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9月分工作機械受注統計 日工会

日本工作機械工業会がまとめた9月分の受注実績は以下の通り。2010年9月分工作機械受注総額は920億円(前月比+7.2%・前年同月比△+113.6%)となった。【9月分内需】271億円(前月比△5.3%・前年同月比+38.7%)① 一般機械 115億円(前月比△11.7% 前年同月比+21.9%)  うち金型  20億円(前月比+50.8% 前年同月比+38.3%)② 自動車  64億円(前月比△16.0% 前年同月比+76.4倍)  うち部品 45億円(前月比△15.3% 前年同月比約2.3倍)③ 電気・精密 36億円(前月比△7.3% 前年同月比+93.1%)④ 航空機・造船・搬送用機械 11億円(前月比+90.4% 前年同月比△27.2%) 【4月分外需】649億円(前月比+13.4%・前年同月比+175.9%)①アジア:362億円(前月比△2.0% 前年同月比約2.5倍)・東アジア:298億円(前月比+6.0% 前年同月比約2.8倍%)・その他アジア:64億円(前月比△27.6% 前年同月比+61.3%)②欧州:94億円(前月比+30.9% 前年同月比 約2.3倍)③北米:177億円(前月比プラス54.5% 前年同月比約4.1倍)

深穴加工用「トグロン®ハードロングドリル」を追加! イワタツール 

イワタツールがHRC40~70の焼入れ鋼に穴があくトグロン®ハードシリーズに、20D以上の貫通穴加工が可能な新製品、深穴加工用「トグロン®ハードロングドリル」を追加発表した。同社では、10月28日(木)~11月2日(火)、東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2010」(西1ホールW1079)にて、世界最速 1穴0.25秒で20000穴以上加工可能な新製品「GPドリル」や売れ筋No.1の「SPセンター」の他、人気急上昇中の面取り工具「トグロン®シャープSP」など、切れ味、面粗度、精度など、仕上がりの美しさにこだわった製品を展示する。 なお、同社では展示会開催中に以下のワークショップを開く。テーマ:「焼入れ鋼への深穴加工」と「超高速穴あけ加工」について日 時:2010/10/28(木) 13:00~14:00場 所:東京ビッグサイト会議棟6F 605会議室【加工実演】碌々産業株式会社の加工機「CEGAⅡ-542」にて、「トグロン®ハードロングドリル」を使用し、HRC60の焼入れ鋼にφ2㎜深さ40㎜以上の貫通穴加工を実演。【秘密の部屋】 参考出品製品を、お得意ユーザーだけに紹介する。

長い突きだし量で高能率加工! 日立ツール

日立ツールは、大型機械部品加工、大型金型加工及び工作機械製造分野でのL/D=6以上の突き出し長さの加工において問題となるビビリ振動を抑制し、大幅な加工能率向上が図れる防振アーバーの開発に成功した。
従来、L/D=6以上の突き出し長さの加工ではビビリ振動が生じ易いため、切り込み量及び送り速度を小さく設定せざるを得ず、能率の低い加工になっていたが、同社ではこの課題を解決するため、長い突き出し長さで高能率加工が可能な防振アーバー『AVアーバー』(φ40~φ63用)を発売する。

1.特 長
ダンパー(動吸振器)を内蔵
アーバー本体内にダンパーを内蔵することにより、減衰比が通常アーバーの約6倍になっている。
従来工具ではビビリ振動を発生する切込み量でも高能率加工が可能となり、安定した 加工状態のためインサートの寿命が大幅に向上する。
AVアーバーは従来アーバーに比べて加工能率2.5倍、工具寿命10倍(φ50×L400mm時)の性能が得られる。

AVアーバ
AVアーバ

西日本最大のものづくり専門店が10月6日(水)より開催

第13回 関西 設計・製造ソリューション展/第13回 関西 機械要素技術展/第2回 新エネルギーEXPO 大阪/第1回 医療機器 開発・製造技術EXPO 大阪が、来る2010年10月6日(水)~8日(金)までの3日間、上記の展示会がインテックス大阪で開催される。同展示会は、モノづくりの最先端技術が一堂に集まる西日本最大の専門展として、西日本ユーザーにとって欠かせない場として定着しており、例年多数の専門家、ユーザーが来場している。また本年は、『医療機器 開発・製造技術 EXPO 大阪』が新規開催されることとなり、大きな注目を集めている。なお、展示会招待券(無料)は展示会ホームページ( http://www.reedexpo.co.jp/DMK/ )にて受付けているとのこと。

“Xクラス”に高精度・高効率複合加工機 “NTX1000”が登場 

森精機製作所は、このたび「Xクラス」を発表した。今回、複合加工機モデル「NTX1000」の受注を2010年9月14日から開始した。

「NTX1000」は、複雑形状の高精度加工や高能率加工が求められる医療機器や計測器などの小型精密部品加工に最適な複合加工機。①独自技術、②高い操作性、③省スペース、④熱変位対策、⑤MAPPSⅣ+ESPRIT、⑥豊富なバリエーション――など多くのニーズに幅広く応える。

【特長】
①独自技術
機械構造には当社独自技術の“DDM(ダイレクト・ドライブ方式モータ)”、“ORC(オクタゴナルラム)”、“BMT(ビルトインモータ・タレット)”を採用、小型精密部品の高精度な完品加工を実現。

②高い操作性
機械カバーは丸みを持たせたXクラス共通デザインを採用、またキーボードに傾斜を設けることで、操作性の向上を図っている。

③省スペース
設置面積が当社従来機比で約40%削減。単位面積あたりの生産性が飛躍的に向上した。

④熱変位対策
第1主軸にはゼロ芯主軸構造を採用、主軸台正面形状をX軸方向、Y軸方向共に対称形にすることで、熱による主軸中心の変位を防ぐ。またORC(オクタゴナルラム)は対角線上にある摺動面が発熱に対して対称に変位するため、互いの変位量を相殺します。これにより可動体の中心を一定に保つことができ、高速高精度加工を可能にした。

⑤MAPPSⅣ+ESPRIT
操作パネルには新型高性能オペレーティングシステム「MAPPSⅣ」を搭載。自動プラミングソフトウェア(標準)とCAMソフトウェア「ESPRIT」(標準)により、難易度の高い加工プログラムにも、お客様の使用環境にあわせた対応が可能。さらに3次元干渉チェック機能(標準)により主軸、ワーク、生爪、工具、ホルダ、刃物台などの干渉を3次元でチェック。自動・手動の運転モードで干渉を検出した場合、機械を停止させることで、世界最高レベルの安全性を実現した。

問い合わせ先は users@moriseiki.co.jp まで