込んで難削材を高能率で加工することを可能にした高トルク主軸は、低速50min-1から高速8,000min-1までの広範囲で2つのモータを状況に合わせた組み合わせで駆動させ、高トルクが必要になる重切削と、面品位や形状精度が必要になる仕上げ切削の両方に対応。またテーブルチルト軸には従来方式に比べて30%以上の高効率化を図った新駆動機構を左右に採用して発熱を抑え、クラストップレベルの高精度と高剛性を両立させている。
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安田工業ブースNo.東4014
ニューコンセプトマシン2機種を初お披露目! 碌々産業
微細加工機で有名な碌々産業は、今回、「微細加工機の進化論~微細加工機のリーディングカンパニーからの提案~」をテーマに展開する。出展機械は超硬精度高速微細加工機「Android(アンドロイド)」と高精度高速5軸微細加工機「CEGAⅢ/5AXP」。
「Android」の特長は、①A-H・I・S : 室温追従型機体温調システム搭載 Advanced Heat Isolation System、②高い剛性を要し高精度を維持する熱対称フレーム構造、③完全熱対称フレーム構造、及び有限要素解析による構造解析実施、④全軸リニアモータ駆動採用で全軸対向配置にする事により吸引力を相殺、移動物やガイドにかかる偏荷重を抑制、特殊精密転がり案内採用で、従来問題となっていた微小ウェービングを抑制、ウェービング影響の無い高面品位加工を実現、⑤スプリングレス新型クランプ機構を採用する事により、全回転域で主軸振れを抑制、高精度・高品位加工を実現した信頼を搭載した主軸。
一方、切削美を追求した一貫した設計理念を持つ「CEGAⅢ/5AXP」も、限界レベルでの加工面品位と寸法精度を追求するにふさわしい熱変位対策を持ち、XYZ高精度3軸位置決め能力と付加2軸割出し精度の極限融合を実現した5軸仕様機だ。交換精度 ±1μm(実績値)の自動ワーク交換システムにより完全無人化連続運転が可能になる。(CEGAIII / AHC, CEGAIII / APC)。
ほかにも今回初お披露目する2機種があるというので要チェックである。
同社の海藤社長は、「提案していくのがリーディングカンパニーの役目。微細でも部品でも生産性が追求されていくので、長時間運転しても不安のない安心して使える機械が必要になります。今回のワークサンプルは、加工トレンドとして金型の競争力を高める“超硬直彫り”など展示していますのでぜひご覧ください」としている。
■ワークショップ
【日 時】11月2日(金)13:00~14:00 東京ビッグサイト会議棟6階606会議室
【テーマ】穴加工革命~高硬度材へのEピン穴加工及び小径高速穴加工~
【講 師】丸山智大 碌々産業 / 岩田昌尚 イワタツール
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碌々産業:ブースNo.東6012