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タンガロイが多機能溝入れ加工用工具EasyMultiCut(イージーマルチカット)高圧クーラント用内部給油穴付きブレード『EGP-CHP』&高圧クーラント用内部給油穴付きツールブロック『CTBU-CHP』を発売

 タンガロイ(社長=木下聡氏)は、多機能溝入れ加工用工具『EasyMultiCut』(イージーマルチカット)に高圧クーラント用内部給油穴付きブレード『EGP-CHP』と高圧クーラント用内部給油穴付きツールブロック『CTBU-CHP』を拡充し、このほど発売を開始した。

 多機能溝入れ加工用工具EasyMultiCut(イージーマルチカット)は、独自のインサートセルフクランプ方式により、インサートのクランプ剛性や工具剛性に優れている。また押え金を持たない構造のため、切りくず排出が難しい端面溝入れ加工で特に威力を発揮し、高能率加工を実現。

 溝入れ加工の深さに合わせて突出しを調整(最大突切り径φ120mm)でき、最適の工具剛性を確保しつつ加工が可能。またブレード先端にクーラント給油穴を備えており、常に安定して刃先に切削油の供給が可能で安定した寿命を得ることができる。

主な特長
①EGP-CHPブレードは4,5,6mmに対応
②最大突切り径はφ120mm

標準価格
EGP32-4D-CHP29,400円(税込み31,752円)
CTBU25-32-CHP43,160円(税込み46,613円)
アイテム数:ブレード3形番
ブロック1形番

【注目】「INTERMOLD2016/金型展2016/金属プレス加工技術展2016」併催行事の詳細

 4 月20 日(水)~23 日(土)の4 日間、インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5-102)で「INTERMOLD2016/金型展2016」(主催:一般社団法人日本金型工業会・テレビ大阪)、「金属プレス加工技術展2016」(主催:一般社団法人日本金属プレス工業協会)を開催するにあたり、併催行事の詳細がリリースされた。 基調講演では、カルソニックカンセイ(株)取締役会長の中村克己氏(日本自動車部品工業会副会長)を講師に迎え『自動車部品産業における技術動向とグローバル競争の現状と課題』と題した講演を行う。また、特別講演では日本自動車部品工業会 技術顧問の今井 英二氏を講師に迎え、素形材産業にとって最重要となる自動車部品業界からの来場動員を一層強化する。 これらに加えて今回は協賛団体である日本工作機械工業会との連携事業として、『工作機械ユーザ向けメンテナンス講習会』を開催。また、総合プラスチック専門展「プラテックス大阪」(主催:日本プラスチック機械工業会/一般社団法人日本合成樹脂技術協会)との同時開催による相乗効果も期待されている。 事務局では2 月より事前来場登録を受付開始するとともに、基調講演の事前登録(受講無料)も併せて受付を始める。↓事前来場登録は下記の公式ホームページから受付↓http://intermold.jp/jizen

1.基調講演 (事前登録制・受講無料)

開催日時:4 月20 日(水) 11:00~12:30(60 分または90 分)会場:インテックス大阪国際会議ホール定員:約300 名 スクール形式 聴講無料・事前登録制講師:カルソニックカンセイ株式会社 取締役会長 中村 克己氏(日本自動車部品工業会 副会長)テーマ:『自動車部品産業における技術動向とグローバル競争の現状と課題』 部工会の総合技術委員会で取り組んでいる環境問題への対応を紹介すると共に、大きく車の価値や自体が変わる可能性を秘めた自動運転や環境に貢献する技術の動向について説明する。また、自動車部品産業が置かれているグローバル競争の現状と、そこで勝ち残っていくための方向性ついて述べ、日本製品の競争力をベースから支える生産技術(金型や成型・加工技術等)への期待にも触れる。

2.特別講演会 (事前登録制・受講無料)

自動車部品製造技術フェア 特別講演会日時:2016 年4 月22 日(金) 10:30~12:00会場:インテックス大阪 国際会議ホール定員:約300 名(聴講無料・事前登録制)講師:日本自動車部品工業会 技術担当顧問 今井 英二氏テーマ:『最新の自動車技術動向 -ADAS と自動運転- 中小企業の研究開発事例の紹介』 現在の自動車の三大技術課題は、環境技術・安全技術・情報化である。今回は、これまでの自動車安全に関する歴史を振り返り、どのような進化が進められてきたか、また今後どのように発展するかを、ADAS や自動運転開発の現状を踏まえて解説する。また、平成27 年度の経産省委託事業の「戦略分野コーディネート事業」において選別ヒアリング調査を行った中小企業35 社の中から、特にユニークな技術を持つ企業の事例紹介を行う。日本の自動車産業のグローバル化や部品共通化が進む中で、それぞれの技術分野であるいはその境界領域での研究事例の紹介は、他の多くのTier2/3 の今後の活動に参考になるとともに、各OEM/Tier1 が具体的な適用開発を進める有意義な情報となれば幸いであるとしている。

3.金属プレス加工技術 特別講演「ものづくり産業フォーラム」『グローバル市場の中のものづくり産業~国内生産か国外生産かそれとも・・ ~』

日時:2016 年4 月22 日(金) 13:00~17:00 【受付:12:30 開始】会場:インテックス大阪 国際会議ホール定員:300 名(聴講無料・事前登録制)【司会・コーディネーター】相澤 龍彦氏 芝浦工業大学 デザイン工学部 デザイン工学科 教授) 拡大するグローバル市場の中、IOT(Internet of Things)の時代を迎えようとしている現時点で、日本固有のものづくりDNA としての価値が、欧米各国から注目されている。本フォーラムは、このDNA から、いかに新しいRNA を創出し、世界をさらにリードするものづくり技術を提案していくのかを議論する。「国内にとどまるのか」「海外に生産拠点をおくのか」という二者択一の黒白議論ではなく、より広いパースペクティブからのものづくり産業論を問う。13:10~14:00 講演1  講師:兼村 智也氏(松本大学 総合経営学部 総合経営学科 教授)「アジアの中の日本―経済の視点からのものづくり産業展開」14:05~14:40 講演2  講師:小松 隆史氏(株式会社小松精機工作所 常務取締役)「諏訪ブランド発信から見える日本ものづくりの立ち位置」14:45~15:20 講演3  講師:南谷 広章氏(株式会社名古屋精密金型 代表取締役社長)「ベトナム・インドネシア・日本を巡る若手経営者の視点」15:25~16:00 講演4  講師:上田 勝弘氏(大垣精工株式会社 代表取締役)「大垣―長崎―沖縄と展開する熟達経営者の視点」16:10~17:00 パネルディスカッション【司会・コーディネーター】相澤 龍彦氏(芝浦工業大学 デザイン工学部 デザイン工学科 教授)【パネラー】 •黒田 浩史氏(黒田精工株式会社 代表取締役社長)•池上 正信氏(池上金型工業株式会社 代表取締役)•渕脇 健二氏(株式会社秦野精密 取締役 経営企画室 室長)•村元 四郎氏(株式会社村元工作所 特別顧問)•経済産業省 (予定)

4. 協賛団体特別セミナー『工作機械ユーザ向けメンテナンス講習会』

工作機械を長期間、精度を保ち、安全に使用するためのコツ、知識、注意点を簡潔に説明する。主催:(一社)日本工作機械工業会講師:小島 輝一(こじま てるかず)氏東京理科大学 理工学部 非常勤講師 (一社)日本工作機械工業会 サービス部会長日時:2016 年4 月22 日(金) 13:30〜15:00(受付13:00 開始)会場:インテックス大阪 6AB 号館2F F 会議室定員:100 名(受講無料・事前登録制)

5.出展者によるプレゼンテーション

出展企業によるプレゼンテーションセミナー「テクニカル・ワークショップ」18 セッション/「オープンセミナー」44 セッション

日工会主催 工作機械ユーザ向けメンテナンス講習会 

 日本工作機械工業会が、工作機械を上手に使って、すぐに実践できるコツと役立つミニ知識を伝えることを目的に「工作機械ユーザ向けメンテナンス講習会」を今春、大阪、長岡、金沢で開催する。 ・不良品発生や「チョコ停」を減らしたい。 ・精度・速度など、機械の持つ潜在能力を十二分に引き出したい。 ・長く大切に使いたい。 ・安全に操作したい――などについて説明する。 日程は下記のとおり。●4月22日(金)13:30~15:00 インテックス大阪 6(AB)号館 2階F会議室●5月19日(木)16:00~18:00 ホテルニューオータニ長岡 2階白鳥西の間●5月20日(金)16:00~18:00 アパホテル金沢駅前 1階バンケットホール ↓参加希望者は、下記ウェブサイトでオンライン登録をすること↓*大阪→インターモールド展はこちら↓https://www.intermold.jp/seminar/sp/4/*長岡・金沢→日工会はこちら↓http://www.jmtba.or.jp/

重複事業をロボット革命イニシアティブ協議会に移管 ~ロボットビジネス推進協議会が通常総会を開く~

 ロボットビジネス推進協議会(会長=石川達也氏)が3月9日、浜松町東京會舘「チェリールーム」で通常総会を開いた。同協議会は平成18年12月に設立し、次世代ロボットの普及に向けた社会環境の整備に向けた活動を行っていたが、昨年5月に政府の肝いりで発足した「ロボット革命イニシアティブ協議会」との活動に重複性が見られることから、その重複事業をロボット革命イニシアティブ協議会に移管することで、同協議会を解散するとした。なお、重複しない事業については日本ロボット工業会の中で活動を引き継ぐことになった。

セコ・ツールズがT4-12 スクエアショルダミル加工、ヘリカル加工カッタに大型チップサイズを追加

 セコ・ツールズがこのほど T4-12 スクエアショルダミル加工およびヘリカル加工カッタに大型のチップサイズを加えた。鋼、鋳鉄および他の被削材の粗加工、中仕上げ時の切込み深さを高めて、切り屑排出量が向上する。

 T4-12 の信頼性はそのままに、部品当たりの加工コストを削減して円滑な加工作業を可能にする 4 つの波状切れ刃を搭載している。これらのチップはカッタ本体へ接線方向に取り付けるので、安定性が向上し、取り付けねじに簡単アクセスできる。さらにこの取り付け方法では切削力がチップの最も厚い箇所にかかるため、切り屑除去率のさらなる向上が可能になる。

 大型 T4-12 スクエアショルダチップのカッタ径は 25 ~ 125mm(1 ~ 5 インチ)、コーナ R は最大 3.1mm(0.125 インチ) 。また、チップには各種材種と形状を用意している。ノーマルピッチ仕様は溝加工とコンタリング加工、クロスピッチ仕様はコンタリング加工に適しており、カッタは内部クーラント供給口を備えているため、チップ性能も向上している。T4-12 スクエアショルダカッタの取り付けシステムは、シャンクタイプとアーバタイプのカッタに幅広く対応する。

 大型 T4-12 ヘリカル加工チップのカッタ径は 50 ~ 100mm(2 ~ 4 インチ)、コーナ R は最大 3.1mm(0.125 インチ)。チップには高いポジすくい角をはじめ、各種材種と形状を用意している。ノーマルピッチカッタは溝加工とコンタリング加工に適している。クロスピッチカッタはコンタリング加工のみに対応し、軸方向の切込み深さが最大の場合、径方向の切込み深さが 30 %。ヘリカル加工カッタの取り付けシステムには、アーバ、ウェルドン、セコ・ウェルドンなどがある。

モリテックス 9メガピクセルカメラ対応1インチCCTVレンズ「ML-U MP9」シリーズに

 モリテックスはこのほど、9メガピクセルカメラに対応した1インチCCTVレンズ「ML-U MP9」シリーズに焦点距離 6mmの「ML-U0618MP9」、8mmの「ML-U0814MP9」の販売を開始した。

 同社では半導体製造装置や液晶製造装置、電子部品実装機、工場のライン監視、製造ラインなどの画像処理関連分野向けに、光源装置や光ファイバライトガイド、マシンマイクロレンズ(MML)、CCTVレンズ、LED照明装置、CCDカメラ等の光学系部品を組み合わせたマシンビジョンシステムを販売し、広く産業界で利用されている。

 「ML-U0618MP9「ML-U0814MP9」の2機種は、短焦点でより広い視野を高解像度に
観察することが可能で、基板、自動車部品、食品等の検査装置や製造・組立ラインで
幅広く使用することができる。

2016年2月分工作機械受注総額は1,019.1億円 日工会 

日本工作機械工業会がこのほどまとめた2016年2月分の受注実績は以下の通り。2016年2月分工作機械受注総額は、1,019.1億円(前月比+1.6% 前年同月比Δ22.5%)となった。2月は1月から増加するも3カ月連続の1,100億円割れ。1,000億円超は30カ月連続。内需は388.9億円(前月比△1.7% 前年同月比△8.7%)で、2カ月連続の400億円割れ、2カ月ぶりの前年同月比減少。自動車向けを中心に国内需要は堅調持続。外需は630.2億円(前月比+3.9% 前年同月比△29.1%)、4カ月連続の600億円超。1月から大きな変動は見られず前年同月比は9カ月連続減少。内需は引き続き様子見感有り。金融市場の動向が与える影響にも注視。外需は世界経済やEMS特需について今後の動向を注視。

2月分内需

388.9億円(前月比△1.7% 前年同月比△8.7%)。・2カ月連続の400億円割れ。・前月比3カ月連続減少。前年同月比は2カ月ぶり減少。・引き続き補助金等の政策待ちもあって受注は停滞するも堅調持続。① 一般機械  137.8億円(前月比+2.9% 前年同月比△17.6%)  うち金型   20.7億円(前月比△23.0% 前年同月比△6.9%)② 自動車   142.1億円(前月比△1.8% 前年同月比△1.8%)  うち部品   103.2億円(前月比+16.6% 前年同月比+1.4%)③ 電気・精密 32.0億円(前月比+2.9% 前年同月比△10.2%)④ 航空機・造船・搬送用機械 25.4億円(前月比△41.2% 前年同月比+20.5%) 

2月分外需

630.2億円(前月比+3.9% 前年同月比△29.1%)・4カ月連続の600億円超。・前月比は3カ月ぶり増加。前年同月比は9カ月連続減少。・主要三極は北米のみ前月比減少。外需全体では横ばい圏内の動きが継続。①ア ジ ア:255.2億円(前月比+2.1% 前年同月比△50.7%)・東アジア:198.0億円(前月比△0.5% 前年同月比△30.9%)〈中 国〉152.6億円(前月比+5.7% 前年同月比△32.4%)・その他アジア57.2億円(前月比+12.1% 前年同月比△75.2%)〈タ  イ〉13.8億円(前月比+54.3% 前年同月比△43.0%)〈ベトナム〉5.5億円(前月比△24.9% 前年同月比△96.8)〈イ ン ド〉25.1億円(前月比+28.3% 前年同月比+40.4%)②欧 州:167.9億円(前月比+18.5% 前年同月比△1.2%)〈ド イ ツ〉38.4億円(前月比△8.4% 前年同月比△17.8%)③北   米:200.1億円(前月比△2.4% 前年同月比+1.9%)〈アメリカ〉175.3億円(前月比+5.9% 前年同月比△1.8%)〈メキシコ〉 14.2億円(前月比△55.4% 前年同月比+115.5%)

1月分超硬工具主要統計

日本機械工具工業会がまとめた2016年1月分超硬工具主要統計は以下の通り。【超硬合金重量】449トン(前年比94.5)。【超硬工具生産額】切削工具186億2500万円(前年比93.7)、耐摩工具27億9600万円(同84.1)、鉱山土木工具6億4200万円(同72.1)、その他工具12億7300万円(同265.8)、焼結体・工具18億5300万円(同92.7)、合計251億9000万円(同94.8)。【輸出入】輸出98億7800万円(前年比100.1)、輸入61億8000万円(同101.1)。【超硬工具出荷額】切削工具195億4400万円(前年比90.0)、耐摩工具28億2800万円(同83.2)、鉱山土木工具6億8300万円(同70.9)、その他工具11億8100万円(同279.2)、焼結体・工具21億7900万円(同94.0)、合計264億1400万円(同91.7)。【刃先交換チップ】生産2655万6000個(前年比98.7)、出荷2711万個(同94.1)。

タンガロイが87年の歴史上最大のキャンペーン!

あいさつする木下社長
あいさつする木下社長
 タンガロイ(社長=木下 聡氏)が2月16日、パシフィコ横浜 会議センター メインホール(横浜市西区みなとみらい)を会場に、『New Tungaloy Campaign(タンガロイ新製品発表会)』を開催した。同社会長兼IMC社長のジェイコブ・ハルパズ氏が生産性アップに役立つ創造性溢れる新製品のプレゼンテーションを行い、代理店、ユーザーを含め約1,000人が聴講した。木下社長は開会にあたり、「タンガロイは生産性の高い商品をつくるために、投資を集中している。今回は未発表の商品を含めてプレゼンをする」とあいさつをした。

「TUNGFORCE」で倍速加工を可能に

会場内の様子
会場内の様子
 タンガロイの世界規模で展開する『TUNGFORCE(タングフォース)キャンペーン』は、同社の87年の歴史でも最大のキャンペーン。金属加工技術が急速に進化していることから、高速・高能率化工のニーズに答えるため、新型最新工具や工具技術を開発し、各製品ラインをさらにグレードアップしている。この『TUNGFORCE』は、同社が開発した最新切削工具のラインナップで、旋削加工、転削加工、横切り&溝入れ加工、穴開け加工とあらゆる加工に対応するインサートの材種と形状が含まれている。

ハルパズ会長兼IMC社長
ハルパズ会長兼IMC社長
 同社会長兼IMC社長のジェイコブ・ハルパズ氏は、プレゼンの中で、「TUNGFORCEは、高速・高能率加工によりお客様が求める生産性向上を実現する製品具です」と述べおり、このキャンペーンの名称である『TUNGFORCE』の名称についても、「TUNGFORCEには2つの意味がある。TUN“G”FORCEの“G”は引力(Gravity)のG。引力が物体を引き寄せる力であることから“加速化”を意味する言葉として使われている。また、この“G”は材種(Grades)と形状(Geometries)のGでもある。タンガロイは切削工具材種の開発においてひときわ優れた技術を持っており、その技術力は、工具の長寿命化を実現すると同時に驚異的な速度での加工を可能にした」と説明した。

 同社では、競争市場で多くのメーカーが最新の設備に投資をする一方で、切削工具の能力によって生産性の向上が制限されてしまうことに着目し、『TUNGFORCE』製品の開発は、工作機械の隠れた生産能力を引き出すことに重点を置いている。「より短時間でより多量の切屑を排出するよう設計されており、たとえ機械が古くても加工の生産性は確実に向上する」と述べている。

 また、同社の技術革新の中核を担うのは、「エンジニアスタッフ」だとし、研究開発・テクニカルサポートチームは豊富な経験を持ち、切削加工に関するするリサーチや加工作業や工程についても熟知しており、すでに生じている問題ばかりだけでなく、将来起こりうる問題や要求も予測し、先進的な解決策を提案するとしている。

「TUNGFORCEキャンペーン」の豊富な製品ラインナップ!

豊富な製品群も展示
豊富な製品群も展示

 タンガロイ87年の歴史最大のキャンペーン『TUNGFORCE(タングフォース)』の豊富な製品ラインナップは、なんと14品目。

1. EasyMultiCut『EGM チップブレーカ』
2. EasyMulitCut 端面溝入れ用ブレード『EFPR/L』、
高圧クーラント用内部給油穴付ツールブロック『CTBU-CHP』
3. TetraForceCut 『TCM チップブレーカ』
4. 自動盤用突切り工具『DuoJustCut』
5. TetreForceCut 高圧クーラント内部給油穴付ホルダ『STCR/L-CHP』
6. EasyMuliCut 高圧クーラント内部給油穴付端面ホルダ『ETFR-CHP』
7. 小物部品溝入れ、ねじ切り工具『TetraMiniCut』
8. 高切込み・高送りカッタ『MillQuadFeed』
9. 直角肩削りカッタ『DoForceTri』
10. 多機能・高剛性フェイスミル『DoTripleMill』
11. 小径直角肩削りカッタ『TungForceRec』
12. 直角肩削りカッタ『TungTriShred』
13. 高精度倣い加工用カッタ『DoMiniMill』
14. 独創的な設計の最新カッタ『DoTwistBall』

 この中で、独創的な設計の最新カッタ『DoTwistBall』を紹介する。

 『DoTwistBall』は、金型および一般機械部品加工に最適な工具。インサートに独創的なねじれ形状を採用することにより、強固なクランプ機構による安定加工を実現し、荒加工において安定した長寿命加工を可能にする。インサートには高送りタイプとラジアスタイプを標準設定し、同一ホルダに2種類のインサートを取り付けることができる。ホルダにはシャンクタイプ、ボアタイプおよびモジュラタイプを標準設定し、加工用途に合わせた使い分けが可能。また、『DoTwistBall』はボディに大きなポケットを採用することにより、溝加工や掘り込み加工において、切りくずを噛みこむことなく優れた切りくず排出性と長寿命加工が可能。インサート材種には、鋼、ステンレス鋼など多種多様な被削材に対応する『AH3135』と、高硬度鋼や鋳鉄加工に最適な『AH120』を設定する。
『DoTwistBall』は、金型部品などの荒加工において高能率加工を要求されるユーザーの生産性向上を大きく貢献する工具である。

ヤマザキマザックが三重県いなべ市に新工場建設 ~「iSMART Factory」の集大成となる最先端工場で生産性5割アップ~

完成予想図
完成予想図
 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、このほど三重県いなべ市に新たに「いなべ製作所(仮称)」を建設すると発表した。

 「いなべ製作所」は、現在 大口工場と米国工場で先行して進めているiSMART Factory化の集大成となるIoTと自動化を組み合わせた最先端の工場となる。既に建設用地として、三重県いなべ市員弁町に土地を取得済であり、16年度中に建設着工、今後 3-4年かけて段階的に稼働させ、現在桑名市にあるヤマザキマザック精工から生産機能を移管する。
 2019年度中の全面稼働を予定しており、総投資額は約200億円を計画している。

 新工場は現工場比約2倍の延床面積を有し、航空機をはじめ各産業で高まる工作機械の大型化のニーズに対応した大型工作機械の生産工場となる。また新工場では、物流の最適化、さらにはIoTを活用したスマートファクトリー化と自動化で生産性を5割向上させる。

 同社では、「“MAZAK iSMART Factory ”で次世代のモノづくりを実践し、自動化・IoT化に対応した製品・サービス・ソリューションを提案していく」としている。

■新工場の概要

工 場 名 : 「ヤマザキマザック いなべ製作所」(仮称)
所 在 地 : 三重県いなべ市員弁町大字松名新田字松名1
敷地面積 : 約115,000 m2
延床面積 : 約56,000 m2(一部3階建て)
生産内容 : 大型工作機械および5軸加工機
稼働予定 : 2018年初頭 (第一期) 2019年度 (全面稼働)
総投資額 : 200億円 (第一期80億円、第二期以降120億円)